ー夏休み編ー悪と邪鬼・続
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「これはコマリさんが作ったスポドリだ。」
千夜は腕で口をゴシゴシと拭いながら俺を睨んだ。
「あの女は魔女か錬金術師か何かかよ!どーやったらこんな理解不能な味になる!」
錬金術師か……もしかしたら、似たような物かも知れない。
あのポケットの中も実は錬成陣が描いてあったりしたな。
「効果は本当にあるんだぞ。味は最悪の地獄だけど。」
俺も一口飲んでみた…。
最初はなんにも感じないのに舌に触れた瞬間に青臭い甘じょっぱいのが口内でスパークした。
胃の中の物ごと吐き出しそうになったが気合いと主人公補正で飲み込んだ。
けふっと禍々しいゲップがでる。
「不味っ…うぇほっ…………けど、身体かるっ!?」
「ま、マジかよ……ゴック…………うぷっ!はぁはぁ…ホントに疲れがとびやがった!」
コマリ汁は用法用量を正しく守ってご試用ください。
肉体的には回復したけど、精神的に疲れた気がする。俺と千夜は地面に座り込んだ。
「お前さ…また強くなったな。数日前と別人じゃねぇか。」
「なんだよ。照れるじゃないか。っーか、それは千夜ちゃんも同じじゃん。スタイルがハッキリ変わったから隙とか無くなってるし。」
「お前に言われても正直へこむ。」
純粋に誉めたのに失礼な奴だ。
俺はセンヤの足首に目線を移した。さっき代えた包帯に赤い滲みが出来ている。
「けどさぁ、明らかにオーバーアップ(過度の練習)し過ぎじゃないか。さっきだって、脚怪我してるのにトップスピード維持して走ってただろ。」
「平気だ。っか、何度も怪我してるって言うな。うぜぇ。」
ズボンの裾を引っ張って俺に背を向けた。
センヤの心はビグザム並の装甲でニトロの用に扱いが難しい。
仕方ないのでその背中にもたれながらいった。
「悪いが俺は何度でも言うぞ心配だからな。けど、止めろっては言わない。」
だいぶ間を置いて、背中から呟くような声がした。
「………………なんでだ?」
「正直な話し、おれも人の事は言えた義理じゃないからなぁ~。お前の気持ちは解ってるつもりなんだぞ。」
千夜は小さく笑った。
なんだよと聞くと今度は隠さずに笑った。
「いや、確かにお前はムチャにムチャを重ねるからな。さんざん心配されてもしかたねぇんじゃね?それに…ダチが多いんだから少しくらい携帯見ろよ。俺より不携帯なんじゃないか。」
「なんの話だ?」
千夜は携帯を投げ渡してきた。
ディスプレイを見るとメールが開かれている。
名前:中山
タイトル:悠を知らないか?
本文:そろそろ夕飯の時間だけど悠見なかったか?
携帯持ってないのか連絡がとれないんだ。
もし、見かけたなら早く戻ってこいって伝えてくれ。PS千夜も少しは休めよ。
ともきからのメールだった。俺は千夜に携帯を返して、尻のポケットから自分の携帯を抜いた、不在着信やメールがいっぱい溜まっている。
「夕飯らしいぞ、俺シャワー浴びてくけど……千夜はどうする?」
「止めとく。このまま走って帰ったらどーせ汗かくしな。じゃ、後でな。」
千夜と別れて俺はシャワールームに向かった。
千夜は腕で口をゴシゴシと拭いながら俺を睨んだ。
「あの女は魔女か錬金術師か何かかよ!どーやったらこんな理解不能な味になる!」
錬金術師か……もしかしたら、似たような物かも知れない。
あのポケットの中も実は錬成陣が描いてあったりしたな。
「効果は本当にあるんだぞ。味は最悪の地獄だけど。」
俺も一口飲んでみた…。
最初はなんにも感じないのに舌に触れた瞬間に青臭い甘じょっぱいのが口内でスパークした。
胃の中の物ごと吐き出しそうになったが気合いと主人公補正で飲み込んだ。
けふっと禍々しいゲップがでる。
「不味っ…うぇほっ…………けど、身体かるっ!?」
「ま、マジかよ……ゴック…………うぷっ!はぁはぁ…ホントに疲れがとびやがった!」
コマリ汁は用法用量を正しく守ってご試用ください。
肉体的には回復したけど、精神的に疲れた気がする。俺と千夜は地面に座り込んだ。
「お前さ…また強くなったな。数日前と別人じゃねぇか。」
「なんだよ。照れるじゃないか。っーか、それは千夜ちゃんも同じじゃん。スタイルがハッキリ変わったから隙とか無くなってるし。」
「お前に言われても正直へこむ。」
純粋に誉めたのに失礼な奴だ。
俺はセンヤの足首に目線を移した。さっき代えた包帯に赤い滲みが出来ている。
「けどさぁ、明らかにオーバーアップ(過度の練習)し過ぎじゃないか。さっきだって、脚怪我してるのにトップスピード維持して走ってただろ。」
「平気だ。っか、何度も怪我してるって言うな。うぜぇ。」
ズボンの裾を引っ張って俺に背を向けた。
センヤの心はビグザム並の装甲でニトロの用に扱いが難しい。
仕方ないのでその背中にもたれながらいった。
「悪いが俺は何度でも言うぞ心配だからな。けど、止めろっては言わない。」
だいぶ間を置いて、背中から呟くような声がした。
「………………なんでだ?」
「正直な話し、おれも人の事は言えた義理じゃないからなぁ~。お前の気持ちは解ってるつもりなんだぞ。」
千夜は小さく笑った。
なんだよと聞くと今度は隠さずに笑った。
「いや、確かにお前はムチャにムチャを重ねるからな。さんざん心配されてもしかたねぇんじゃね?それに…ダチが多いんだから少しくらい携帯見ろよ。俺より不携帯なんじゃないか。」
「なんの話だ?」
千夜は携帯を投げ渡してきた。
ディスプレイを見るとメールが開かれている。
名前:中山
タイトル:悠を知らないか?
本文:そろそろ夕飯の時間だけど悠見なかったか?
携帯持ってないのか連絡がとれないんだ。
もし、見かけたなら早く戻ってこいって伝えてくれ。PS千夜も少しは休めよ。
ともきからのメールだった。俺は千夜に携帯を返して、尻のポケットから自分の携帯を抜いた、不在着信やメールがいっぱい溜まっている。
「夕飯らしいぞ、俺シャワー浴びてくけど……千夜はどうする?」
「止めとく。このまま走って帰ったらどーせ汗かくしな。じゃ、後でな。」
千夜と別れて俺はシャワールームに向かった。