ー茶屋ー小鳥遊堂はじめました弐幕【7】
ー大江戸学園:茶屋小鳥遊堂ー
光姫「ふぅ……何だかんだと長居してしまったな。」
悠「遠慮しないでくださいよ。なんだったらおやつも出しますよ。こっちも新メニューとして出そうと考えてる大福があるんですよ。」
光姫「……」
悠「なにか?」
光姫「たった数時間で体重が大幅に増えそうじゃと思ってのぅ……」
悠「安心しろ、安心しろよ、花京院」
光姫「は?」
悠「大福は低カロリーですから」
光姫「餅と餡を使っているのにどの辺りが低カロリーなのか……。」
悠「知ってます?アスリートとかはエネルギー補給に餡子を摂取することが多いんです。優れた筋肉を手に入れるためにはスポーツドリンクよりも高効果を発揮すると科学的にも証明されているんです。」
光姫「ほほう……いや、それはつまり高カロリーということなのでは?」
悠「……運動すれば大丈夫ってことです!」
光姫「うーん、至極まっとうなことを言っとるんじゃが最初にいった低カロリーという言葉はどこに消えたんだか……」
悠「食べませんか?」
光姫「いや、いただこう」
悠「どうぞどうぞ、豆大福です。」
光姫「ほぅ、これはうっすらと赤く色づいた大福じゃな。」
悠「紫花豆という豆をつかってるんです。もちろん餡も紫花豆と小豆の漉し餡でする。」
光姫「ほう、それではいただこうかの。……ふむ、穏やかで、スッと口の中で溶けて紫花豆の風味が優しいのう。」
悠「でしょう。大福はテイクアウトにも向くし見た目も華やかだし」
光姫「……さっきの定食のメニューの追加といい、大福といい、随分と力の入れようじゃな。」
悠「いや、はは……ちょっと訳がありまして。」
光姫「わけとな?」
悠「…………いや、それがですね。ちょっと借金がありまして」
光姫「借金じゃと!?」
悠「いや、借金というか……闘技会の参加費を久秀に建て替えてもらってた分を返さなくちゃいけなくて」
光姫「そうはいうが、闘技会で2位になったんじゃ。相当な儲けが出ているはずじゃろ。」
悠「ええ、「松永工業」は潤ってるでしょうね。闘技会以降、他の企業からも色々と連絡が入ったりしてるみたいで最近はここには来てないぐらいですし。」
光姫「……つまるところ悠さん自身は」
悠「ほとんど実入りがない状況です。むしろ立て替え分のマイナスしかないです。こんなことなら大会中、自分に賭けとくんだった……。」
光姫「なんともまぁ……」
光姫「ふぅ……何だかんだと長居してしまったな。」
悠「遠慮しないでくださいよ。なんだったらおやつも出しますよ。こっちも新メニューとして出そうと考えてる大福があるんですよ。」
光姫「……」
悠「なにか?」
光姫「たった数時間で体重が大幅に増えそうじゃと思ってのぅ……」
悠「安心しろ、安心しろよ、花京院」
光姫「は?」
悠「大福は低カロリーですから」
光姫「餅と餡を使っているのにどの辺りが低カロリーなのか……。」
悠「知ってます?アスリートとかはエネルギー補給に餡子を摂取することが多いんです。優れた筋肉を手に入れるためにはスポーツドリンクよりも高効果を発揮すると科学的にも証明されているんです。」
光姫「ほほう……いや、それはつまり高カロリーということなのでは?」
悠「……運動すれば大丈夫ってことです!」
光姫「うーん、至極まっとうなことを言っとるんじゃが最初にいった低カロリーという言葉はどこに消えたんだか……」
悠「食べませんか?」
光姫「いや、いただこう」
悠「どうぞどうぞ、豆大福です。」
光姫「ほぅ、これはうっすらと赤く色づいた大福じゃな。」
悠「紫花豆という豆をつかってるんです。もちろん餡も紫花豆と小豆の漉し餡でする。」
光姫「ほう、それではいただこうかの。……ふむ、穏やかで、スッと口の中で溶けて紫花豆の風味が優しいのう。」
悠「でしょう。大福はテイクアウトにも向くし見た目も華やかだし」
光姫「……さっきの定食のメニューの追加といい、大福といい、随分と力の入れようじゃな。」
悠「いや、はは……ちょっと訳がありまして。」
光姫「わけとな?」
悠「…………いや、それがですね。ちょっと借金がありまして」
光姫「借金じゃと!?」
悠「いや、借金というか……闘技会の参加費を久秀に建て替えてもらってた分を返さなくちゃいけなくて」
光姫「そうはいうが、闘技会で2位になったんじゃ。相当な儲けが出ているはずじゃろ。」
悠「ええ、「松永工業」は潤ってるでしょうね。闘技会以降、他の企業からも色々と連絡が入ったりしてるみたいで最近はここには来てないぐらいですし。」
光姫「……つまるところ悠さん自身は」
悠「ほとんど実入りがない状況です。むしろ立て替え分のマイナスしかないです。こんなことなら大会中、自分に賭けとくんだった……。」
光姫「なんともまぁ……」