ー夏休み編ー悪と邪鬼・続
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包帯を巻くのを拒否し続ける悠に仕方なく消毒だけで治療を終えた。
コマリには不安な表情が現れてくる。
悠はワシワシッと両手で頭をなで回していった。
「心配すんな。なんとかなるって。それより、カゲコまだなのか?」
「もうすぐよ。この先にビオプラートドームがある」
「そうか。やっと地獄の入り口までたどり着いたわけだ。今までが地獄でないのが笑えてくるな。」
悠は物騒なことを口走りながら歩き始める。カゲコは慌てて追い抜いて走り出した。
悠を先に行かせたらどんな事をやりだすか想像が着かない。
この男を野放しに彷徨かせるのはダメだと危惧していた。
「カゲコが先人を切ってくれると本当に楽だな。よし、コマリさん俺らも走るぞ。ほら、背中に乗ってくれ」
「あ…はい。」
背負うのも背負われるのも馴れた二人はカゲコを追って走り出す。
ものの五分も走らないうちにカゲコの背中を見つけて悠はスピードを緩めて横に並んだ。
「どうした?」
「そこが入り口だよ」
カゲコが指差した方を見るとビオプラートドームのガラス戸が見えた。
近くで見るとドームの名前通りかなり大きい建物だ。
カゲコがいった。
「目標は目前だけど……お客さんも居るみたいよ」
「おいおい…いきなり兵士の気色が変わったな。」
さっきまで武装に武装を重ねたゴツい見た目も怖いオッサンだらけだったが……
こんどは、クリームカラーの上着に胸にはピンクのリボンタイ。襟とスカートがあっさりしたブルーカラーで裾からは白いレースがヒラヒラしている。
可愛らしさかつ機能性にとんだ格好の美少女達が集まっていた。
ただし、その格好とは裏腹に手に持っているのは日本刀、槍、斧槍、鎌槍、レイピア…全世界美少女武器博覧会みたいな事になっている。
悠の背中でコマリがいった。
「あの格好は学校の制服でしょうか?」
「あれは「愛津女学園」いや、今は「愛津学園」か…とりあえず、そこの制服だよ。京都にある学園な」
「へぇ…可愛い制服ですね…って、悠くん。なんでそんなことを知ってるんですか?」
悠はなんともいえない表情をした。
本当になんとも表現しにくい顔だ。
「いや…なんって説明したらいいんだろうな……一から話したら長くなるし…まぁ、ちょっと昔色々あってそれなりにかかわり合いがあるんだよ。まぁ…今はそんな事どうでもいい。アレが敵って言うなら……押し通るまでだ。」
悠はコキコキと首を鳴らしてまた真っ直ぐに歩いていく。
さっきみたいな真似をする気じゃないのかと。
カゲコとコマリは同時に悠の後ろ髪を掴んで引っ張った。
二人分の引き力に悠のゴキンッと音がなって首が九十度後ろに曲がった。
多分今のところで一番デカイダメージになっただろう。
「「あっ…ごめん(なさい)」」
コマリには不安な表情が現れてくる。
悠はワシワシッと両手で頭をなで回していった。
「心配すんな。なんとかなるって。それより、カゲコまだなのか?」
「もうすぐよ。この先にビオプラートドームがある」
「そうか。やっと地獄の入り口までたどり着いたわけだ。今までが地獄でないのが笑えてくるな。」
悠は物騒なことを口走りながら歩き始める。カゲコは慌てて追い抜いて走り出した。
悠を先に行かせたらどんな事をやりだすか想像が着かない。
この男を野放しに彷徨かせるのはダメだと危惧していた。
「カゲコが先人を切ってくれると本当に楽だな。よし、コマリさん俺らも走るぞ。ほら、背中に乗ってくれ」
「あ…はい。」
背負うのも背負われるのも馴れた二人はカゲコを追って走り出す。
ものの五分も走らないうちにカゲコの背中を見つけて悠はスピードを緩めて横に並んだ。
「どうした?」
「そこが入り口だよ」
カゲコが指差した方を見るとビオプラートドームのガラス戸が見えた。
近くで見るとドームの名前通りかなり大きい建物だ。
カゲコがいった。
「目標は目前だけど……お客さんも居るみたいよ」
「おいおい…いきなり兵士の気色が変わったな。」
さっきまで武装に武装を重ねたゴツい見た目も怖いオッサンだらけだったが……
こんどは、クリームカラーの上着に胸にはピンクのリボンタイ。襟とスカートがあっさりしたブルーカラーで裾からは白いレースがヒラヒラしている。
可愛らしさかつ機能性にとんだ格好の美少女達が集まっていた。
ただし、その格好とは裏腹に手に持っているのは日本刀、槍、斧槍、鎌槍、レイピア…全世界美少女武器博覧会みたいな事になっている。
悠の背中でコマリがいった。
「あの格好は学校の制服でしょうか?」
「あれは「愛津女学園」いや、今は「愛津学園」か…とりあえず、そこの制服だよ。京都にある学園な」
「へぇ…可愛い制服ですね…って、悠くん。なんでそんなことを知ってるんですか?」
悠はなんともいえない表情をした。
本当になんとも表現しにくい顔だ。
「いや…なんって説明したらいいんだろうな……一から話したら長くなるし…まぁ、ちょっと昔色々あってそれなりにかかわり合いがあるんだよ。まぁ…今はそんな事どうでもいい。アレが敵って言うなら……押し通るまでだ。」
悠はコキコキと首を鳴らしてまた真っ直ぐに歩いていく。
さっきみたいな真似をする気じゃないのかと。
カゲコとコマリは同時に悠の後ろ髪を掴んで引っ張った。
二人分の引き力に悠のゴキンッと音がなって首が九十度後ろに曲がった。
多分今のところで一番デカイダメージになっただろう。
「「あっ…ごめん(なさい)」」