ー夏休み編ー悪と邪鬼・続
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コマリとライカとデコの三人は三角に並んで互いを見会うなかで悠がデコの肩を叩いていった。
「コイツはデコ。愛津学園の生徒で昔ちょこっと面倒見たことがあるんだ。長くなるから話さないけどな。」
「デコっす。コマリさん、カゲコさん、よろしくなよ。」
「あたいはカゲコじゃなくエイコってんでしょうが。」
デコは首を傾げて悠を見た。
「いや、カゲコだ。」
デコは納得したように頷いて、笑顔でいった。
「はいっす。カゲコさんよろしくなよ。」
「なんでよ!あたいじゃなくそっちを優先しないでよ!」
挙手してコマリがいった。
「ところでデコさんのお名前は?」
「いや、あたいの訴えを流すなよ!終わらせないでよ!」
カゲコを完全に無視してマイペースにデコはいった。
「あ、雪之丞楓子(ゆきのじょうかえでこ)っす。あだ名は師匠につけていただきました。」
「まあ、解ると思うけど、「かえでこ」だから「でこ」にした。呼びやすいし昔コイツの髪型カチューシャつけてデコ出しだったんだ。」
端から聞いたら可哀想な気がして堪らないあだ名の付け方に誰もツッコミは入れなかった。
なにせ、とうの本人はよほどそのあだ名が気に入っているのかニコニコと笑顔を絶やさない。
コマリがいった。
「雪之丞…雪之丞って、たしか武家の…」
「はいっす。小鳥遊家とは親戚になるやよ。」
「その辺りの話しは長くなるから後日にしとけ。それより、デコ現状とか全部説明しろ。」
「了解です。まず、現状ですが…」
デコの説明によると、この先のビオプラートドームは戦区(エリア)が儲けられていてデコはこの出入り口を守護するように配置されていた。
だが、デコは今回の一軒に誘われた、ハナッから裏切る気だったという。
もともと愛津学院の生徒の夏合宿が名目だったため、先に騙したのは柏だというのがデコの主張だった。
そして問題はここから、デコが知っているのはこの先に居る千武の器と呼ばれる男。
梔姉さんが破門したのを柏が拾って育てたらしい。
「梔姉さん以外でウェポンマスターを名乗るとは大した自信があるみたいだな。」
「そうっすなよ。けど、師匠なら大丈夫っす。こんな真似ができるっすから。」
デコは破れたシャツやスカートで必死に肌を隠す少女達を見た。
カゲコは呆れたようにいう。
「こんな真似って、女の子の服をひんむく事?」
「違うっすなよ。落ちてる武器を見てくださいなよ。」
誰一人気づいては居なかったが槍や根は折られ、レイピアは刃先が曲げられたり、日本刀は柄の部分まで地面に突き立てられている。
「師匠はふざけた真似をしながらも武器だけを使用不能にしてるっす。これが小鳥遊悠の実力なんやよ。お前たちも本当なら歯の一本や二本へし折られてるんやよ」
「いや、やらねぇから。っか、もう行くぞ。駄弁ってるじかんはねぇ。」
悠は満を持してビオプラートドームに入った。
「コイツはデコ。愛津学園の生徒で昔ちょこっと面倒見たことがあるんだ。長くなるから話さないけどな。」
「デコっす。コマリさん、カゲコさん、よろしくなよ。」
「あたいはカゲコじゃなくエイコってんでしょうが。」
デコは首を傾げて悠を見た。
「いや、カゲコだ。」
デコは納得したように頷いて、笑顔でいった。
「はいっす。カゲコさんよろしくなよ。」
「なんでよ!あたいじゃなくそっちを優先しないでよ!」
挙手してコマリがいった。
「ところでデコさんのお名前は?」
「いや、あたいの訴えを流すなよ!終わらせないでよ!」
カゲコを完全に無視してマイペースにデコはいった。
「あ、雪之丞楓子(ゆきのじょうかえでこ)っす。あだ名は師匠につけていただきました。」
「まあ、解ると思うけど、「かえでこ」だから「でこ」にした。呼びやすいし昔コイツの髪型カチューシャつけてデコ出しだったんだ。」
端から聞いたら可哀想な気がして堪らないあだ名の付け方に誰もツッコミは入れなかった。
なにせ、とうの本人はよほどそのあだ名が気に入っているのかニコニコと笑顔を絶やさない。
コマリがいった。
「雪之丞…雪之丞って、たしか武家の…」
「はいっす。小鳥遊家とは親戚になるやよ。」
「その辺りの話しは長くなるから後日にしとけ。それより、デコ現状とか全部説明しろ。」
「了解です。まず、現状ですが…」
デコの説明によると、この先のビオプラートドームは戦区(エリア)が儲けられていてデコはこの出入り口を守護するように配置されていた。
だが、デコは今回の一軒に誘われた、ハナッから裏切る気だったという。
もともと愛津学院の生徒の夏合宿が名目だったため、先に騙したのは柏だというのがデコの主張だった。
そして問題はここから、デコが知っているのはこの先に居る千武の器と呼ばれる男。
梔姉さんが破門したのを柏が拾って育てたらしい。
「梔姉さん以外でウェポンマスターを名乗るとは大した自信があるみたいだな。」
「そうっすなよ。けど、師匠なら大丈夫っす。こんな真似ができるっすから。」
デコは破れたシャツやスカートで必死に肌を隠す少女達を見た。
カゲコは呆れたようにいう。
「こんな真似って、女の子の服をひんむく事?」
「違うっすなよ。落ちてる武器を見てくださいなよ。」
誰一人気づいては居なかったが槍や根は折られ、レイピアは刃先が曲げられたり、日本刀は柄の部分まで地面に突き立てられている。
「師匠はふざけた真似をしながらも武器だけを使用不能にしてるっす。これが小鳥遊悠の実力なんやよ。お前たちも本当なら歯の一本や二本へし折られてるんやよ」
「いや、やらねぇから。っか、もう行くぞ。駄弁ってるじかんはねぇ。」
悠は満を持してビオプラートドームに入った。