ー茶屋ー小鳥遊堂はじめました弐幕【3】
ー闘技号:公園内カフェエリアー
そのカフェ内ではある人物に呼び出されたグループ代表たちがあつまっていた。ひとつのテーブルに四人が座り話し合いが始まっている。
皇桜学園学園グループの会長がタバコに火をつけて呼び出した主にいった。
紫苑「同盟?まさか、お前の軍門に降れってんじゃないだろうな?」
兜馬「フフ……君が人の下につくタマじゃないだろう?すでに聞き及んでいるだろう?早速闘技者がやられた。」
金田末吉なる男、素性を調べてみたがまるで情報が出てこなかった。義伊國屋の大屋会長曰く、彼が「誰かの差し金」とは考えにくいとのことだが……組織的に闘技者枠を奪い取らんとする者がいたとしても何ら不思議ではない。
久秀「なるほど。この船が目的地に到着するまで、不戦条約を結ぼうってわけ、ね?」
兜馬「ああ、さすがは松永君。話が早い。」
代表たちが話している中、なぜか直立不動でいる闘技者の初見を怪訝に思った兜馬の秘書のミッシェルが口を開いた。ちなみにミッシェルは今まで初見のナンパがうざすぎて秘書だが兜馬に「アイツと居るとブチギレそうになるんで必要な時は連絡ください。」といって別行動していた。
ミッシェル「今日は妙に大人しいな」
初見「え!?そ、そんなことないよ……」
ギロッと紫苑の視線を受けて首を横に向ける初見。
紫苑「……安心しろや小鳥遊ィ。私はハナから刺客なんざ使う気はねぇよ。んなもん玉無しのする事だぜ。……ただ、この女はどうか知らんがな?」
次に紫苑が視線を向けたのはゴージャスな巻き髪に谷間や横乳が丸見えなドレスを着た女性。
【ゴールドプレジャーグループ】代表:倉吉理乃
理乃「フフ…疑り深いのね紫苑さん。」
ミッシェル「あの女、代表なのか?」
初見「あの人は、ゴールドプレジャーグループ代表の倉吉理乃さん。人呼んで【闘技会の性的暴風雨(セクシャルバイオレンス)】命名は俺な。」
ミッシェル「てっきり水商売の女かと思った」
初見「ゴールドプレジャーグループといえば、今やナイトレジャー界の最大手。無論、俺もお世話になってる。」
智子「(何で胸張ってるのこの人……)」
初見「いやー相変わらずいいなあ、理乃さん。一度お手合わせ願えないもんかねぇ?」
ミッシェル「いや、私らに聞かされても……」
智子「サイテーだこの人…」
理乃「初見さん、お久しぶりです♪」
自分の話が出ていることに気がついたのか理乃は軽く手を振った。
初見「あっ!どっ……」
紫苑「……」
初見「…ども……」
元気よく返事をしようとした初見は紫苑のひとにらみで一気にしおらしくなる。
理乃「うふふ…相変わらず紫苑さんは初見さんに厳しいんですね。」
紫苑「アイツは手綱をつけとかないと危ないんだよ。」
久秀「それで?結局アナタも不戦協定に参加するのかしら?倉吉殿?」
理乃「勿論。私も刺客を放つなんて想定していませんでしたわ。」
紫苑「どうだかな…女狐は簡単に信用できねぇな。」
理乃「うふふ。褒め言葉と受け取っておきますわ。でも、本当に刺客を放つつもりはないですよ?そんなことをしなくても、ほら?既にいますから。信頼している人が。」
理乃の指さした方向からカチャ…とカップと受け皿がわずかに当たる音かした。
「「「!!」」」
最初に反応したのは初見とミッシェルだった。
初見「(なっ!?気取れなかった!?この俺が??)」
ミッシェル「(いつ、いつからあそこに座っていた?!)」
「「(なんなんだコイツは!?)」」
何でもないようにコーヒーを口に運ぶ【鬼の息子】百目鬼雲山が優雅にティーブレイクしていた……。
そのカフェ内ではある人物に呼び出されたグループ代表たちがあつまっていた。ひとつのテーブルに四人が座り話し合いが始まっている。
皇桜学園学園グループの会長がタバコに火をつけて呼び出した主にいった。
紫苑「同盟?まさか、お前の軍門に降れってんじゃないだろうな?」
兜馬「フフ……君が人の下につくタマじゃないだろう?すでに聞き及んでいるだろう?早速闘技者がやられた。」
金田末吉なる男、素性を調べてみたがまるで情報が出てこなかった。義伊國屋の大屋会長曰く、彼が「誰かの差し金」とは考えにくいとのことだが……組織的に闘技者枠を奪い取らんとする者がいたとしても何ら不思議ではない。
久秀「なるほど。この船が目的地に到着するまで、不戦条約を結ぼうってわけ、ね?」
兜馬「ああ、さすがは松永君。話が早い。」
代表たちが話している中、なぜか直立不動でいる闘技者の初見を怪訝に思った兜馬の秘書のミッシェルが口を開いた。ちなみにミッシェルは今まで初見のナンパがうざすぎて秘書だが兜馬に「アイツと居るとブチギレそうになるんで必要な時は連絡ください。」といって別行動していた。
ミッシェル「今日は妙に大人しいな」
初見「え!?そ、そんなことないよ……」
ギロッと紫苑の視線を受けて首を横に向ける初見。
紫苑「……安心しろや小鳥遊ィ。私はハナから刺客なんざ使う気はねぇよ。んなもん玉無しのする事だぜ。……ただ、この女はどうか知らんがな?」
次に紫苑が視線を向けたのはゴージャスな巻き髪に谷間や横乳が丸見えなドレスを着た女性。
【ゴールドプレジャーグループ】代表:倉吉理乃
理乃「フフ…疑り深いのね紫苑さん。」
ミッシェル「あの女、代表なのか?」
初見「あの人は、ゴールドプレジャーグループ代表の倉吉理乃さん。人呼んで【闘技会の性的暴風雨(セクシャルバイオレンス)】命名は俺な。」
ミッシェル「てっきり水商売の女かと思った」
初見「ゴールドプレジャーグループといえば、今やナイトレジャー界の最大手。無論、俺もお世話になってる。」
智子「(何で胸張ってるのこの人……)」
初見「いやー相変わらずいいなあ、理乃さん。一度お手合わせ願えないもんかねぇ?」
ミッシェル「いや、私らに聞かされても……」
智子「サイテーだこの人…」
理乃「初見さん、お久しぶりです♪」
自分の話が出ていることに気がついたのか理乃は軽く手を振った。
初見「あっ!どっ……」
紫苑「……」
初見「…ども……」
元気よく返事をしようとした初見は紫苑のひとにらみで一気にしおらしくなる。
理乃「うふふ…相変わらず紫苑さんは初見さんに厳しいんですね。」
紫苑「アイツは手綱をつけとかないと危ないんだよ。」
久秀「それで?結局アナタも不戦協定に参加するのかしら?倉吉殿?」
理乃「勿論。私も刺客を放つなんて想定していませんでしたわ。」
紫苑「どうだかな…女狐は簡単に信用できねぇな。」
理乃「うふふ。褒め言葉と受け取っておきますわ。でも、本当に刺客を放つつもりはないですよ?そんなことをしなくても、ほら?既にいますから。信頼している人が。」
理乃の指さした方向からカチャ…とカップと受け皿がわずかに当たる音かした。
「「「!!」」」
最初に反応したのは初見とミッシェルだった。
初見「(なっ!?気取れなかった!?この俺が??)」
ミッシェル「(いつ、いつからあそこに座っていた?!)」
「「(なんなんだコイツは!?)」」
何でもないようにコーヒーを口に運ぶ【鬼の息子】百目鬼雲山が優雅にティーブレイクしていた……。