ー夏休み編ー悪と邪鬼・続
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「それにしても、柏さんは相変わらずな方ですね。まさか、フェリーを貸しきりにするなんて。昔からすごい方でしたけど」
コマリはクルクルと丁寧にパスタを巻き上げて口に運ぶ。
「あれ、カシワのこと知ってるのか?」
「知っているといいますか。何度か顔を会わせていますよ。ほら、新年のお集まりとかで……ただ、私のことを覚えているから解りませんけど。」
あんな奴には関わらない方がいいと言おうかと思ったが止めておいた。
変に釘を刺さなくてもわざわざカシワには関わらないだろう。
あかざえびのソテージャガ芋カリカリ焼きサラダ仕立てにナイフを落とそうとしたら誰かが後ろに居る気配がした。
「あ~…悠。隣いいかな。」
「……スズネか。おう、かけろよ。コマリさんもいいよな。」
笑顔でうなずくのを見てスズネは俺の隣に座った。
これで右側にも誰かが座ってくれたらトリプルハーレムだな。
「あら、ゆう様、ヨロシカったらご一緒して構いませんデスか?ワタクシが座ればハーレム状態デスワよ。」
「デイジー…座りたいならすきにしてくれ。」
コイツかぁ…。
黙ってれば文句ない美少女なんだけどな…っか、今俺の心なか読まれなかったか?
「ねぇ、悠。日乃本アイランドってどんな所なの。」
「日本一ECOな島だ。」
日乃本アイランドは元々は無人島だった。
バルブ崩壊前に何十人ものが土地の利権を買い取っていた。
しかし、今は利権がメチャクチャになっては誰のものでもない軍艦島のようになっていた。
しかし、その島を再利用を考えたあるプロジェクトが浮上した日本一のECOシステム。
海水を汲み上げ利用した電力発電に風力発電システム。
更には世界初の太陽炉ソーラーで三百六十五日二十四時間機械管理のビオプラートドームによる四季植物の生育。
自然エネルギーのみで島中の電力を補うというむちゃくちゃな次世代技術の塊みたいな場所だ。
島は前半部分からのみ入港が可能になっていて既に一般人も施設見学や観光ができるエリアがいくつか解放されていてホテルや繁華街じみたものもあるとか無いとか。
島後半は立ち入り禁止区域や研究所がいくつも建てられているとか…。
俺が詳しいのは、この島の運用資金の出元に関係しているからだ。
日乃本(ひのもと)は勿論日の本から来ているわけだがその理由は日本各国の財閥などが連合して生まれたってわけだ。
その物好きな財閥の一人がうちの親父、小鳥遊兜馬。だが資金提供だけでこれだけの最新システムを集められる訳がない。
だが、そこが親父の腕のみせどころ立ったのかもしれない。
親父は自分が買い入れた部分の土地の利権をすべて研究所にした。あとは柳とおなじた好きに自分の技術を研究したい博士や技術者を招いた。
それからの動きはさぞ早かっただろう。
一つ便利なECOシステムが出来たら財を産む、財は人を呼び、他の提供者もおなじ事をする。
その結果、発展は止まることなく街にならぶ携帯電話のように新しく進化を続けているのだ。
コマリはクルクルと丁寧にパスタを巻き上げて口に運ぶ。
「あれ、カシワのこと知ってるのか?」
「知っているといいますか。何度か顔を会わせていますよ。ほら、新年のお集まりとかで……ただ、私のことを覚えているから解りませんけど。」
あんな奴には関わらない方がいいと言おうかと思ったが止めておいた。
変に釘を刺さなくてもわざわざカシワには関わらないだろう。
あかざえびのソテージャガ芋カリカリ焼きサラダ仕立てにナイフを落とそうとしたら誰かが後ろに居る気配がした。
「あ~…悠。隣いいかな。」
「……スズネか。おう、かけろよ。コマリさんもいいよな。」
笑顔でうなずくのを見てスズネは俺の隣に座った。
これで右側にも誰かが座ってくれたらトリプルハーレムだな。
「あら、ゆう様、ヨロシカったらご一緒して構いませんデスか?ワタクシが座ればハーレム状態デスワよ。」
「デイジー…座りたいならすきにしてくれ。」
コイツかぁ…。
黙ってれば文句ない美少女なんだけどな…っか、今俺の心なか読まれなかったか?
「ねぇ、悠。日乃本アイランドってどんな所なの。」
「日本一ECOな島だ。」
日乃本アイランドは元々は無人島だった。
バルブ崩壊前に何十人ものが土地の利権を買い取っていた。
しかし、今は利権がメチャクチャになっては誰のものでもない軍艦島のようになっていた。
しかし、その島を再利用を考えたあるプロジェクトが浮上した日本一のECOシステム。
海水を汲み上げ利用した電力発電に風力発電システム。
更には世界初の太陽炉ソーラーで三百六十五日二十四時間機械管理のビオプラートドームによる四季植物の生育。
自然エネルギーのみで島中の電力を補うというむちゃくちゃな次世代技術の塊みたいな場所だ。
島は前半部分からのみ入港が可能になっていて既に一般人も施設見学や観光ができるエリアがいくつか解放されていてホテルや繁華街じみたものもあるとか無いとか。
島後半は立ち入り禁止区域や研究所がいくつも建てられているとか…。
俺が詳しいのは、この島の運用資金の出元に関係しているからだ。
日乃本(ひのもと)は勿論日の本から来ているわけだがその理由は日本各国の財閥などが連合して生まれたってわけだ。
その物好きな財閥の一人がうちの親父、小鳥遊兜馬。だが資金提供だけでこれだけの最新システムを集められる訳がない。
だが、そこが親父の腕のみせどころ立ったのかもしれない。
親父は自分が買い入れた部分の土地の利権をすべて研究所にした。あとは柳とおなじた好きに自分の技術を研究したい博士や技術者を招いた。
それからの動きはさぞ早かっただろう。
一つ便利なECOシステムが出来たら財を産む、財は人を呼び、他の提供者もおなじ事をする。
その結果、発展は止まることなく街にならぶ携帯電話のように新しく進化を続けているのだ。