ー夏休み編ー悪と邪鬼・続
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カシワ自体がなにもしていないって事は俺も暫くはおとなしく旅行を楽しんでいてもいいだろう。
それにしても腹が減ったな……。朝飯食べてなかったし。
「悠、なにウロウロしてるんだ」
紅がプリッツか何かをくわえて手をヒラヒラと振る。その隣には祭がいて、座席は向き会わせてるけど宮塚は窓の外に集中している。
「おう、ちょっとな。それより美味そうだな俺にもくれよ」
「嫌だね。」
菓子の箱を抱えた祭に即座に断られた。
いつからコイツは腹ペコキャラになったんだ。
「悪いな、悠。さっきから負けこしてさ巻き上げられたんだ。」
紅はパラパラと手札を落とす。
祭は散らばったトランプを回収してシャッフルするのかと思ったら隣に差し出した。
宮塚はカードの束を受けとると手元を見ずにショットガンシャフルを始める。
「なんなら、お前もやるか?宮塚は参加しやがらねぇし。」
「……そのガンカードじゃ無かったらやってやるよ。」
「ガンカード?」
「テメ、バラすなよ!っか、いつ気がつきやがった!」
「いや…いつって……まず、そのカード年期の入ってる風に見えるけど、自分でつけた傷だし。なによりシャフルに手慣れてる宮塚に任せてるんだからそんなボロボロにならんだろ。」
「エンジュ~…イカサマしてやがったのかよ。」
るせー!ぼけー!どっか行きやがれ!…っと暴言三昧で追い出された。
なにがムカつくって投げつけてきた菓子箱はしっかり空だったことだ。
「ったく、ひどい目にあった…。っか、マジで腹ペコだよ。不思議なダンジョンならすでにヒットポイント減り始めてるぜ……ん?」
他のグループからわざと離れて座ってる千夜が顔をしかめていた。
俺は何となく隣に腰を降ろした。
「……なんだ」
「いや、千夜ちゃんどっか怪我してる?…足とか。」
キッと鋭い目で俺を一蹴した。このバスに乗ってる奴は睨むか暴言吐き散らす奴しか居ないのだろうか。
俺は視線を千夜の足元に反らした。
ダークディープブルーのズボンの隙間からは包帯が巻かれているのが見える。
「ダイジョブか。利き足だろ。」
「……」
無視られた。
っか、なんか凄く機嫌悪いけどなんかしたか俺…?
恐る恐る千夜の顔を見ると俺じゃなく、別の誰かを睨んでいた。
視線の先には…メイド?
「それより…テメェこそ平気なのか。」
「なにが?」
「ぽやぽやしてる見てぇだが…やるんだろ?」
「ま、どうにかなるでしょ。」
適当な返事に千夜は更に不機嫌になった。
「ちっ…なぁ、悠」
「はい?」
「合法的にあのクソメイドを蹴っ飛ばす方法ないか?いや、もうなんなら海に静めてもいいんだが。」
ゾッとした。
なんか背中に黒い炎が見えた気もする。
「どした千夜!お前はそーゆーキャラじゃないだろ。闇討ちするのはどっちかというと戌塚の役だろ!」
「アニキ…それは若干酷いぞと」
「あ、イヌヅカいたのか。ん?なんかいいにおい…。」
本気で不機嫌な千夜と本気で落ち込む戌塚を置いといて俺は無茶はすんなよといって匂いの元に移動した。
それにしても腹が減ったな……。朝飯食べてなかったし。
「悠、なにウロウロしてるんだ」
紅がプリッツか何かをくわえて手をヒラヒラと振る。その隣には祭がいて、座席は向き会わせてるけど宮塚は窓の外に集中している。
「おう、ちょっとな。それより美味そうだな俺にもくれよ」
「嫌だね。」
菓子の箱を抱えた祭に即座に断られた。
いつからコイツは腹ペコキャラになったんだ。
「悪いな、悠。さっきから負けこしてさ巻き上げられたんだ。」
紅はパラパラと手札を落とす。
祭は散らばったトランプを回収してシャッフルするのかと思ったら隣に差し出した。
宮塚はカードの束を受けとると手元を見ずにショットガンシャフルを始める。
「なんなら、お前もやるか?宮塚は参加しやがらねぇし。」
「……そのガンカードじゃ無かったらやってやるよ。」
「ガンカード?」
「テメ、バラすなよ!っか、いつ気がつきやがった!」
「いや…いつって……まず、そのカード年期の入ってる風に見えるけど、自分でつけた傷だし。なによりシャフルに手慣れてる宮塚に任せてるんだからそんなボロボロにならんだろ。」
「エンジュ~…イカサマしてやがったのかよ。」
るせー!ぼけー!どっか行きやがれ!…っと暴言三昧で追い出された。
なにがムカつくって投げつけてきた菓子箱はしっかり空だったことだ。
「ったく、ひどい目にあった…。っか、マジで腹ペコだよ。不思議なダンジョンならすでにヒットポイント減り始めてるぜ……ん?」
他のグループからわざと離れて座ってる千夜が顔をしかめていた。
俺は何となく隣に腰を降ろした。
「……なんだ」
「いや、千夜ちゃんどっか怪我してる?…足とか。」
キッと鋭い目で俺を一蹴した。このバスに乗ってる奴は睨むか暴言吐き散らす奴しか居ないのだろうか。
俺は視線を千夜の足元に反らした。
ダークディープブルーのズボンの隙間からは包帯が巻かれているのが見える。
「ダイジョブか。利き足だろ。」
「……」
無視られた。
っか、なんか凄く機嫌悪いけどなんかしたか俺…?
恐る恐る千夜の顔を見ると俺じゃなく、別の誰かを睨んでいた。
視線の先には…メイド?
「それより…テメェこそ平気なのか。」
「なにが?」
「ぽやぽやしてる見てぇだが…やるんだろ?」
「ま、どうにかなるでしょ。」
適当な返事に千夜は更に不機嫌になった。
「ちっ…なぁ、悠」
「はい?」
「合法的にあのクソメイドを蹴っ飛ばす方法ないか?いや、もうなんなら海に静めてもいいんだが。」
ゾッとした。
なんか背中に黒い炎が見えた気もする。
「どした千夜!お前はそーゆーキャラじゃないだろ。闇討ちするのはどっちかというと戌塚の役だろ!」
「アニキ…それは若干酷いぞと」
「あ、イヌヅカいたのか。ん?なんかいいにおい…。」
本気で不機嫌な千夜と本気で落ち込む戌塚を置いといて俺は無茶はすんなよといって匂いの元に移動した。