ｰ大江戸学園:越後屋ｰ

越後屋「まいどおおきに」

悠「はい、どうも。」

由真「買い物って越後屋で買うの?」

悠「高いけど物はいいからな」

越後屋「物がええから高いんやで?それに小鳥遊さんにはサービスしてますやん」

悠「まぁ、そうだけどな」

唯「サービスって?」

悠「定期購買で10％割引」

越後屋「大サービスや」

悠「ついでに届けてくれたらえーのに」

越後屋「届けようと思って人寄越したら高確率で店に居らんのに。配達するんかてタダやないんやで?」

悠「そーいわれたら返す言葉がないわぁー」

越後屋「下手なしゃべり方はやめや」

悠「畜生!今度本場の関西人つれてくるからな!!」

由真「なんの張り合いよ…」

悠「本場の関西人はすごいからな!首が伸びたり、取れたりするんだから!」

越後屋「そないな人間がおってたまるかいな」

悠「人ではないけどいるんだよな…伸びるのと取れるの…」

越後屋「なんかいいまして?」

悠「いいや。だとしたら動物と話せる関西人か…」

由真「いや、だから何の勝負よ…」

越後屋「しかし、なんや珍しい組み合わせやな。ねずみやの小鳥遊さんて」

悠「予定としてはおれが店番して由真が買い物に行ってくれる流れだったんだけどな…」

唯「デートデート♪」

由真「わ、わたしはそんなつもりないんだからねっ!勘違いして調子に乗んないでよ!」

悠「なんもいっとりゃせんがな…」

唯「じやあ、着いてこなくてもよかったのに～」

由真「うっさい!」

越後屋「あ、せや。珍しい言うたら、ここんところあんさんのお友達がよう来てましたわ」

悠「おれの友達……チャパ王?」

越後屋「誰や」

悠「気にしないでくれ。」

越後屋「女の子みたいな顔した子や」

悠「二人いる」

越後屋「小さくて色白」

悠「二人ともだ」

越後屋「アオザイを着とる」

悠「摩耶か」

越後屋「その子がよう来てたわ。はじめに会いにやけど」

悠「佐東さんに?」

越後屋「はじめと気が合うんかしれんけど、よー話しとったで」

悠「ふーん……なんか意外な組み合わせだな。なに話してたんだ?」

摩耶「んとね、目を封じて距離を測る方法とか色々」

悠「なるほどなぁ」

由真「うわっ?!」

唯「びっくりしたぁ…」

摩耶「あはは。ちゃんと驚いてくれる人はいいねぇ。悠くんと違って」

悠「さらっとディスられた」

摩耶「反応がいまいちだし」

悠「じゃあ、今度からブリッジでエクソシストダッシュするわ」

摩耶「キンチョールゼロ距離射撃するね。」

悠「ゴキブリじゃないよ!!」