ー夏休み編ー悪と邪鬼・続
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ーラスタ・ラヴ(VIPルーム)ー
「ちぃっす。紅です。」
ガラスのドアを開けると冷えた風が流れてきた。
かなり空調が効いてるみたいだ。
バーカウンターの方から声がした。
「あら、珍しい。クレナイが集合時間五分前に来るなんて」
「クレナイさん。ちわー。」
上下グリーンのジャージ姿。
目が隠れる程度の前髪で後ろは肩に掛かるぐらいで左右の髪を三つ編みにしているこの店のオーナー平瀬美喜。
それと、なんでかもう一人のトラブルシューターの宗方六花が居る。
シルバーのプリーツスカートにタンクトップといつもの格好だ。
「うっす。それで、もう皆集まってるみたいだな。っか、本当に全員集合か。」
「そうね。けど、タカシがアレだからまだ始まって無いけどね。」
「アレ?」
俺は会議席の方を見た。
一番奥を陣取っている赤いベロアのソファーではタカシさんが目を閉じて優雅に座っている。
名画にも負けそうに無いのが王の貫禄だ。
「寝てるのか?」
「さぁ、座ってからずっとああしてるから。他の皆も気にせず話してるし、アンタも行ったら。」
俺はそうだなといって、自分の指定席に向かった。
No.s会議の時は座る場所が決まっている。
中央の奥に崇さん。
それからは交互の向かい合わせになる形の番号順だ。↓
-崇さん-
2番テ3番
4番|5番
6俺ブ7番
8番ル9番
-10番-
席につくと、ミキが俺の前にグラスを置いた。
中身は酒じゃなくて麦茶だ。
喉が渇いてたし、いただこうと手を伸ばしたらタカシさんがいった。
「全員揃ったな。」
水を打ったようにシンッとなった。
俺は手を引っ込めてタカシさんを見た。
「会議を始める。」
「「「はい(うっす、うい)。」」」
「今回は大きく二つだ。一つは最近おとなしかったガキどもの行動が活発になってきてる。夏休みではいつもの事でたいした問題は無いと思うが……池袋署の生活安全科も目を光らせてるから下の者の動きには注意しろ。」
はい、了解っと各々が返事をした。
なんだ、緊急会議っていっても何時もの定例会議か。
俺は改めて麦茶をイッキ飲みした。
よぉく冷えてて上手い。
「次、これが本題だが…明日、小鳥遊悠に着いていく奴等についてだ。」
俺、花王、炎銃の三人が声を揃えた。
「は?」「え?」「お?」
タカシさんは軽く口の端をあげた。
冷たい微笑だ。
「安心しろ咎める訳じゃない。ただ、クレナイ、スズネ、マツリの三人に加えて宮塚、お前も参加しろ。」
俺の左隣いる四番・ミヤヅカが手をあげていった。
首もとから胸までが広めに開いた黒のポロシャツにジーパンが良く似合っていて腰には鞭の入ったコブクロが揺れた。
「なぜですか。」
本郷が小さく笑った。
「フッ」
バーカウンターの方からリッカが歩いてきて本郷の後ろに立っていった。
「『ある女が情報をよこした。この旅行はただの遊びじゃない』っていってまーす。」
エンジュがいった。
「リッカ通さず普通に喋れや。」
「ちぃっす。紅です。」
ガラスのドアを開けると冷えた風が流れてきた。
かなり空調が効いてるみたいだ。
バーカウンターの方から声がした。
「あら、珍しい。クレナイが集合時間五分前に来るなんて」
「クレナイさん。ちわー。」
上下グリーンのジャージ姿。
目が隠れる程度の前髪で後ろは肩に掛かるぐらいで左右の髪を三つ編みにしているこの店のオーナー平瀬美喜。
それと、なんでかもう一人のトラブルシューターの宗方六花が居る。
シルバーのプリーツスカートにタンクトップといつもの格好だ。
「うっす。それで、もう皆集まってるみたいだな。っか、本当に全員集合か。」
「そうね。けど、タカシがアレだからまだ始まって無いけどね。」
「アレ?」
俺は会議席の方を見た。
一番奥を陣取っている赤いベロアのソファーではタカシさんが目を閉じて優雅に座っている。
名画にも負けそうに無いのが王の貫禄だ。
「寝てるのか?」
「さぁ、座ってからずっとああしてるから。他の皆も気にせず話してるし、アンタも行ったら。」
俺はそうだなといって、自分の指定席に向かった。
No.s会議の時は座る場所が決まっている。
中央の奥に崇さん。
それからは交互の向かい合わせになる形の番号順だ。↓
-崇さん-
2番テ3番
4番|5番
6俺ブ7番
8番ル9番
-10番-
席につくと、ミキが俺の前にグラスを置いた。
中身は酒じゃなくて麦茶だ。
喉が渇いてたし、いただこうと手を伸ばしたらタカシさんがいった。
「全員揃ったな。」
水を打ったようにシンッとなった。
俺は手を引っ込めてタカシさんを見た。
「会議を始める。」
「「「はい(うっす、うい)。」」」
「今回は大きく二つだ。一つは最近おとなしかったガキどもの行動が活発になってきてる。夏休みではいつもの事でたいした問題は無いと思うが……池袋署の生活安全科も目を光らせてるから下の者の動きには注意しろ。」
はい、了解っと各々が返事をした。
なんだ、緊急会議っていっても何時もの定例会議か。
俺は改めて麦茶をイッキ飲みした。
よぉく冷えてて上手い。
「次、これが本題だが…明日、小鳥遊悠に着いていく奴等についてだ。」
俺、花王、炎銃の三人が声を揃えた。
「は?」「え?」「お?」
タカシさんは軽く口の端をあげた。
冷たい微笑だ。
「安心しろ咎める訳じゃない。ただ、クレナイ、スズネ、マツリの三人に加えて宮塚、お前も参加しろ。」
俺の左隣いる四番・ミヤヅカが手をあげていった。
首もとから胸までが広めに開いた黒のポロシャツにジーパンが良く似合っていて腰には鞭の入ったコブクロが揺れた。
「なぜですか。」
本郷が小さく笑った。
「フッ」
バーカウンターの方からリッカが歩いてきて本郷の後ろに立っていった。
「『ある女が情報をよこした。この旅行はただの遊びじゃない』っていってまーす。」
エンジュがいった。
「リッカ通さず普通に喋れや。」