ー夏休み編ー悪と邪鬼・続
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「なんだ、その目は?あ?」
炎銃はわざと大きくモーションをつけて、ホテルマンだった男の横腹にバスケットシューズのつま先を差し込んだ。
ゲボッと大きく咳き込むと身体をダンゴムシの様に丸めた。
炎銃はまだ蹴り足りないのかもう一度振りかぶる。
宮塚がそれを止めた。
「待て。」
「あぁ?なんだ、なに邪魔してんだよ。」
「……もう落ち(気絶し)てる。」
うずくまったままの男は口からヨダレを足らして微動だにしない。
「ちっ…」
「はぁ…。やるなら指を折るとかにしないからだ。まぁいい…それでこれからどうする。ポーカーつづけるか?」
宮塚は気絶した男をテーブルの下に転がして、散らばったカードを集めてシャッフルする。
ボケなのかマジなのか解らない。
「え、えーと、ですから悠く…」
コマリが小さく手をあげたが炎銃は気づかなかったのか無視したのかは解らないがテーブルを両手でおもいきり叩いていった。
「決まってんだろ!喧嘩売られたんだぞ。小鳥遊柏を見つけてぶっ殺す!っう訳だ、俺が指揮をとるいいな!」
つい数秒前に躊躇なく発砲した銃を片手に命令する炎銃に誰も異論を出すわけがなかった。
紅がいった。
「あのさ、そこの子猫ちゃんがなにかいいたそうだぞ。」
炎銃はギロリした目でコマリを見た。
きっと本人は普通のつもりなのだろう。
だが、蛇に睨まれたカエルよろしく。コマリはビクッと畏縮してしまう。
「んだよ、意見があるなら喋れよ。」
「絡むなよ…。」
「絡んでねぇよ!」
「怒鳴るなって…目付き悪いんだから怖がるだろ。」
別に普通だろっと炎銃は紅と口論を始めた。
オロオロとするコマリを見かねたスズネがいった。
「ちょっと、二人ともうるさい。祭は黙って、皇くんはあげ足とらない!」
「「は、はい…。スンマセン。」」
二人を一喝して、スズネは息を吐いてコマリの背中をポンと叩いた。
申し訳なさそうに頭をさげていった。
「あ、あの…ぶしつけなお願いなんですけど、私を悠くんのところに連れていてください!」
よく言えましたと…口にはしないがスズネはホッと胸を撫で下ろした。
ともきと亮も同意して小さくうなずく。
だが、炎銃は期待を裏切った。
「はぁ?知るかよ。行きたきゃ勝手に行け。」
「ちょ…」「うぉい!」「えぇ…」
炎銃はさらに続けた。
「あの野郎は放っといてもいいだろ。だいたい…えーと…コマリ?だったよな。お前が行ったところでなんの役にも立たねぇっての。っか、邪魔?」
サディスティックな銃の姫は歯に衣着せなかった。
哀れな小動物は、あうっと顔を伏せてしまう。
炎銃はわざと大きくモーションをつけて、ホテルマンだった男の横腹にバスケットシューズのつま先を差し込んだ。
ゲボッと大きく咳き込むと身体をダンゴムシの様に丸めた。
炎銃はまだ蹴り足りないのかもう一度振りかぶる。
宮塚がそれを止めた。
「待て。」
「あぁ?なんだ、なに邪魔してんだよ。」
「……もう落ち(気絶し)てる。」
うずくまったままの男は口からヨダレを足らして微動だにしない。
「ちっ…」
「はぁ…。やるなら指を折るとかにしないからだ。まぁいい…それでこれからどうする。ポーカーつづけるか?」
宮塚は気絶した男をテーブルの下に転がして、散らばったカードを集めてシャッフルする。
ボケなのかマジなのか解らない。
「え、えーと、ですから悠く…」
コマリが小さく手をあげたが炎銃は気づかなかったのか無視したのかは解らないがテーブルを両手でおもいきり叩いていった。
「決まってんだろ!喧嘩売られたんだぞ。小鳥遊柏を見つけてぶっ殺す!っう訳だ、俺が指揮をとるいいな!」
つい数秒前に躊躇なく発砲した銃を片手に命令する炎銃に誰も異論を出すわけがなかった。
紅がいった。
「あのさ、そこの子猫ちゃんがなにかいいたそうだぞ。」
炎銃はギロリした目でコマリを見た。
きっと本人は普通のつもりなのだろう。
だが、蛇に睨まれたカエルよろしく。コマリはビクッと畏縮してしまう。
「んだよ、意見があるなら喋れよ。」
「絡むなよ…。」
「絡んでねぇよ!」
「怒鳴るなって…目付き悪いんだから怖がるだろ。」
別に普通だろっと炎銃は紅と口論を始めた。
オロオロとするコマリを見かねたスズネがいった。
「ちょっと、二人ともうるさい。祭は黙って、皇くんはあげ足とらない!」
「「は、はい…。スンマセン。」」
二人を一喝して、スズネは息を吐いてコマリの背中をポンと叩いた。
申し訳なさそうに頭をさげていった。
「あ、あの…ぶしつけなお願いなんですけど、私を悠くんのところに連れていてください!」
よく言えましたと…口にはしないがスズネはホッと胸を撫で下ろした。
ともきと亮も同意して小さくうなずく。
だが、炎銃は期待を裏切った。
「はぁ?知るかよ。行きたきゃ勝手に行け。」
「ちょ…」「うぉい!」「えぇ…」
炎銃はさらに続けた。
「あの野郎は放っといてもいいだろ。だいたい…えーと…コマリ?だったよな。お前が行ったところでなんの役にも立たねぇっての。っか、邪魔?」
サディスティックな銃の姫は歯に衣着せなかった。
哀れな小動物は、あうっと顔を伏せてしまう。