東京には裏と表、光と闇が存在する。

いくつか裏の都市伝説を紹介しよう。

例えば裏路地にはストリートの腕自慢があつまる【闘路】と呼ばれる場所が存在して、東京の三大闘路は池袋、秋葉原、新宿の三つとの噂。

それとは逆にストリートファイターを取り締まる【戦闘仲裁機関】なるものの存在や…

他にも【名探偵友の会】とよばれる探偵が集まるクラブが存在するとか…

とある場所には取り壊されない廃校が存在して、夜な夜な幽霊が授業をしているなど…

一昔前の怪談みたいな都市伝説もしばしば…

そうだ。
最近ある都市伝説が無くなったのを思い出した。
それはこんな話。

バブルの崩壊後、日本は経済的にも政治的にも急速に存在感を失いつつあった。
そんな中、表舞台を退いたある老人が最後の事業に着手する。

日本の未来は若者の教育にかかっている。
そう強く確信する老人は侍魂の復興を掲げて精力的に活動、わずか数年のうちにこれまで類を見ない教育機関の設立に漕ぎ着ける。

そして同年、その老人はこの世を去る…

そんな夢話は都市伝説と噂されていたが近年、新宿にある巨大教育施設「大江戸学園」この学園はその老人が設立したとニュースになった。

その広さは学園都市と言われるほどで第二の東京とも言われるほどだ。

この学園は規模だけでなく、設立以来すでに数多くの卒業生を日本の中核に送り込んでいる。

まさに日本の未来を担う重要な教育機関である。
学園では乙級三年、甲級六年の一貫教育が行われており、身心の修養を尊ぶ創始者の理念に基づき、積極的に武道を取り入れたカリキュラムが特徴である。

優れた才覚を持つ学生は、帯刀も許されるなどの優遇処置も取られる。

また生徒は学業とは別に職業を持ち、その収入によって日々の糧を得ることが義務付けられている。

これが現代の話なんだから不思議だ。

さて、ここでまた都市伝説の話に戻ろう。

近日新宿の【闘路】と【戦闘仲裁機関】が牽制し合うなかに【大江戸学園】という存在に新たなトラブルの火種になり始めたらしい。

そしてトラブルに巻き込まれた少年がいるとかいないとか…。

彼を待つのは「剣」に「拳」、「仕合」と「死合」、「出会い」と「破壊」。

池袋と新宿と学園に繰り広げられるバトルラブコメディがここに幕を開ける……


悠「……無いわぁ。」


↑の内容はかなり違ったものとなります。
まぁ、都市伝説ですからね。あくまで、都市伝説ですから…