ー夏休み編ー悪と邪鬼・続
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悠はあげていた足をゆっくりと下げた。
驚いた顔をしていった。
「なんだって?」
「久保田ともどもキサマには世話になったといったんだ…」
「お前っ……なんで、久保ちゃんの名前を…………まさか…」
「やっと思い出したか…。そうだ。俺は白帝で執行部の指揮をしていた…ウォーケンだ。いや、名乗るのは初めてだったな…」
「……」
ほぼゼロ距離で悠とウォーケンは互いを見ずに話を続けた。
「あの日あのとき…飼い犬に噛まれた…私は久保田に頚椎を折られ、爪をすべて剥がされたよ。くくっ…まさか、奴がお前のようなガキに靡くとはなぁ……いったい何をした?ヤツのをしゃぶったか?」
「それ以上、久保ちゃんに対してふざけてみろよ…テメェただでは済まさねぇぞ……それより、久保ちゃんの事なんかしってんのか…」
ウォーケンはクスクスと笑いながらいった。
悠の言葉は耳に届いていないようだった。
「長かった…本当に長かったよ。あの日から私はキサマらに復讐するために生きてきた。恨まなかった日はない…あぁ、無いさ。入院中も退院後も自分の身体を鍛えぬいた。強く強く強くなるためにな…」
悠はいった。
「はっ…そのステロイド使用の肉体がか?お前の事なんかどうでもいいんだよ。久保ちゃんは…」
「奴なら死んだよ」
どのくらいの空白があっただろうか。
悠が酸欠の魚のように口をパクパクとさせながらやっと声を出した。
「…………あ?」
ウォーケンはその様子が余程愉快だったのかゲラゲラと腹を抱えて笑いだしていった。
「傑作だった。あれは傑作だったなぁ。涙鼻水小便を垂れ流しながら俺に膝まずいて助けてください、助けてくださいっていいなが……」
メベキッ…
何の音がなったのか、みな最初は解らなかった。
コマリが音に気をとられていたが、すぐに変化に気がついた停止画みたいに突っ立っていたウォーケンの右膝に悠の足が突き刺さり、本来決して曲がらない方にひんまがっている。
「ぬがっ?!」
膝を蹴り折られたウォーケンはバランスを崩して悠に向かって倒れていく。
しかし、悠はヤツの顔を掴んで逆に押し倒した。
「がっ…あぁっ…」
「……」
悠はウォーケンの上に馬乗りになって首に左拳を押し付けている。
右手では顔を押さえつけているため悠の血で真っ赤に血塗られている。
どれほどの力で掴んでいるのか指先はウォーケンの皮膚を突き破り抉り込んでいた。
「ごっ…えげっ…おっげげっ」
息ができないらしく嗚咽を漏らしながら、口の端しからは吐瀉物もあふれでている。
悠は血が流れようがゲロがかかろうが関係ないようにいった。
「そうか…。久保ちゃんを殺したか…なら、お前も死ねよ…死んで詫びろよ…なぁなぁなぁなぁなぁなぁなぁなぁなぁなぁなぁなぁ…」
誰も彼もがゾッとした。
それはさっきまで、いや、今までいた小鳥遊悠とは違う。
まるで別の…人っというより鬼…。
驚いた顔をしていった。
「なんだって?」
「久保田ともどもキサマには世話になったといったんだ…」
「お前っ……なんで、久保ちゃんの名前を…………まさか…」
「やっと思い出したか…。そうだ。俺は白帝で執行部の指揮をしていた…ウォーケンだ。いや、名乗るのは初めてだったな…」
「……」
ほぼゼロ距離で悠とウォーケンは互いを見ずに話を続けた。
「あの日あのとき…飼い犬に噛まれた…私は久保田に頚椎を折られ、爪をすべて剥がされたよ。くくっ…まさか、奴がお前のようなガキに靡くとはなぁ……いったい何をした?ヤツのをしゃぶったか?」
「それ以上、久保ちゃんに対してふざけてみろよ…テメェただでは済まさねぇぞ……それより、久保ちゃんの事なんかしってんのか…」
ウォーケンはクスクスと笑いながらいった。
悠の言葉は耳に届いていないようだった。
「長かった…本当に長かったよ。あの日から私はキサマらに復讐するために生きてきた。恨まなかった日はない…あぁ、無いさ。入院中も退院後も自分の身体を鍛えぬいた。強く強く強くなるためにな…」
悠はいった。
「はっ…そのステロイド使用の肉体がか?お前の事なんかどうでもいいんだよ。久保ちゃんは…」
「奴なら死んだよ」
どのくらいの空白があっただろうか。
悠が酸欠の魚のように口をパクパクとさせながらやっと声を出した。
「…………あ?」
ウォーケンはその様子が余程愉快だったのかゲラゲラと腹を抱えて笑いだしていった。
「傑作だった。あれは傑作だったなぁ。涙鼻水小便を垂れ流しながら俺に膝まずいて助けてください、助けてくださいっていいなが……」
メベキッ…
何の音がなったのか、みな最初は解らなかった。
コマリが音に気をとられていたが、すぐに変化に気がついた停止画みたいに突っ立っていたウォーケンの右膝に悠の足が突き刺さり、本来決して曲がらない方にひんまがっている。
「ぬがっ?!」
膝を蹴り折られたウォーケンはバランスを崩して悠に向かって倒れていく。
しかし、悠はヤツの顔を掴んで逆に押し倒した。
「がっ…あぁっ…」
「……」
悠はウォーケンの上に馬乗りになって首に左拳を押し付けている。
右手では顔を押さえつけているため悠の血で真っ赤に血塗られている。
どれほどの力で掴んでいるのか指先はウォーケンの皮膚を突き破り抉り込んでいた。
「ごっ…えげっ…おっげげっ」
息ができないらしく嗚咽を漏らしながら、口の端しからは吐瀉物もあふれでている。
悠は血が流れようがゲロがかかろうが関係ないようにいった。
「そうか…。久保ちゃんを殺したか…なら、お前も死ねよ…死んで詫びろよ…なぁなぁなぁなぁなぁなぁなぁなぁなぁなぁなぁなぁ…」
誰も彼もがゾッとした。
それはさっきまで、いや、今までいた小鳥遊悠とは違う。
まるで別の…人っというより鬼…。