ー夏休み編ー悪と邪鬼・続
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「っオオオォォォ!らぁ!」
鋭角に剃りあげた足先がバキリッと首を刈った。
軍服に身を包んだ大男は白目を剥いてバチンッと前倒れになる。
「はっ…はぁっ…」
これで十二人目…
捕まったら数に潰される。俺は囲まれながらも常に動きながら攻めて確実に仕留めていった。
だが、敵は厄介だった。
街のチンピラとは違って一人一人がかなりタフで連携もとれていたため腕や腹に、もう何発も特殊警棒の鉄球を当てられていた。
「くっ…何てザマだ。」
相変わらず離れたところで指揮をとっているコンクリートブロックみたいなオッサンはギリギリと歯噛みしている。
俺を取り囲んでいるのは残り三人数は減ったが何人かの奴らは紅達を追って出ていってしまった。
さっさとこっちを終わらせないとな…。
「はぁっ…オラ、どした。はぁ…っ…はぁっ…来ないならコッチから潰すぞ。」
「オラァ!」
「っ?!」
ガッと後ろから羽交い締めにされた。
もうひとり隠れていやがったのか。
振りほどこうとしたが完全に決まっていて外せない。
コンクリートブロックが今ださっさと終わらせろと叫び、二人の男がスタンガンをバチバチと鳴らしながら近づいてくる。
「くそ!離せ!!」
そのとき、バカみたい声がフロアーに響いた。
「ひいぃぃっさぁぁつっ!超ドロップキィーック!」
「ぐおっ!?」
「うわっ!」
ズムッ!と背中で鈍い音と衝撃がしたと同時に羽交い締めにしていた男になにかがぶつかった、ゴロゴロと転げて壁にぶち当たる。
俺は突き飛ばされて、床に座り込んだ。
目の前に手が伸びてくる。
「大丈夫かだぞと」
二階から飛んできた戌塚の手を掴んで立ち上がった俺はいった。
「おせぇぞ。ボケ。」
「いやー、悪いぞっと…っか、これどーゆー状況だぞと」
床に倒れてる無数の男、散乱し壊れたテーブルやイス、血まみれの床に転がる凶器。
数十分前までは超がつくほどの一流ホテルのフロアーとは思えないほどに殺伐としている。
俺は説明するのがめんどくさくなって敵だ…っとだけいった。
戌塚は頭のつくりがシンプル(単純)なので納得してうなずく。
「残りは二人だ、やるぞ。」
「あ、千夜。ひとつ話があるんだぞと。」
こんなときに何だと口を尖らした。
だが、戌塚はかなり大事な話だというので仕方なく聞いてやる。
「じつは…このホテルのペイチャンネル(アダルト放送)全部無料だぞと…」
ドヤ顔でブイサインする戌塚…。
頭の中で無数の皮肉と罵詈雑言が渦巻いた。
あまりに言いたいことが多すぎて処理しきれなくなりそうだ。
俺は深呼吸して聞いた。
「……お前、まさかすぐに来なかったのペイチャンネル見てたから…とか言わねぇよな?」
戌塚は首を横に向けてこっちを見ない。
ちいさくごめんといった。
プツンッと俺の中で何かがブチ切れた音がした。
鋭角に剃りあげた足先がバキリッと首を刈った。
軍服に身を包んだ大男は白目を剥いてバチンッと前倒れになる。
「はっ…はぁっ…」
これで十二人目…
捕まったら数に潰される。俺は囲まれながらも常に動きながら攻めて確実に仕留めていった。
だが、敵は厄介だった。
街のチンピラとは違って一人一人がかなりタフで連携もとれていたため腕や腹に、もう何発も特殊警棒の鉄球を当てられていた。
「くっ…何てザマだ。」
相変わらず離れたところで指揮をとっているコンクリートブロックみたいなオッサンはギリギリと歯噛みしている。
俺を取り囲んでいるのは残り三人数は減ったが何人かの奴らは紅達を追って出ていってしまった。
さっさとこっちを終わらせないとな…。
「はぁっ…オラ、どした。はぁ…っ…はぁっ…来ないならコッチから潰すぞ。」
「オラァ!」
「っ?!」
ガッと後ろから羽交い締めにされた。
もうひとり隠れていやがったのか。
振りほどこうとしたが完全に決まっていて外せない。
コンクリートブロックが今ださっさと終わらせろと叫び、二人の男がスタンガンをバチバチと鳴らしながら近づいてくる。
「くそ!離せ!!」
そのとき、バカみたい声がフロアーに響いた。
「ひいぃぃっさぁぁつっ!超ドロップキィーック!」
「ぐおっ!?」
「うわっ!」
ズムッ!と背中で鈍い音と衝撃がしたと同時に羽交い締めにしていた男になにかがぶつかった、ゴロゴロと転げて壁にぶち当たる。
俺は突き飛ばされて、床に座り込んだ。
目の前に手が伸びてくる。
「大丈夫かだぞと」
二階から飛んできた戌塚の手を掴んで立ち上がった俺はいった。
「おせぇぞ。ボケ。」
「いやー、悪いぞっと…っか、これどーゆー状況だぞと」
床に倒れてる無数の男、散乱し壊れたテーブルやイス、血まみれの床に転がる凶器。
数十分前までは超がつくほどの一流ホテルのフロアーとは思えないほどに殺伐としている。
俺は説明するのがめんどくさくなって敵だ…っとだけいった。
戌塚は頭のつくりがシンプル(単純)なので納得してうなずく。
「残りは二人だ、やるぞ。」
「あ、千夜。ひとつ話があるんだぞと。」
こんなときに何だと口を尖らした。
だが、戌塚はかなり大事な話だというので仕方なく聞いてやる。
「じつは…このホテルのペイチャンネル(アダルト放送)全部無料だぞと…」
ドヤ顔でブイサインする戌塚…。
頭の中で無数の皮肉と罵詈雑言が渦巻いた。
あまりに言いたいことが多すぎて処理しきれなくなりそうだ。
俺は深呼吸して聞いた。
「……お前、まさかすぐに来なかったのペイチャンネル見てたから…とか言わねぇよな?」
戌塚は首を横に向けてこっちを見ない。
ちいさくごめんといった。
プツンッと俺の中で何かがブチ切れた音がした。