ー夏休み編ー悪と邪鬼
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腕立てを約1000回(?)くらいやったあと、今度は足を押さえてもらって腹筋を始めた。
「ふっ…ほっ…はっ…」
「うっ…あぅ…」
正直腹筋に集中できない。
俺が上体を起こす度にコマリは動かないように必死に足を押さえてくれてるが両手で抱き締めるように押さえてるので胸の感触がダイレクトに足に伝わる。
柔らかいビーズクッションを膝から脛の辺りまでに押さえつけて前後に移動する感じ。
なにか、話さないと別の意味で下半身が硬くなりそうだ。
俺は腹筋の勢いを止めずにいった。
「さっき、いってた、けどコマリさんは、次期当主なのか?」
「はい。…っと言っても名前だけなんですよ。駒狸家も今じゃほとんどの人が外で働いてるし、針や指圧治療をやってるのは、おばあちゃんと一部のお弟子さんだけで…あとを継ぐ人が私しかいないんです。」
「どしてだ?」
「理由は色々と言われてます。」
「ふーん、けど、目指してるのは医者なんだよな。言っちゃ悪いが家を継ぎながらじゃ面倒じゃないのか勉強にも集中できないし。…それとも無理矢理、背中合わされてるとか?」
コマリは首を左右に振った。
「そうじゃないです。たしかに…勉強との両立は難しいです。…けど、針や指圧治療も現代医学に取り入れていくことが私の目標なんです。」
俺は上体を起こして、コマリと視線をあわせていった。
「ふぅん。コマリさんは真面目だな。」
「なんでですか?」
俺みたいなのが言うと安っぽく聞こえるからあんまり言いたくはなかったけどいった。
「その歳でちゃんと目標を持ってるし、なにより自分だけでなく、人のためにも頑張るってのが偉いよ。」
「そんな、私も口では偉そうに言ってるだけで、まだまだ半人前だし……悠君の方が凄いですよ。ずっと小鳥遊の名前を背負っているんだし。」
俺は腹筋を続けながらいった。
「はは、俺は投げ出したよ。なんもかんもな。」
「え?」
「小鳥遊ってのは名前だけさ。既に権限なんかは親父にゆずった。事実、親父は小鳥遊家の総帥としてやってるし、俺は仕事関係には一切口出さないししたくない。セレブニートだからな。」
「セレブニートって…なに?」
蓬莱山輝夜なんかを表すっても判んないだろうな。
俺は適当に笑って説明を省いた。
そんな話をしながら、腹筋、スクワット、柔軟と一通りのメニューをこなしたあと俺は軽くシャワーを浴びて夕食の準備をはじめた。。
最近はまおにまかせっきりだったから久々の料理だ。
普段の何倍ものメニューをこなしたから俺の空腹メーターがお祭り騒ぎになっていた。
何かにとりつかれた冷蔵庫の中の食材を手当たり次第に調理していく。
ステーキ、しょうが焼き、ハンバーグ、鶏の唐揚げ、メンチカツ…
食べ始める頃にはテーブルはあらゆる肉料理で埋め尽くした。
それにくわえ、俺はお茶碗ではなくドンブリいっぱいにご飯をよそいで席についた。
「ふっ…ほっ…はっ…」
「うっ…あぅ…」
正直腹筋に集中できない。
俺が上体を起こす度にコマリは動かないように必死に足を押さえてくれてるが両手で抱き締めるように押さえてるので胸の感触がダイレクトに足に伝わる。
柔らかいビーズクッションを膝から脛の辺りまでに押さえつけて前後に移動する感じ。
なにか、話さないと別の意味で下半身が硬くなりそうだ。
俺は腹筋の勢いを止めずにいった。
「さっき、いってた、けどコマリさんは、次期当主なのか?」
「はい。…っと言っても名前だけなんですよ。駒狸家も今じゃほとんどの人が外で働いてるし、針や指圧治療をやってるのは、おばあちゃんと一部のお弟子さんだけで…あとを継ぐ人が私しかいないんです。」
「どしてだ?」
「理由は色々と言われてます。」
「ふーん、けど、目指してるのは医者なんだよな。言っちゃ悪いが家を継ぎながらじゃ面倒じゃないのか勉強にも集中できないし。…それとも無理矢理、背中合わされてるとか?」
コマリは首を左右に振った。
「そうじゃないです。たしかに…勉強との両立は難しいです。…けど、針や指圧治療も現代医学に取り入れていくことが私の目標なんです。」
俺は上体を起こして、コマリと視線をあわせていった。
「ふぅん。コマリさんは真面目だな。」
「なんでですか?」
俺みたいなのが言うと安っぽく聞こえるからあんまり言いたくはなかったけどいった。
「その歳でちゃんと目標を持ってるし、なにより自分だけでなく、人のためにも頑張るってのが偉いよ。」
「そんな、私も口では偉そうに言ってるだけで、まだまだ半人前だし……悠君の方が凄いですよ。ずっと小鳥遊の名前を背負っているんだし。」
俺は腹筋を続けながらいった。
「はは、俺は投げ出したよ。なんもかんもな。」
「え?」
「小鳥遊ってのは名前だけさ。既に権限なんかは親父にゆずった。事実、親父は小鳥遊家の総帥としてやってるし、俺は仕事関係には一切口出さないししたくない。セレブニートだからな。」
「セレブニートって…なに?」
蓬莱山輝夜なんかを表すっても判んないだろうな。
俺は適当に笑って説明を省いた。
そんな話をしながら、腹筋、スクワット、柔軟と一通りのメニューをこなしたあと俺は軽くシャワーを浴びて夕食の準備をはじめた。。
最近はまおにまかせっきりだったから久々の料理だ。
普段の何倍ものメニューをこなしたから俺の空腹メーターがお祭り騒ぎになっていた。
何かにとりつかれた冷蔵庫の中の食材を手当たり次第に調理していく。
ステーキ、しょうが焼き、ハンバーグ、鶏の唐揚げ、メンチカツ…
食べ始める頃にはテーブルはあらゆる肉料理で埋め尽くした。
それにくわえ、俺はお茶碗ではなくドンブリいっぱいにご飯をよそいで席についた。