ー夏休み編ー悪と邪鬼・続
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イシュミトは手の中の『弾』を握りしめる。
氣で練り上げた鋼鉄のような水と泥の弾。
鍛え上げたゴムのような柔軟な後背筋と全身のしなりそしてこのゴムの反発力。
「残念だよ。立場さえ違えば君とはいい友達になれただろうに……お見舞いにはいくよ。」
鳥居流弓術(とりいりゅうきゅうじゅつ):鳳羽落連撃(改)(ほううらくれんげき)
水弾の連射に弾針勁とはまた違うドドドオっと連続的な爆発が起こり水の幕が出来上がる。
「おや…!」
「はぁ…はぁっ…く、いてえなぁ。」
いくつもの水滴がバラバラと落下し、霧が引いて現れたのは悠の前でガードする紅。
弾がかすったのか肩や服の袖は破けて皮膚には赤い筋ができている。
「君は…彼の友達かい?そんなに焦らなくても後でたっぷり相手をしてあげるよ?」
「……イシュミトったよな。悠は一旦休みだ。俺が相手してやる。」
特別製のバットに傷がつくほどの威力。
それが直撃した悠を少しでも休ませるつもりで紅はヒュンッとバットを横振りして挑発した。
「聞いてなかったのかな。これはケンカではないと!」
自分の頬を水弾がかすめて後ろでドンっと音がする。横目に見える悠の肩に赤い染みが浮いてきた。。
「くっ…」
紅からは笑みが消えた。
だめだ、さっきはメチャクチャにバットを振り回したら結構なんとかなったけど……狙い撃たれると全然見えない。
イシュミトは弓手を崩さない。
「もう一度だけ言おう…後っ…」
「どけ、紅。」
「「……」」
二人は目を大きく開いた。声の主は紅を越えてイシュミトの前に飛び降りてくる。
「俺の1対1(タイマン)に手ぇ出すんじゃねぇ!!」
「あの状態でまだ意識が…」
勢いをつけた踏み込み着地、悠は足下の水を吹き飛ばした。
縮地と赤龍は地、地とはつまり脚。
地と脚が触れているときその力は完全に発動する。
「させん!」
水弾をすぐに射ち放つイシュミトに乱れはなく先程よりも精密な射撃だった。
だが、悠はいった。
「待ってたぜ!それをなぁ!!」
悠は地面から脚を上げずに刷り込むような動きで拳を打った。
放たれた水弾にぶつかりゴスンッという音と共に弾水しぶきがになり散っていく。
さらに、伸びきったイシュミトの指先を殴り貫いていく、バギリボギリと指、手首、腕へと骨が連続して折れていく。
それでも勢いは止まらず二人は何かに押し付けられるように建物にぶつかり動きがとまる。
右腕が粉々に折れ、壁に殴りつけられたイシュミトはガハッと盛大に吐血する。
その様子を見た紅とコマリは口を揃えた。
「「勝っ…?!」」
「オオッ!イシュミト!!」
「ラアッ!!小鳥遊悠!!」
イシュミトは左腕で悠の顔を殴る。殴る。殴りつける。
悠も同じだった相手の名を叫び、殴る。殴る。ただ、殴り返し続ける。
氣で練り上げた鋼鉄のような水と泥の弾。
鍛え上げたゴムのような柔軟な後背筋と全身のしなりそしてこのゴムの反発力。
「残念だよ。立場さえ違えば君とはいい友達になれただろうに……お見舞いにはいくよ。」
鳥居流弓術(とりいりゅうきゅうじゅつ):鳳羽落連撃(改)(ほううらくれんげき)
水弾の連射に弾針勁とはまた違うドドドオっと連続的な爆発が起こり水の幕が出来上がる。
「おや…!」
「はぁ…はぁっ…く、いてえなぁ。」
いくつもの水滴がバラバラと落下し、霧が引いて現れたのは悠の前でガードする紅。
弾がかすったのか肩や服の袖は破けて皮膚には赤い筋ができている。
「君は…彼の友達かい?そんなに焦らなくても後でたっぷり相手をしてあげるよ?」
「……イシュミトったよな。悠は一旦休みだ。俺が相手してやる。」
特別製のバットに傷がつくほどの威力。
それが直撃した悠を少しでも休ませるつもりで紅はヒュンッとバットを横振りして挑発した。
「聞いてなかったのかな。これはケンカではないと!」
自分の頬を水弾がかすめて後ろでドンっと音がする。横目に見える悠の肩に赤い染みが浮いてきた。。
「くっ…」
紅からは笑みが消えた。
だめだ、さっきはメチャクチャにバットを振り回したら結構なんとかなったけど……狙い撃たれると全然見えない。
イシュミトは弓手を崩さない。
「もう一度だけ言おう…後っ…」
「どけ、紅。」
「「……」」
二人は目を大きく開いた。声の主は紅を越えてイシュミトの前に飛び降りてくる。
「俺の1対1(タイマン)に手ぇ出すんじゃねぇ!!」
「あの状態でまだ意識が…」
勢いをつけた踏み込み着地、悠は足下の水を吹き飛ばした。
縮地と赤龍は地、地とはつまり脚。
地と脚が触れているときその力は完全に発動する。
「させん!」
水弾をすぐに射ち放つイシュミトに乱れはなく先程よりも精密な射撃だった。
だが、悠はいった。
「待ってたぜ!それをなぁ!!」
悠は地面から脚を上げずに刷り込むような動きで拳を打った。
放たれた水弾にぶつかりゴスンッという音と共に弾水しぶきがになり散っていく。
さらに、伸びきったイシュミトの指先を殴り貫いていく、バギリボギリと指、手首、腕へと骨が連続して折れていく。
それでも勢いは止まらず二人は何かに押し付けられるように建物にぶつかり動きがとまる。
右腕が粉々に折れ、壁に殴りつけられたイシュミトはガハッと盛大に吐血する。
その様子を見た紅とコマリは口を揃えた。
「「勝っ…?!」」
「オオッ!イシュミト!!」
「ラアッ!!小鳥遊悠!!」
イシュミトは左腕で悠の顔を殴る。殴る。殴りつける。
悠も同じだった相手の名を叫び、殴る。殴る。ただ、殴り返し続ける。