ー夏休み編ー悪と邪鬼
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「全力で隙だらけ…なの」
「すぅ…すぅ…」
「無防備すぎて…襲われても…文句は言えない…なの」
鼻と鼻が触れるかふれないかの距離で真桜はビデオのヒトコマを停止したようにぴったりと止まる。
「……デバガメとは…良い趣味だな…なの。」
広間と廊下を繋げる木製のドアの隙間に矢を放った様な視線を向けた。
木製のドアから慌てと戸惑いが混ざった声が口早に答えた。
「あ…や…その…ちが、お、おじお邪魔しようとした訳とじゃなくてですね!」
真桜は首を横に振って、扉に呟いた。
「…いいから入ってこい……なの。」
「は、はい…」
木製の扉が開き、誰が見てもわかるくらい顔を真っ赤にしたコマリが入ってくる。
ミントグリーンのカーディガンにスクールガール風のタータンチェックのミニスカートだ。
「あ、あの…お邪魔してその…」
雷果は油の切れたブリキのオモチャみたいに硬直している。
「別に…邪魔じゃないなの。…見られていても…関係ない…なの。」
「お前はなにしとる?」
俺は真桜の頭を掴んだ。
目を開けたらいきなり、真桜がチロッと舌をだして顔を近づけてきていた。
「…タイミングよく…起きるな…なの。」
「何の話だ。…それより何してる?」
「聞くだけ…ヤボなの。」
真桜は口のなかであさがけといった。
まさか、小娘に寝込みを襲われるとは思わかった。
なかなかドキッとしちゃうじゃないか。
「いいから退きなさい。」
俺は真桜を持ち上げて、隣のソファに移動させた。
目をこすっていると、ドアの前でコマリが銅像のように立っているのに気がついた。
「あれ、駒狸さん。おはよう。」
「あ、あ、お、お…」
これは女子の間で流行ってる新手の挨拶だろうか?
「ああおお?」
俺が首をかしげるとコマリは凄い勢いで腰をおって声をだした。
「お、おはようございます!」
「あ、ああ。そんなに丁寧に挨拶しなくていいよ。気軽にさ…」
「は、はい!おはようございます!」
また、勢いよく頭を下げた。しかも、さっきよりアクションが大きい。
もしかしたらものすごく愉快な人なのかも。
「駒狸さんってさ」
「は、はい!」
「みどり色とか好きだったりする?」
「あ、好きです。迷彩柄とかも…なんでわかったんですか?」
「いや、ミニスカートでバタバタお辞儀するから…」
俺は人差し指を↓↓と動かした。
少し間を開けて、コマリは頭から真っ赤になった。
「…………ボフ///あ、あの…すいません…//」
怒るかと思ったら、コマリはスカートを抑えて申し訳なさそうな上目遣いで俺を見て謝ってきた。
なんだか俺の方が申し訳なくなる。けど、ヤバい萌える。
「いや、朝から眼福…」
コォン!
目の前が真っ白になった。後頭部に鈍い熱が走る。
ゴトンと音が聞こえ足元を見るとにテレビのリモコンが落ちている。
「真桜さん…?これはドメスティックバイオレンスですか?」
「手が滑っただけ…なの」
「あーそーかよ。」
どうやら、我が家では手が滑ると物があり得ない確率で俺にぶち当たるらしい。六法全書とか広辞苑とかね…
「すぅ…すぅ…」
「無防備すぎて…襲われても…文句は言えない…なの」
鼻と鼻が触れるかふれないかの距離で真桜はビデオのヒトコマを停止したようにぴったりと止まる。
「……デバガメとは…良い趣味だな…なの。」
広間と廊下を繋げる木製のドアの隙間に矢を放った様な視線を向けた。
木製のドアから慌てと戸惑いが混ざった声が口早に答えた。
「あ…や…その…ちが、お、おじお邪魔しようとした訳とじゃなくてですね!」
真桜は首を横に振って、扉に呟いた。
「…いいから入ってこい……なの。」
「は、はい…」
木製の扉が開き、誰が見てもわかるくらい顔を真っ赤にしたコマリが入ってくる。
ミントグリーンのカーディガンにスクールガール風のタータンチェックのミニスカートだ。
「あ、あの…お邪魔してその…」
雷果は油の切れたブリキのオモチャみたいに硬直している。
「別に…邪魔じゃないなの。…見られていても…関係ない…なの。」
「お前はなにしとる?」
俺は真桜の頭を掴んだ。
目を開けたらいきなり、真桜がチロッと舌をだして顔を近づけてきていた。
「…タイミングよく…起きるな…なの。」
「何の話だ。…それより何してる?」
「聞くだけ…ヤボなの。」
真桜は口のなかであさがけといった。
まさか、小娘に寝込みを襲われるとは思わかった。
なかなかドキッとしちゃうじゃないか。
「いいから退きなさい。」
俺は真桜を持ち上げて、隣のソファに移動させた。
目をこすっていると、ドアの前でコマリが銅像のように立っているのに気がついた。
「あれ、駒狸さん。おはよう。」
「あ、あ、お、お…」
これは女子の間で流行ってる新手の挨拶だろうか?
「ああおお?」
俺が首をかしげるとコマリは凄い勢いで腰をおって声をだした。
「お、おはようございます!」
「あ、ああ。そんなに丁寧に挨拶しなくていいよ。気軽にさ…」
「は、はい!おはようございます!」
また、勢いよく頭を下げた。しかも、さっきよりアクションが大きい。
もしかしたらものすごく愉快な人なのかも。
「駒狸さんってさ」
「は、はい!」
「みどり色とか好きだったりする?」
「あ、好きです。迷彩柄とかも…なんでわかったんですか?」
「いや、ミニスカートでバタバタお辞儀するから…」
俺は人差し指を↓↓と動かした。
少し間を開けて、コマリは頭から真っ赤になった。
「…………ボフ///あ、あの…すいません…//」
怒るかと思ったら、コマリはスカートを抑えて申し訳なさそうな上目遣いで俺を見て謝ってきた。
なんだか俺の方が申し訳なくなる。けど、ヤバい萌える。
「いや、朝から眼福…」
コォン!
目の前が真っ白になった。後頭部に鈍い熱が走る。
ゴトンと音が聞こえ足元を見るとにテレビのリモコンが落ちている。
「真桜さん…?これはドメスティックバイオレンスですか?」
「手が滑っただけ…なの」
「あーそーかよ。」
どうやら、我が家では手が滑ると物があり得ない確率で俺にぶち当たるらしい。六法全書とか広辞苑とかね…