ー夏休み編ー悪と邪鬼・続
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バスは一度もパーキング休憩も挟まずに高速を降りた、そのままどんどん海に近づいて行く。
日も高くなってきて道路には陽炎が揺れている。
今日も最高気温は38度を超えるとニュースでいっていた。
俺は窓の外を眺めていると頬に何かが当たった。
振り替えってみると何のつもりかこなたが割り箸の束を構えていた。
「……なんだよ?」
「王様ゲ~ム。ほい、暇そうな悠も一本どうぞ。」
どーゆー経緯で始まったかは知らないがちょうど暇になってきたし俺は一本箸を引いた。
先には王冠のマークが描いてある。
「お、悠。くじ運いいね~。みんな~悠が王様だよ。」
ゲーム参加者はこなた、つかさ、かがみ、ともき、優日、小雪、千草、海、駒狸、戌塚、紅、亮っと結構大人数だった。
ざっと、面子を見回しているとコマリと目があった。どうやらみなと打ち解けたようだ。
ゲームには参加していない星凪を膝にのせている。
「じゃあ…5番と9番は…」
亮と紅が僅かに反応した。俺はビシッと指をさしていった。
「甘党だ!」
「「「「……」」」」
ともきが立ち上がって、俺の横にならんで肩を抱いてきた。
ニコっと笑って腕を振ったバッシンと俺の腹部にぶち当たる。
「そーゆーゲームじゃねぇ!!!」
「ぐほ……な、ナイス…ツッコミ」
「なにがしたいや##NAME3##は…。」
「さすが悠だね。ネタをよくわかってるよ。さぁ、次のゲームいこうか。」
こなたはいつのまにか回収した箸束を高々と構える。あれ、俺のターンは?
まさか本当に甘党だ!発言だけで終わりなのか?
文句をいうまえに次のゲームは始まってしまった。
もちろん俺も参加した。
いくらなんでもアレで終わりは悲しすぎる。
だが、逆に今終わればちょっと悲しいだけで済んだはずだった。
俺がそれを後悔したのはゲームを重ねてしこたま笑ったあとだった。
「王様だ~れだ?」
手をあげたのは鈴猫だった。こなたや海に難題を出されまくったあとなのでホッと息を飲む面々もしばしばいた。
「じゃあ…四番は髪型を変えるってどうかな。」
「面白そうだね。四番誰?誰?」
四番は俺だ…。
しぶしぶ手を挙げると、前みつあみ!ポニーテール!ツインテール!たらしツインテール!髪止め夜会巻き!カチューシャ止め!
何だろう大事なものを失いそうな意見が飛び交ってるなか俺の膝にハサミが落ちてきた。
「切れ…なの。」
騒ぎあっていたのに水を打ったように静かになった。俺の視線の先にはマオウがニッコリと笑ってどっから出したのか大きめの布を広げている。
「真桜さん。冗談ですよね。」
「冗談じゃないです…なの。前から思っていた…なの。お前の髪の長さは…ウザイなの。今から二択やるなの。一、誰かに切ってもらう。二、自分で切る…なの」
王様ゲームで斬髪ってどれだけハードな命令だよ。
俺の膝にはブラシやスプレー類が増えていた。
あぁ……人類逃げ場なし…。
日も高くなってきて道路には陽炎が揺れている。
今日も最高気温は38度を超えるとニュースでいっていた。
俺は窓の外を眺めていると頬に何かが当たった。
振り替えってみると何のつもりかこなたが割り箸の束を構えていた。
「……なんだよ?」
「王様ゲ~ム。ほい、暇そうな悠も一本どうぞ。」
どーゆー経緯で始まったかは知らないがちょうど暇になってきたし俺は一本箸を引いた。
先には王冠のマークが描いてある。
「お、悠。くじ運いいね~。みんな~悠が王様だよ。」
ゲーム参加者はこなた、つかさ、かがみ、ともき、優日、小雪、千草、海、駒狸、戌塚、紅、亮っと結構大人数だった。
ざっと、面子を見回しているとコマリと目があった。どうやらみなと打ち解けたようだ。
ゲームには参加していない星凪を膝にのせている。
「じゃあ…5番と9番は…」
亮と紅が僅かに反応した。俺はビシッと指をさしていった。
「甘党だ!」
「「「「……」」」」
ともきが立ち上がって、俺の横にならんで肩を抱いてきた。
ニコっと笑って腕を振ったバッシンと俺の腹部にぶち当たる。
「そーゆーゲームじゃねぇ!!!」
「ぐほ……な、ナイス…ツッコミ」
「なにがしたいや##NAME3##は…。」
「さすが悠だね。ネタをよくわかってるよ。さぁ、次のゲームいこうか。」
こなたはいつのまにか回収した箸束を高々と構える。あれ、俺のターンは?
まさか本当に甘党だ!発言だけで終わりなのか?
文句をいうまえに次のゲームは始まってしまった。
もちろん俺も参加した。
いくらなんでもアレで終わりは悲しすぎる。
だが、逆に今終わればちょっと悲しいだけで済んだはずだった。
俺がそれを後悔したのはゲームを重ねてしこたま笑ったあとだった。
「王様だ~れだ?」
手をあげたのは鈴猫だった。こなたや海に難題を出されまくったあとなのでホッと息を飲む面々もしばしばいた。
「じゃあ…四番は髪型を変えるってどうかな。」
「面白そうだね。四番誰?誰?」
四番は俺だ…。
しぶしぶ手を挙げると、前みつあみ!ポニーテール!ツインテール!たらしツインテール!髪止め夜会巻き!カチューシャ止め!
何だろう大事なものを失いそうな意見が飛び交ってるなか俺の膝にハサミが落ちてきた。
「切れ…なの。」
騒ぎあっていたのに水を打ったように静かになった。俺の視線の先にはマオウがニッコリと笑ってどっから出したのか大きめの布を広げている。
「真桜さん。冗談ですよね。」
「冗談じゃないです…なの。前から思っていた…なの。お前の髪の長さは…ウザイなの。今から二択やるなの。一、誰かに切ってもらう。二、自分で切る…なの」
王様ゲームで斬髪ってどれだけハードな命令だよ。
俺の膝にはブラシやスプレー類が増えていた。
あぁ……人類逃げ場なし…。