ー夏休み編ー悪と邪鬼・続
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「うん?」
「っ……?」
マツリ目掛けて飛んでいた銀の鱗が消え去った。
颯天も何が起こったか解らずにもう一度、投刃を飛ばしたが今度は見えない壁にでも弾かれたように地面に落ちていく。
「なんだ…なにが起こってる。」
「いえいえ、大した事ではありませんよ。」
颯天は突然聞こえた第三者の声に警戒した。
マツリは苦虫を噛み潰したような顔で叫んだ。
「テメエェ!何でこんなところにいやがるんだぁ!薫!」
まるで初めからここに居たように白のサマーコートに水色のネクタイ。
銀の細いフレームの眼鏡を掛けた男がマツリと颯天の間に現れた。
颯天はあまり驚いたようすなく飄々といった。
「いやぁ、驚いたなアンタ誰だい?」
「これは失礼しました。通りすがりのフェミニストです。一応女性のピンチのようでしたので…割り込ませていただきました。」
マツリは怒鳴り付けた。
「誰がピンチだ!氷室コノメガネザルが!ひっこめ!ボケナス」
颯天は呆れたようマツリと氷室を交互に見ていった。
「えと、かなり暴言吐かれてるけど……本当に助けるの?」
「えぇ、彼女は元カノですしね。あぁ、みえて可愛いところもあるんですよ。フフフ。」
マツリの暴言はさらにターボ上げて酷くなった。
そんな暴言をさらりと聞き流して氷室はいった。
「どうしましょうか。私としてはこのまま引いてくださるのなら得に追いかけたりする気はさらさら無いのですけど」
「うーん、おれもその提案には大賛成何だけどねぇ。こっちも仕事だからさ……そちらが大人しく捕まってくれないかな?」
氷室は眼鏡を外してレンズを磨きながらいった。
「すみません。私も友人との約束が有るもので…」
「そっかぁ、互いに事情がある身だとしかたないな。じゃ、悪いけど覚悟してくれな!」
ワンアクションで颯天は鋭利な鱗を投げ飛ばした。
ヒュパッと風を切り一直線に銀の筋が走る。
ゆっくりと眼鏡をかけ直しながら氷室はいった。
「いい忘れましたが危ないですよ?」
プシッ…と水が吹き出す音とマツリが居る側とは反対側から聞こえた。
颯天の頬から血が垂れ落ちて後ろの木に前に投げたはずの刃が突きたっていた。
氷室は無傷で笑っている。
「そうか…アンタか。柏さんのファイルで見たよ。氷鏡、氷結界、捕縛の支配者の異名をもつ…男。氷室薫」
「おや、懐かしいですね。私は一度も名乗ったことはありませんけど。周りの人はそういった通り名を勝手に着けたがりますから。まぁ、名前負けもいいところですけどね。」
「はは…アンタ食えない奴て言われるだろ?」
氷室薫
vs
颯天
「悠くーん、どこですか!」
「ったく、勝手に行きやがって…」
「もしかしたらもう闘いがはじまっ……あ!いたっすよ!」
三人が近づくと悠の前には見知らぬ少年がいて……
「「「えっ…」」」
まるで、足に力が入らなくなったように悠は膝をつく。
半歩遅れて口からは吐瀉物が吐き出される。
「弱いよ…」
少年は軽く肩をついた。
なんの抵抗もなく仰向けに倒れた悠の顔を……少年は踏み潰した。
悠(再起不能?)
VS
摩耶
NEXT……
「っ……?」
マツリ目掛けて飛んでいた銀の鱗が消え去った。
颯天も何が起こったか解らずにもう一度、投刃を飛ばしたが今度は見えない壁にでも弾かれたように地面に落ちていく。
「なんだ…なにが起こってる。」
「いえいえ、大した事ではありませんよ。」
颯天は突然聞こえた第三者の声に警戒した。
マツリは苦虫を噛み潰したような顔で叫んだ。
「テメエェ!何でこんなところにいやがるんだぁ!薫!」
まるで初めからここに居たように白のサマーコートに水色のネクタイ。
銀の細いフレームの眼鏡を掛けた男がマツリと颯天の間に現れた。
颯天はあまり驚いたようすなく飄々といった。
「いやぁ、驚いたなアンタ誰だい?」
「これは失礼しました。通りすがりのフェミニストです。一応女性のピンチのようでしたので…割り込ませていただきました。」
マツリは怒鳴り付けた。
「誰がピンチだ!氷室コノメガネザルが!ひっこめ!ボケナス」
颯天は呆れたようマツリと氷室を交互に見ていった。
「えと、かなり暴言吐かれてるけど……本当に助けるの?」
「えぇ、彼女は元カノですしね。あぁ、みえて可愛いところもあるんですよ。フフフ。」
マツリの暴言はさらにターボ上げて酷くなった。
そんな暴言をさらりと聞き流して氷室はいった。
「どうしましょうか。私としてはこのまま引いてくださるのなら得に追いかけたりする気はさらさら無いのですけど」
「うーん、おれもその提案には大賛成何だけどねぇ。こっちも仕事だからさ……そちらが大人しく捕まってくれないかな?」
氷室は眼鏡を外してレンズを磨きながらいった。
「すみません。私も友人との約束が有るもので…」
「そっかぁ、互いに事情がある身だとしかたないな。じゃ、悪いけど覚悟してくれな!」
ワンアクションで颯天は鋭利な鱗を投げ飛ばした。
ヒュパッと風を切り一直線に銀の筋が走る。
ゆっくりと眼鏡をかけ直しながら氷室はいった。
「いい忘れましたが危ないですよ?」
プシッ…と水が吹き出す音とマツリが居る側とは反対側から聞こえた。
颯天の頬から血が垂れ落ちて後ろの木に前に投げたはずの刃が突きたっていた。
氷室は無傷で笑っている。
「そうか…アンタか。柏さんのファイルで見たよ。氷鏡、氷結界、捕縛の支配者の異名をもつ…男。氷室薫」
「おや、懐かしいですね。私は一度も名乗ったことはありませんけど。周りの人はそういった通り名を勝手に着けたがりますから。まぁ、名前負けもいいところですけどね。」
「はは…アンタ食えない奴て言われるだろ?」
氷室薫
vs
颯天
「悠くーん、どこですか!」
「ったく、勝手に行きやがって…」
「もしかしたらもう闘いがはじまっ……あ!いたっすよ!」
三人が近づくと悠の前には見知らぬ少年がいて……
「「「えっ…」」」
まるで、足に力が入らなくなったように悠は膝をつく。
半歩遅れて口からは吐瀉物が吐き出される。
「弱いよ…」
少年は軽く肩をついた。
なんの抵抗もなく仰向けに倒れた悠の顔を……少年は踏み潰した。
悠(再起不能?)
VS
摩耶
NEXT……