ー茶屋ー小鳥遊堂はじめました弐幕【4】
ー絶命闘技会ドーム:闘技場ー
押し込まれていた関林がついに反撃を開始した。巨体を揺らし前進しながら重圧な逆水平チョップの連打を仕掛ける。
一度直撃を受け、その威力を知ったため流石の鬼王山も両腕を立ててガードする。
鞘香『連打連打連打連打ッッ!!関林選手の逆水平が止まらないーーーー!!!』
ジェリー『OH!KOBASHI!』
鬼王山「~~ッ!」
ジジイがッ!調子に乗るんじゃねぇ!!
逆水平の連打に押し込まれだすも、力技で割りこんで張り手を繰り出した。顔の下半分を押し潰す豪快な一撃。
鞘香『顔面を張ったァァァーー!!』
顔が腫れ、鼻や口から血をまき散らすも張り手を浴びた関林の顔は笑っていた。
鬼王山「!?」
関林「何をボサッとしてやがる?闘いの最中だろうがッ!!」
グルグルと腕を回し上半身をしっかりと使ったラリアットでぶつかっていく。
鬼王山「ぐっ……!舐めんなぁぁ!」
相撲取りとプロレスラーは自分の一番のポテンシャルが発揮される位置取りで足を止め。逆水平チョップを張り手を、ただただ目の前の敵に浴びせあう。
鞘香『ゆっ、譲らずッッ両者一歩も譲らずッッッ!!お互いの肉を打つ音がドームに響き渡る!!』
【皇帝】アダム・ダッドリーが疑問を漏らした。
アダム「互角!?さっきまでPOWERで、圧倒されていたのにどういうことだ!?」
金剛「「特性」の差だ。」
アダム「WHAT?」
金剛「プロレスと相撲、何かと比較に使われる両競技だが、競技の特性は真逆。相撲は基本的に短期決着だが、プロレスの仕合は60分を超えることも珍しくない。」
摩耶「つまり、試合時間が伸びるほど、持久力に勝る関さんの方が有利になっていくんだよね。ある意味では僕とアダムさんもそうだったよね。」
アダム「ハンッ!」
摩耶「まぁ、ただ……」
それだけじゃないんだよねぇ。関林さん……。
鬼王山「ラアッ!」
鉄砲が胸を撃つ!どれほどの威力なのか計り知れず食いしばっている関林の口の隙間から血が噴き出した。
鞘香『突っ張り、突っ張り!!鬼王山選手、先ほどのお返しとばかりに関林選手を攻め立てるーーーっ!!関林選手、何とか持ちこたえている!!』
絶命闘技会ドーム、闘技場を一望できるVIPルーム、大江戸学園からのゲスト専用となっている一室で……。
吉音「ごろごろ、ごろごろ」
鈴猫「……」
徳河吉音に桜花鈴猫は捕まっていた。仕合の様子を見ながら膝枕している吉音の頭を撫でている。
詠美「ごめんなさいね、桜花さん。「ソレ」の面倒見てもらって」
鈴猫「あ、いえ、大丈夫なんですけど。私こそ、ここに入っていてもいいんでしょうか?」
光姫「それは問題ない。ゲストルームとは言われとるが別に立見席に移動しても良いといわれとるし……というか、当の会長もちょろちょろしとるしの。」
鈴猫「そうですか……。」
安心したようにうなずくと鈴猫は仕合の中の二人に注視した。
吉音「プロレスの人、めちゃくちゃ打たれてるね。」
鈴猫「うん、だけど関林さん一度も……」
何人かが気がつき始めた。それには張り手のラッシュを繰り出している鬼王山も腹立ち気味に感づいていた。
関林はどれだけ打たれようとも一度もガードして居ないのだ。
押し込まれていた関林がついに反撃を開始した。巨体を揺らし前進しながら重圧な逆水平チョップの連打を仕掛ける。
一度直撃を受け、その威力を知ったため流石の鬼王山も両腕を立ててガードする。
鞘香『連打連打連打連打ッッ!!関林選手の逆水平が止まらないーーーー!!!』
ジェリー『OH!KOBASHI!』
鬼王山「~~ッ!」
ジジイがッ!調子に乗るんじゃねぇ!!
逆水平の連打に押し込まれだすも、力技で割りこんで張り手を繰り出した。顔の下半分を押し潰す豪快な一撃。
鞘香『顔面を張ったァァァーー!!』
顔が腫れ、鼻や口から血をまき散らすも張り手を浴びた関林の顔は笑っていた。
鬼王山「!?」
関林「何をボサッとしてやがる?闘いの最中だろうがッ!!」
グルグルと腕を回し上半身をしっかりと使ったラリアットでぶつかっていく。
鬼王山「ぐっ……!舐めんなぁぁ!」
相撲取りとプロレスラーは自分の一番のポテンシャルが発揮される位置取りで足を止め。逆水平チョップを張り手を、ただただ目の前の敵に浴びせあう。
鞘香『ゆっ、譲らずッッ両者一歩も譲らずッッッ!!お互いの肉を打つ音がドームに響き渡る!!』
【皇帝】アダム・ダッドリーが疑問を漏らした。
アダム「互角!?さっきまでPOWERで、圧倒されていたのにどういうことだ!?」
金剛「「特性」の差だ。」
アダム「WHAT?」
金剛「プロレスと相撲、何かと比較に使われる両競技だが、競技の特性は真逆。相撲は基本的に短期決着だが、プロレスの仕合は60分を超えることも珍しくない。」
摩耶「つまり、試合時間が伸びるほど、持久力に勝る関さんの方が有利になっていくんだよね。ある意味では僕とアダムさんもそうだったよね。」
アダム「ハンッ!」
摩耶「まぁ、ただ……」
それだけじゃないんだよねぇ。関林さん……。
鬼王山「ラアッ!」
鉄砲が胸を撃つ!どれほどの威力なのか計り知れず食いしばっている関林の口の隙間から血が噴き出した。
鞘香『突っ張り、突っ張り!!鬼王山選手、先ほどのお返しとばかりに関林選手を攻め立てるーーーっ!!関林選手、何とか持ちこたえている!!』
絶命闘技会ドーム、闘技場を一望できるVIPルーム、大江戸学園からのゲスト専用となっている一室で……。
吉音「ごろごろ、ごろごろ」
鈴猫「……」
徳河吉音に桜花鈴猫は捕まっていた。仕合の様子を見ながら膝枕している吉音の頭を撫でている。
詠美「ごめんなさいね、桜花さん。「ソレ」の面倒見てもらって」
鈴猫「あ、いえ、大丈夫なんですけど。私こそ、ここに入っていてもいいんでしょうか?」
光姫「それは問題ない。ゲストルームとは言われとるが別に立見席に移動しても良いといわれとるし……というか、当の会長もちょろちょろしとるしの。」
鈴猫「そうですか……。」
安心したようにうなずくと鈴猫は仕合の中の二人に注視した。
吉音「プロレスの人、めちゃくちゃ打たれてるね。」
鈴猫「うん、だけど関林さん一度も……」
何人かが気がつき始めた。それには張り手のラッシュを繰り出している鬼王山も腹立ち気味に感づいていた。
関林はどれだけ打たれようとも一度もガードして居ないのだ。