ー茶屋ー小鳥遊堂はじめました弐幕【3】
ー大江戸学園:茶屋小鳥遊堂ー
神姫「で、何考えてるの?」
悠「怒ってる?」
神姫「今は「まだ」怒ってない。呆れてはいる。」
悠「……Ok、じやあ、ちょっと話そうか。」
左近「あー……コホン、私らはちょっと出ていますか」
寅「ああ、狭いんだでてろ。」
左近「いや、私らっていったんですけど。」
寅「……」
左近「えー……無視ですかい。」
神姫「別にいいわよ。」
悠「まぁ、話すっていっても、連絡が入った通りのことだよ。道玄のおっさんがグジグジいってたからイラついて喧嘩を売った。」
神姫「なんのために?他に言い方も方法もいくらでもあったでしょ。」
悠「あのおっさんが生易しいで言葉で説得されるか?」
神姫「……」
悠「今の道玄のおっさんが天と会ったら本気で殺されるぞ。おっさんは自分で刺し違えても天を殺すといってるが無理だろ。それは若さとか龍剄とかじゃ無くて、気持ちの面で負けてるからだ。」
神姫「だとしても、悠がでしゃばる理由が分からないけど。」
悠「もし明日なんかあってむざむざ殺されたらおれの脳に悪いのとおっさんの持ってる重ったるいもんを少しだけもってやろうっていうおれなりの優しさだ。」
神姫「……悠に持てるっていうの?」
悠「まぁ、おれの小さな両手でもってやれるくらいだけは、な。」
神姫「…………油断したら怪我じゃすまないわよ」
悠「心配してくれるんだ。嬉しいねぇ。」
神姫「馬鹿ね。なんかあったら私の脳に悪いのよ。」
悠「ははははっ。」
寅「そろそろ時間だぞ」
悠「おうし、じゃ……ドラゴン殴りにいくか。」
久秀「退治ではないのね。」
悠「そこまで大きなことは言わない。でも、横っ面をぶん殴るぐらいはする。」
神姫「それも充分大きなことだと思うけど。」
悠「まぁ見てろよ……こっちもありったけの技とtrickをぶつけて道玄をビビらせてやるから。」
~~
ー大江戸学園:海岸ー
道玄が海岸についてから50分は経過しただろう。常夏の島だけあってビーチはちょっとした人気のスポットではあるが今は不発弾でも発掘されたように厳戒態勢が敷かれている。
何事かと生徒たちが集まりだしたが緘口令が敷かれているので口を開く同心はいない。
道玄「……」
雲水「がはははっ。今のご時世、こんなに堂々と喧嘩ができるとはいいところだなぁ。」
道玄「…………」
雲水「実は初めからそんなに怒っては無かっただろ。」
道玄「いや、頭にはきていたさ。」
雲水「ほう」
道玄「怒りも覚えたが……同時に儂は少し救われたのかもしれん。」
雲水「がははっ。救われたんならいいじゃねぇか。」
道玄「しかし……儂にも儂の意地がある。このままではいかん。大人げないと思うか?」
雲水「全然。むしろ、もっとやれやれと思ってたぐらいだ。」
道玄「ふんっ。」
雲水「冗談じゃねぇぜ?上っ面も面目も捨てて、一個人九頭竜道玄として喧嘩をしてやれ。」
神姫「で、何考えてるの?」
悠「怒ってる?」
神姫「今は「まだ」怒ってない。呆れてはいる。」
悠「……Ok、じやあ、ちょっと話そうか。」
左近「あー……コホン、私らはちょっと出ていますか」
寅「ああ、狭いんだでてろ。」
左近「いや、私らっていったんですけど。」
寅「……」
左近「えー……無視ですかい。」
神姫「別にいいわよ。」
悠「まぁ、話すっていっても、連絡が入った通りのことだよ。道玄のおっさんがグジグジいってたからイラついて喧嘩を売った。」
神姫「なんのために?他に言い方も方法もいくらでもあったでしょ。」
悠「あのおっさんが生易しいで言葉で説得されるか?」
神姫「……」
悠「今の道玄のおっさんが天と会ったら本気で殺されるぞ。おっさんは自分で刺し違えても天を殺すといってるが無理だろ。それは若さとか龍剄とかじゃ無くて、気持ちの面で負けてるからだ。」
神姫「だとしても、悠がでしゃばる理由が分からないけど。」
悠「もし明日なんかあってむざむざ殺されたらおれの脳に悪いのとおっさんの持ってる重ったるいもんを少しだけもってやろうっていうおれなりの優しさだ。」
神姫「……悠に持てるっていうの?」
悠「まぁ、おれの小さな両手でもってやれるくらいだけは、な。」
神姫「…………油断したら怪我じゃすまないわよ」
悠「心配してくれるんだ。嬉しいねぇ。」
神姫「馬鹿ね。なんかあったら私の脳に悪いのよ。」
悠「ははははっ。」
寅「そろそろ時間だぞ」
悠「おうし、じゃ……ドラゴン殴りにいくか。」
久秀「退治ではないのね。」
悠「そこまで大きなことは言わない。でも、横っ面をぶん殴るぐらいはする。」
神姫「それも充分大きなことだと思うけど。」
悠「まぁ見てろよ……こっちもありったけの技とtrickをぶつけて道玄をビビらせてやるから。」
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ー大江戸学園:海岸ー
道玄が海岸についてから50分は経過しただろう。常夏の島だけあってビーチはちょっとした人気のスポットではあるが今は不発弾でも発掘されたように厳戒態勢が敷かれている。
何事かと生徒たちが集まりだしたが緘口令が敷かれているので口を開く同心はいない。
道玄「……」
雲水「がはははっ。今のご時世、こんなに堂々と喧嘩ができるとはいいところだなぁ。」
道玄「…………」
雲水「実は初めからそんなに怒っては無かっただろ。」
道玄「いや、頭にはきていたさ。」
雲水「ほう」
道玄「怒りも覚えたが……同時に儂は少し救われたのかもしれん。」
雲水「がははっ。救われたんならいいじゃねぇか。」
道玄「しかし……儂にも儂の意地がある。このままではいかん。大人げないと思うか?」
雲水「全然。むしろ、もっとやれやれと思ってたぐらいだ。」
道玄「ふんっ。」
雲水「冗談じゃねぇぜ?上っ面も面目も捨てて、一個人九頭竜道玄として喧嘩をしてやれ。」