ー夏休み編ー悪と邪鬼・続
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俺はコマリと金剛を探した。
頭の上の海に聞くと地下一階の辺りで見たという。
心配性かも知れないが俺は駆け足ぎみに船内を走った海は乗り心地がいいのかはしゃいでいる。
ほどなくして巨体を発見、金剛の存在は何処に居ても目立つから目印には最適だ。
だけど、どうやら一人らしくコマリの姿は見えない。俺は声をかけた。
「おーい、金剛」
「お?悠か、どうした。」
単刀直入にいった。
「コマリさんと一緒だったらしいけど…なに話してた?」
「なんだ、そんな事か。ここ数日、お前がどんなことをしてたか聞いただけだ。」
「…探りいれてたのか。カシワにでも命令されたか?」
「そういう言い方は好きじゃないな。ま、カシワに言われたのは正解だ。けど、安心しろ何も聞いてない…っうより、あの娘が話さなかったよ。お前に(悠くん)直接聞いてくださいってな。なかなか健気な娘じゃないか、もしかして心配してここに来たのか?」
獣のように胸筋を揺らして笑う金剛。
反論してやろうかと思ったが余計にからかわれそうなので俺は冷静にいった。
「ふん。お前こそ筋肉に愛を注ぐ前に恋人の一人でもつくったらどうだよ。」
「ふっふっ。そうだな、お前をぶっ倒したら考えるさ。」
「それは…俺とやるって意味か?」
「悠、俺たちは元々互いにランクを競いあっていた。何もおかしい事じゃないだろ。例えば…今から此処でやってもな。」
「ほぉ…。それで?」
海がギュッと俺の頭を抱き締めた。
すっかり忘れてたが背負ってたんだ。
大丈夫だと安心させるように手を伸ばして撫でてやる。
「動じないか。まぁいい…それより俺は今から独り言を言うぞ。カシワは既になにかを始めてるみたいだ。俺にもなにか隠し事をしてる。なんだか怖いくらいに穏やかだしな。……あの娘がお前の何なのかは知らないが目を離さない方がいいんじゃないか。」
金剛は独り言をいい終わるとハンマーの先みたいなゴツい親指を立てた。
ムカつくくらいいい笑顔だ。
俺は来た道を振り返っていった。
「最後に一つ聞かせてくれ。お前は敵か味方か?」
「カシワ側だな。けど、少なくとも俺はお前のツレだ。」
顔が熱くなるのを感じた俺はバーカといって走り出した。
どうして回りにいる奴は気恥ずかしい事を平気でいうのか理解に苦しむ。
階段を二段飛ばしであがってると突然、海がポニテを引っ張った。
首がガクッンとなって俺は動きを急停止した。
痛いしエクステが抜けるから止めてほしい。
「っ…な、なんだ!頭が落ちたらどうする!」
「なぁ、##NAME3##ってライカ姉ちゃんの事すきなん?」
「はぁ?」
創造力豊かというか何というか子供は突拍子もないことをいう生き物だ。
「さっき、金剛の兄ちゃん言うてやん。目を離さんほうがえぇて。」
「あのなぁ……そりゃ、コマリさんは大事な人だけど……。」
海は俺の頭をに両手をついて跳び箱をするように飛び降りた。
ターコイズブルーのシャツがクルンっと軌跡を描いた身軽ゆえに着地も綺麗だ。
頭の上の海に聞くと地下一階の辺りで見たという。
心配性かも知れないが俺は駆け足ぎみに船内を走った海は乗り心地がいいのかはしゃいでいる。
ほどなくして巨体を発見、金剛の存在は何処に居ても目立つから目印には最適だ。
だけど、どうやら一人らしくコマリの姿は見えない。俺は声をかけた。
「おーい、金剛」
「お?悠か、どうした。」
単刀直入にいった。
「コマリさんと一緒だったらしいけど…なに話してた?」
「なんだ、そんな事か。ここ数日、お前がどんなことをしてたか聞いただけだ。」
「…探りいれてたのか。カシワにでも命令されたか?」
「そういう言い方は好きじゃないな。ま、カシワに言われたのは正解だ。けど、安心しろ何も聞いてない…っうより、あの娘が話さなかったよ。お前に(悠くん)直接聞いてくださいってな。なかなか健気な娘じゃないか、もしかして心配してここに来たのか?」
獣のように胸筋を揺らして笑う金剛。
反論してやろうかと思ったが余計にからかわれそうなので俺は冷静にいった。
「ふん。お前こそ筋肉に愛を注ぐ前に恋人の一人でもつくったらどうだよ。」
「ふっふっ。そうだな、お前をぶっ倒したら考えるさ。」
「それは…俺とやるって意味か?」
「悠、俺たちは元々互いにランクを競いあっていた。何もおかしい事じゃないだろ。例えば…今から此処でやってもな。」
「ほぉ…。それで?」
海がギュッと俺の頭を抱き締めた。
すっかり忘れてたが背負ってたんだ。
大丈夫だと安心させるように手を伸ばして撫でてやる。
「動じないか。まぁいい…それより俺は今から独り言を言うぞ。カシワは既になにかを始めてるみたいだ。俺にもなにか隠し事をしてる。なんだか怖いくらいに穏やかだしな。……あの娘がお前の何なのかは知らないが目を離さない方がいいんじゃないか。」
金剛は独り言をいい終わるとハンマーの先みたいなゴツい親指を立てた。
ムカつくくらいいい笑顔だ。
俺は来た道を振り返っていった。
「最後に一つ聞かせてくれ。お前は敵か味方か?」
「カシワ側だな。けど、少なくとも俺はお前のツレだ。」
顔が熱くなるのを感じた俺はバーカといって走り出した。
どうして回りにいる奴は気恥ずかしい事を平気でいうのか理解に苦しむ。
階段を二段飛ばしであがってると突然、海がポニテを引っ張った。
首がガクッンとなって俺は動きを急停止した。
痛いしエクステが抜けるから止めてほしい。
「っ…な、なんだ!頭が落ちたらどうする!」
「なぁ、##NAME3##ってライカ姉ちゃんの事すきなん?」
「はぁ?」
創造力豊かというか何というか子供は突拍子もないことをいう生き物だ。
「さっき、金剛の兄ちゃん言うてやん。目を離さんほうがえぇて。」
「あのなぁ……そりゃ、コマリさんは大事な人だけど……。」
海は俺の頭をに両手をついて跳び箱をするように飛び降りた。
ターコイズブルーのシャツがクルンっと軌跡を描いた身軽ゆえに着地も綺麗だ。