ー茶屋ー小鳥遊堂はじめました弐幕【7】
ー絶命闘技会ドーム:闘技場ー
薄暗い廊下を歩き観客たちの声が聞こえる方へと向かっていくと途中で城が立っているのを見つけた。
悠「……よう、わざわざ待ってたのか。」
城「悠さん。いえいえ、お気遣いなく。お話はできましたか?」
悠「ああ。っても、ほんとにただの世間話だったわ。さて。そろそろ入場の時間か?」
城「あ。まだ大丈夫!先ほどの護衛者さんが気を利かせてくれて、時間に余裕がありますから。」
悠「へえ。そうだったのか。さすがに決勝まで来ると待遇がいいな。」
城「ハハハホントですね。……ところで、悠さん。仕合が始まるまで、私に付き合ってもらえませんか?」
パキッと指を鳴らして悠の正面に立つ。
悠「あ?」
「「「「「「オオオォォォオオォォォォォオオオオオォォォォォッ!!!」」」」」」
耳を劈かんばかりの音が響き渡る。
鞘香『選手入場前というのに割れんばかりの大・大・大歓声!!!!会場が揺れに揺れています!!!ごらんください!!!!実況席後ろの最前席には、次々と闘技者達が集結しています!!!』
摩耶を乗せた車いすをアダム・ダッドリーが見やすい位置へと運んでいった。
アダム「ここでいいな?」
摩耶「うん。ありがと。さぁ、勝ってよ悠君。僕がリベンジするまで、負けてもらっちゃ困るからね。」
二階堂「残る同士もお前だけになったか…最後の仕合はともに見届けようぞ。」
ユリウス「二階堂。生きていたのか貴様。」
末吉「悠さんファイトー!」
氷川「早く始めろー!」
紅「お前ら!悠ばっかりひいきすんなよ!」
大久保「なんのこっちゃ。」
剛三「……羨ましいなぁ。」
慶三郎「ホントよ。」
窈「我々が、到達できなかった場所ですからね……。」
雷庵「ケッ。うじゃうじゃと湧いてきやがった。」
桧山「……もっと前に行かなくていいの?」
阿古谷「……うむ。」
因幡「瓜やーん!こっちこっち!」
瓜田「ああ、すぐいくよ。」
その時、ひときは大きく歓声が上がった。
サーパイン「シャアアッ!」
関林「見ろ!!!」
選手入場口からスモークが吹きだした、その中を悠然と進んでくるのは……【抜拳者】氷室薫。
鞘香『現れました!!!氷室選手です!!!今トーナメント通算、第三十一仕合最終仕合の舞台に先に登場したのは、【抜拳者】氷室薫だアアアアーーッッッ!!!!!!』
薄暗い廊下を歩き観客たちの声が聞こえる方へと向かっていくと途中で城が立っているのを見つけた。
悠「……よう、わざわざ待ってたのか。」
城「悠さん。いえいえ、お気遣いなく。お話はできましたか?」
悠「ああ。っても、ほんとにただの世間話だったわ。さて。そろそろ入場の時間か?」
城「あ。まだ大丈夫!先ほどの護衛者さんが気を利かせてくれて、時間に余裕がありますから。」
悠「へえ。そうだったのか。さすがに決勝まで来ると待遇がいいな。」
城「ハハハホントですね。……ところで、悠さん。仕合が始まるまで、私に付き合ってもらえませんか?」
パキッと指を鳴らして悠の正面に立つ。
悠「あ?」
「「「「「「オオオォォォオオォォォォォオオオオオォォォォォッ!!!」」」」」」
耳を劈かんばかりの音が響き渡る。
鞘香『選手入場前というのに割れんばかりの大・大・大歓声!!!!会場が揺れに揺れています!!!ごらんください!!!!実況席後ろの最前席には、次々と闘技者達が集結しています!!!』
摩耶を乗せた車いすをアダム・ダッドリーが見やすい位置へと運んでいった。
アダム「ここでいいな?」
摩耶「うん。ありがと。さぁ、勝ってよ悠君。僕がリベンジするまで、負けてもらっちゃ困るからね。」
二階堂「残る同士もお前だけになったか…最後の仕合はともに見届けようぞ。」
ユリウス「二階堂。生きていたのか貴様。」
末吉「悠さんファイトー!」
氷川「早く始めろー!」
紅「お前ら!悠ばっかりひいきすんなよ!」
大久保「なんのこっちゃ。」
剛三「……羨ましいなぁ。」
慶三郎「ホントよ。」
窈「我々が、到達できなかった場所ですからね……。」
雷庵「ケッ。うじゃうじゃと湧いてきやがった。」
桧山「……もっと前に行かなくていいの?」
阿古谷「……うむ。」
因幡「瓜やーん!こっちこっち!」
瓜田「ああ、すぐいくよ。」
その時、ひときは大きく歓声が上がった。
サーパイン「シャアアッ!」
関林「見ろ!!!」
選手入場口からスモークが吹きだした、その中を悠然と進んでくるのは……【抜拳者】氷室薫。
鞘香『現れました!!!氷室選手です!!!今トーナメント通算、第三十一仕合最終仕合の舞台に先に登場したのは、【抜拳者】氷室薫だアアアアーーッッッ!!!!!!』