ー夏休み編ー悪と邪鬼・続
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ー甲板ー
甲板に上がると潮風に髪が揺れた。
太陽は青空の最高点に達していている。
けれど、海が側にあるだけで体感温度は大きく違っていた。
夏だなぁと思ってると千夜が俺の横に並んだ。
「よぅ。足は平気か?」
「……なにか聞いたのか。」
さっきの昼食中にデイジーにこっそり相談されていた。センヤに悪いことをしたどうしたらいいかと。
「砂鉄入りのサンドバッグ蹴り続けたそうじゃないか。んな真似してると足壊すぞ。」
「ウゼェ……お前は何なんだ。俺の親か、あ?」
「親のつもりは無いけど、ツレではあるぞ。」
「るせぇよ…馬鹿。」
センヤは背中を向けて手すりに持たれた。
俺も同じようにもたれた。手すりはひんやりとして気持ちいい。
「悠。」
「んー?」
「スパやらないか。じっとしてたら身体が鈍る。」
「おう、いいぞ。」
軽く汗を流す程度にスパーリングをやろうとしたら俺とセンヤの足元に何かが飛んできて弾けた。
狙撃方向を見ると祭が銃を両手に構えて挑発的に笑っている。
それに反応したのはセンヤだった瞬間湯沸し器と同じだ。
「おぃ、なんのつもりだ…コラ。」
階段から飛び降りた。
ゆっくりと近づきながら祭は銃をクルクルと回してホルダーに終い込んだ。
「俺も混ぜて貰おうと思ってよぉ…。それとも怖じ気づいたか?」
「てめぇ…」
センヤの声色が変わった。マジでキレてる。
俺は慌てて二人の間に入った。
「おいおい、なんでマジにやり合おうとしてんだよ。祭りも謝れよ。」
「あぁ?俺たちは遊びに来たんじゃねぇんだぞ。なぁ…センヤ」
ジーパンに巻かれたガンベルトからCOLT M1911を抜いた。
いつもの冗談じゃく銃口は確りとセンヤを捉えている。
「なるほど…な。その鉄屑もろとも海に蹴り落としてやる。」
俺の脇を抜けてセンヤは祭の手を蹴りあげた。
COLTは真上に弾き飛ぶ。
「テメェも飛べ!」
センヤは間を与えなかった体勢を即座に戻し、祭の横腹に蹴りを仕掛けた。
だが、シューズの先が当たる寸前で停止した。
祭はすぐに後ろに飛んでCOLTをキャッチした。
「っ……」
俺は何が起こったのかとセンヤを見ると足首に蛇のような物が巻き付いて伸びている…。
いつからいたのか宮塚が絞るように鞭を引いていた。
「祭…何してる。」
「ふん、何でもねぇよ。」
祭が銃を終うのを確認してドライな鞭使いは手首を振ってセンヤの足首から黒い蛇を解いた。
釣糸でも回収するように一瞬で鞭は宮塚の手に戻っていく。
「おい、まだ此方の話しはすんでねぇぞ。」
二人に噛みつこうとするセンヤを俺は羽交い締めにした。
祭も同じように突っかかろうとしたが宮塚に引っ張られていった。
なんで急にこんなことになんたのか俺はため息が出た。
紅あたりに見張りをたのんでおいた方がいいかもしれない。
甲板に上がると潮風に髪が揺れた。
太陽は青空の最高点に達していている。
けれど、海が側にあるだけで体感温度は大きく違っていた。
夏だなぁと思ってると千夜が俺の横に並んだ。
「よぅ。足は平気か?」
「……なにか聞いたのか。」
さっきの昼食中にデイジーにこっそり相談されていた。センヤに悪いことをしたどうしたらいいかと。
「砂鉄入りのサンドバッグ蹴り続けたそうじゃないか。んな真似してると足壊すぞ。」
「ウゼェ……お前は何なんだ。俺の親か、あ?」
「親のつもりは無いけど、ツレではあるぞ。」
「るせぇよ…馬鹿。」
センヤは背中を向けて手すりに持たれた。
俺も同じようにもたれた。手すりはひんやりとして気持ちいい。
「悠。」
「んー?」
「スパやらないか。じっとしてたら身体が鈍る。」
「おう、いいぞ。」
軽く汗を流す程度にスパーリングをやろうとしたら俺とセンヤの足元に何かが飛んできて弾けた。
狙撃方向を見ると祭が銃を両手に構えて挑発的に笑っている。
それに反応したのはセンヤだった瞬間湯沸し器と同じだ。
「おぃ、なんのつもりだ…コラ。」
階段から飛び降りた。
ゆっくりと近づきながら祭は銃をクルクルと回してホルダーに終い込んだ。
「俺も混ぜて貰おうと思ってよぉ…。それとも怖じ気づいたか?」
「てめぇ…」
センヤの声色が変わった。マジでキレてる。
俺は慌てて二人の間に入った。
「おいおい、なんでマジにやり合おうとしてんだよ。祭りも謝れよ。」
「あぁ?俺たちは遊びに来たんじゃねぇんだぞ。なぁ…センヤ」
ジーパンに巻かれたガンベルトからCOLT M1911を抜いた。
いつもの冗談じゃく銃口は確りとセンヤを捉えている。
「なるほど…な。その鉄屑もろとも海に蹴り落としてやる。」
俺の脇を抜けてセンヤは祭の手を蹴りあげた。
COLTは真上に弾き飛ぶ。
「テメェも飛べ!」
センヤは間を与えなかった体勢を即座に戻し、祭の横腹に蹴りを仕掛けた。
だが、シューズの先が当たる寸前で停止した。
祭はすぐに後ろに飛んでCOLTをキャッチした。
「っ……」
俺は何が起こったのかとセンヤを見ると足首に蛇のような物が巻き付いて伸びている…。
いつからいたのか宮塚が絞るように鞭を引いていた。
「祭…何してる。」
「ふん、何でもねぇよ。」
祭が銃を終うのを確認してドライな鞭使いは手首を振ってセンヤの足首から黒い蛇を解いた。
釣糸でも回収するように一瞬で鞭は宮塚の手に戻っていく。
「おい、まだ此方の話しはすんでねぇぞ。」
二人に噛みつこうとするセンヤを俺は羽交い締めにした。
祭も同じように突っかかろうとしたが宮塚に引っ張られていった。
なんで急にこんなことになんたのか俺はため息が出た。
紅あたりに見張りをたのんでおいた方がいいかもしれない。