ー夏休み編ー悪と邪鬼
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「……んっ?」
まただ…いつの間に寝ていたのだろう。
俺はぼやける目をゴシゴシとこすりピントを合わせる。
意識も視界もはっきりしてきてパチッと目を開くと、俺は声をあげそうになった。
「こっ?!(コマリさん?!)」
少しでも動けば鼻と鼻が触れあいそうな距離にコマリさんの顔がある。
「すぅ…すぅ…」
柔らかにこぼれる寝息が顔にかかり、サラリと流れてる髪からは甘いようなにおいがする。
この体勢は…どうやら膝枕されているみたいだが…。
「……(なんでこんな事に)」
俺は起こさない様にソッと頭を抜いて、身体を起こした。
ただ動かしただけだが足腰や腕がズキッと痛み微かに熱を持っていた。
痛みでぼんやりとしていた頭がクリアになってきた。
「思い出した。…寝てたんじゃなくて落とされたんだ…」
確か一通り妖怪の爺どもを相手にして…二ターン目に入る途中までの記憶はあるけど…その先はブラックアウトしている。
ふと、窓の外を見てみると既に日が落ちていた。
俺は側に落ちている携帯を拾って開いて見た。
ディスプレイには7:46と映っていた。
少なくとも二時間は眠っていたようだ。
「ん?メールが来てる。」
まおからのメールが数件。
携帯嫌いのアイツが珍しい。俺は開いてみた。
タイトル―
本文:オサゲとウニ頭を潰した。送っていくから遅くなる。
タイトル―
本文:オサゲの姉につかまった
タイトル―
本文:今日はオサゲの家に泊まる
「……いったい俺の寝てる間になにが…あったんだ。」
考えていると後ろでゴンッと床に何かを落としたような鈍い音が聴こえた。
俺は振り向いてみるとコマリさんが両手でオデコの辺りを抑えて唸っている。
「いっ…いたい~」
どうやら、さっきの姿勢のまま倒れて頭を打ったみたいだ。
ドジッて言うかお約束な子だ。
俺は笑いをこらえて声をかけた。
「おはよ。大丈夫か?」
コマリさんは俺の顔を見ると手をバタバタふりまわしながらいった。
「あ……。お、おはようございます!えと…だ、大丈夫です!」
なんだか、ガキの頃に持っていた音に反応して動くオモチャを思い出してしまう。
俺は笑いながらいった。
「落ち着きなって。別にとって食ったりしないぜ?」
「は、はぃ…すいません。」
落ち着いてきたコマリさんは一連の行動が恥ずかしかったのか、うつ向いてしまった。
なかなか、からかいがいのある娘だ。
俺はいった。
「どんくらい落ちてた?」
「えーと、二時間くらいですね。ドウゲンさん達はまた明日の朝にみえるらしいです。…鍛練の進みが悪いから自分でやれる事は休まずにしとくように言付けを聞いてます。」
アレだけやっても進みが悪いとは…我ながら情けない。
それにしても明日のために休んどけとか養生しろでなく、さらに自主トレーニングをしておけとは……
まおに負けず劣らないスパルタっぷりだ。
まただ…いつの間に寝ていたのだろう。
俺はぼやける目をゴシゴシとこすりピントを合わせる。
意識も視界もはっきりしてきてパチッと目を開くと、俺は声をあげそうになった。
「こっ?!(コマリさん?!)」
少しでも動けば鼻と鼻が触れあいそうな距離にコマリさんの顔がある。
「すぅ…すぅ…」
柔らかにこぼれる寝息が顔にかかり、サラリと流れてる髪からは甘いようなにおいがする。
この体勢は…どうやら膝枕されているみたいだが…。
「……(なんでこんな事に)」
俺は起こさない様にソッと頭を抜いて、身体を起こした。
ただ動かしただけだが足腰や腕がズキッと痛み微かに熱を持っていた。
痛みでぼんやりとしていた頭がクリアになってきた。
「思い出した。…寝てたんじゃなくて落とされたんだ…」
確か一通り妖怪の爺どもを相手にして…二ターン目に入る途中までの記憶はあるけど…その先はブラックアウトしている。
ふと、窓の外を見てみると既に日が落ちていた。
俺は側に落ちている携帯を拾って開いて見た。
ディスプレイには7:46と映っていた。
少なくとも二時間は眠っていたようだ。
「ん?メールが来てる。」
まおからのメールが数件。
携帯嫌いのアイツが珍しい。俺は開いてみた。
タイトル―
本文:オサゲとウニ頭を潰した。送っていくから遅くなる。
タイトル―
本文:オサゲの姉につかまった
タイトル―
本文:今日はオサゲの家に泊まる
「……いったい俺の寝てる間になにが…あったんだ。」
考えていると後ろでゴンッと床に何かを落としたような鈍い音が聴こえた。
俺は振り向いてみるとコマリさんが両手でオデコの辺りを抑えて唸っている。
「いっ…いたい~」
どうやら、さっきの姿勢のまま倒れて頭を打ったみたいだ。
ドジッて言うかお約束な子だ。
俺は笑いをこらえて声をかけた。
「おはよ。大丈夫か?」
コマリさんは俺の顔を見ると手をバタバタふりまわしながらいった。
「あ……。お、おはようございます!えと…だ、大丈夫です!」
なんだか、ガキの頃に持っていた音に反応して動くオモチャを思い出してしまう。
俺は笑いながらいった。
「落ち着きなって。別にとって食ったりしないぜ?」
「は、はぃ…すいません。」
落ち着いてきたコマリさんは一連の行動が恥ずかしかったのか、うつ向いてしまった。
なかなか、からかいがいのある娘だ。
俺はいった。
「どんくらい落ちてた?」
「えーと、二時間くらいですね。ドウゲンさん達はまた明日の朝にみえるらしいです。…鍛練の進みが悪いから自分でやれる事は休まずにしとくように言付けを聞いてます。」
アレだけやっても進みが悪いとは…我ながら情けない。
それにしても明日のために休んどけとか養生しろでなく、さらに自主トレーニングをしておけとは……
まおに負けず劣らないスパルタっぷりだ。