ー夏休み編ー悪と邪鬼・続
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「軽口じゃねぇよ。カゲコよく聞けよ。俺を柏のところに連れていけ」
「はぁ?」
「その代わり、お前の安全は俺が保証してやる。どんな奴らが処分しに来ても叩き潰してやる。」
カゲコは首を左右に振った。
「意味がわからない。そんな事をしてなんになるっていうのよ。」
「お前が柏に自分で聞け。本当に自分を必要としてないかどうかを、俺はそのあと柏と話をつける。どうだ、互いの利害は一致してるんだから協定を結ばないか?」
カゲコは今度は考える顔になった。
利害は一致してるといっても自分がもし本当に必要とされてなく……悠を連れていけば完全に裏切り者になってしまう。
煮えきらない様子に悠はさらにいった。
「わかった。じゃあこうしよう、カゲコは俺に脅された。案内しないとひどい目にあわせるとな……だから仕方なく案内した。このシナリオならいいだろう」
カゲコはいった。
「……どうして、アンタはなんで、そこまでして柏さんの元に行きたいの?」
「なんで…か。そうさなぁ……問いたださなきゃいけないこともできたしな…」
カゲコとコマリは同時に首をかしげた。
悠は真上を見上げて空に向かって言葉を投げた。
「『人間的な、余りに人間的な物は大抵は確かに、動物的である。』…っからかな。さぁ、行くぞ。ノロノロしてたら追っ手がくる。」
時間は数時間前に遡り。
ことの首謀者である小鳥遊柏は椅子に深くかけていた。
目の前にあるのはこの島全体を縮小させた立体映像。
指先で触れるとその部分が拡大される。
ソリッドビジョンシステムだ。
柏が数ヵ所を拡大表示させていった。
「いいか、このZONEに来るまで、ビオプラートドームの戦区(エリア)を通らないと来れない。ひとつの戦区にそれぞれの守護隊(ガーディアン)が守ってるわけだが、ザコをいくら倒しても意味はない。その戦区の責任者。そいつらを倒さなけりゃ、ここまではたどり着け無いわけだ。」
背後に佇んでいる二人のうち巨人がいった。
「俺もまだそのガーディアンってのを聞いて無いんだがいい加減全貌を教えて貰えないか?」
喋り終わるのが多少早かったか、ほぼ同時か風を切って白銀の切っ先が金剛のゴツい頬にかかる。
目玉だけをギョロリと動かして隣の男を睨んだ。
長刀を構えた男も三白眼で睨み返していった。
「キサマ、柏さまに軽口を叩くな。処分されたいのか…」
柏は振り向かずにいった。
「光臣、止めろ。」
鶴の一声のように、光臣はすぐに刀を鞘に戻して姿勢をただした。
「まず辺り中に散らばらしている傭兵どもは大半は金で動いてる。使えるのは『AAA(ノーネーム)』ぐらいだろ。コイツらは俺が選抜した人間だ。お前(金剛)を育てる前から見極め、選定した奴らだ。」
・不可視(インビジブル)の影子
・炎(パイロキネシス)の火車
・病(ウィルススパイス)の猫
・千武(ウェポンマスター)の器
「あと…手弓士のイシュミトともう一人いるがコイツらは姉貴からの借り者。物好きどもだ」
「はぁ?」
「その代わり、お前の安全は俺が保証してやる。どんな奴らが処分しに来ても叩き潰してやる。」
カゲコは首を左右に振った。
「意味がわからない。そんな事をしてなんになるっていうのよ。」
「お前が柏に自分で聞け。本当に自分を必要としてないかどうかを、俺はそのあと柏と話をつける。どうだ、互いの利害は一致してるんだから協定を結ばないか?」
カゲコは今度は考える顔になった。
利害は一致してるといっても自分がもし本当に必要とされてなく……悠を連れていけば完全に裏切り者になってしまう。
煮えきらない様子に悠はさらにいった。
「わかった。じゃあこうしよう、カゲコは俺に脅された。案内しないとひどい目にあわせるとな……だから仕方なく案内した。このシナリオならいいだろう」
カゲコはいった。
「……どうして、アンタはなんで、そこまでして柏さんの元に行きたいの?」
「なんで…か。そうさなぁ……問いたださなきゃいけないこともできたしな…」
カゲコとコマリは同時に首をかしげた。
悠は真上を見上げて空に向かって言葉を投げた。
「『人間的な、余りに人間的な物は大抵は確かに、動物的である。』…っからかな。さぁ、行くぞ。ノロノロしてたら追っ手がくる。」
時間は数時間前に遡り。
ことの首謀者である小鳥遊柏は椅子に深くかけていた。
目の前にあるのはこの島全体を縮小させた立体映像。
指先で触れるとその部分が拡大される。
ソリッドビジョンシステムだ。
柏が数ヵ所を拡大表示させていった。
「いいか、このZONEに来るまで、ビオプラートドームの戦区(エリア)を通らないと来れない。ひとつの戦区にそれぞれの守護隊(ガーディアン)が守ってるわけだが、ザコをいくら倒しても意味はない。その戦区の責任者。そいつらを倒さなけりゃ、ここまではたどり着け無いわけだ。」
背後に佇んでいる二人のうち巨人がいった。
「俺もまだそのガーディアンってのを聞いて無いんだがいい加減全貌を教えて貰えないか?」
喋り終わるのが多少早かったか、ほぼ同時か風を切って白銀の切っ先が金剛のゴツい頬にかかる。
目玉だけをギョロリと動かして隣の男を睨んだ。
長刀を構えた男も三白眼で睨み返していった。
「キサマ、柏さまに軽口を叩くな。処分されたいのか…」
柏は振り向かずにいった。
「光臣、止めろ。」
鶴の一声のように、光臣はすぐに刀を鞘に戻して姿勢をただした。
「まず辺り中に散らばらしている傭兵どもは大半は金で動いてる。使えるのは『AAA(ノーネーム)』ぐらいだろ。コイツらは俺が選抜した人間だ。お前(金剛)を育てる前から見極め、選定した奴らだ。」
・不可視(インビジブル)の影子
・炎(パイロキネシス)の火車
・病(ウィルススパイス)の猫
・千武(ウェポンマスター)の器
「あと…手弓士のイシュミトともう一人いるがコイツらは姉貴からの借り者。物好きどもだ」