ー夏休み編ー悪と邪鬼・続
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ディスプレイに映っているのは、このホテル:シュバリェのスナップ写真と宣伝や施設の説明。
あとはいくつかのブラッシュバナー。
そこにいた全員は目線で画面を見渡すがどこにもオカシイところは見当たらない。
気がついたのはチグサだった。
「あれ…この写真、ホテルがひとつしかない。」
そういわれて改めて確認すると確かに双子のホテルのはずのシュバリェは一棟しか映ってない。
ともきがいった。
「そうなんだ。それと、概要のこの部分を読んでみてくれ。」
ホテルの説明の一文に目を通す。
『支配人シュバリェ:カーネル2004年にタワーホテル建設』
炎銃がいった。
「どーゆうこった?」
「つまり、このホテルは双子ホテルなんかじゃ無いんはずなんだ。」
ともきが喋り終わると、コマリがあっ、と声をあげた。
「そうか、わかりました。さっきの違和感、あの襲撃者の人たちが逃げ出した扉。アレが変だったんです。非常口でもないし、外側から鍵がかかったんです。つまり…あの人たちがすぐに外に出られるようにように造られてたんです。」
ともきの推理とコマリの推理を聞いた全員が状況に混乱した。
互いに解ってることと解らないことがごちゃごちゃになってしまう。
紅が手をあげていった。
「ちょっと、待った。襲撃者ってなんだ?それによくみたらオウカ達はなんでそんなボロボロなんだ。」
スズネ達はハッとなりさっきまでの事を手短に話した。
小鳥遊柏がすでに何人かの刺客を放ったこと、既に悠は襲撃者と対峙していること、コマリが狙われていること。
騒いでいるとフロントから男性のホテルマンが近づいてきていった。
「あの、申し訳ございませんが、ロビーで騒がれますと他のお客様にご迷惑になりますので…」
スイマセンと頭を下げるコマリ。
ホテルマンの男はニッコリと微笑んでわかっていただければ構いませんよと手を伸ばした。
瞬間、炎銃がその手を掴み、ホテルマンの胸元に銃口が当てられた。
バスッン!バスッン!バスッン!っと発砲音が三度鳴った。
男は仰向けに倒れると胸を抑えてうずくまる。
宮塚は冷静にポケットからプラスチックのコードを取り出して後ろ手にパチリと固定した。
目の前で起きた惨劇にひと呼吸あけて、ともきがいった。
「ちょ、アンタらなにしてんだ!」
炎銃はホテルマンを仰向けになるように蹴り起こして、制服の中に手を突っ込んで何かを抜き取った。
携帯をひと回りかふた回り大きくしたような黒いスタンガン。
「最近のホテルマンってのはこんなもん忍ばせとくのか?それに…やたらいい体格してるよな。さぁて…アンタはなに者なのか…ついでに小鳥遊柏の事もな」
さっきまでの笑顔は一変して物凄い形相でホテルマンだった男は炎銃を睨み付けた。
あとはいくつかのブラッシュバナー。
そこにいた全員は目線で画面を見渡すがどこにもオカシイところは見当たらない。
気がついたのはチグサだった。
「あれ…この写真、ホテルがひとつしかない。」
そういわれて改めて確認すると確かに双子のホテルのはずのシュバリェは一棟しか映ってない。
ともきがいった。
「そうなんだ。それと、概要のこの部分を読んでみてくれ。」
ホテルの説明の一文に目を通す。
『支配人シュバリェ:カーネル2004年にタワーホテル建設』
炎銃がいった。
「どーゆうこった?」
「つまり、このホテルは双子ホテルなんかじゃ無いんはずなんだ。」
ともきが喋り終わると、コマリがあっ、と声をあげた。
「そうか、わかりました。さっきの違和感、あの襲撃者の人たちが逃げ出した扉。アレが変だったんです。非常口でもないし、外側から鍵がかかったんです。つまり…あの人たちがすぐに外に出られるようにように造られてたんです。」
ともきの推理とコマリの推理を聞いた全員が状況に混乱した。
互いに解ってることと解らないことがごちゃごちゃになってしまう。
紅が手をあげていった。
「ちょっと、待った。襲撃者ってなんだ?それによくみたらオウカ達はなんでそんなボロボロなんだ。」
スズネ達はハッとなりさっきまでの事を手短に話した。
小鳥遊柏がすでに何人かの刺客を放ったこと、既に悠は襲撃者と対峙していること、コマリが狙われていること。
騒いでいるとフロントから男性のホテルマンが近づいてきていった。
「あの、申し訳ございませんが、ロビーで騒がれますと他のお客様にご迷惑になりますので…」
スイマセンと頭を下げるコマリ。
ホテルマンの男はニッコリと微笑んでわかっていただければ構いませんよと手を伸ばした。
瞬間、炎銃がその手を掴み、ホテルマンの胸元に銃口が当てられた。
バスッン!バスッン!バスッン!っと発砲音が三度鳴った。
男は仰向けに倒れると胸を抑えてうずくまる。
宮塚は冷静にポケットからプラスチックのコードを取り出して後ろ手にパチリと固定した。
目の前で起きた惨劇にひと呼吸あけて、ともきがいった。
「ちょ、アンタらなにしてんだ!」
炎銃はホテルマンを仰向けになるように蹴り起こして、制服の中に手を突っ込んで何かを抜き取った。
携帯をひと回りかふた回り大きくしたような黒いスタンガン。
「最近のホテルマンってのはこんなもん忍ばせとくのか?それに…やたらいい体格してるよな。さぁて…アンタはなに者なのか…ついでに小鳥遊柏の事もな」
さっきまでの笑顔は一変して物凄い形相でホテルマンだった男は炎銃を睨み付けた。