ー夏休み編ー悪と邪鬼
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次の日、早朝5時…
「ん~……はぁ…」
俺は早めにセットした携帯の目覚ましを止めてベッドから起き上がった。
上からは紅の寝息が聞こえてくる。
起こさないようにそっと部屋を出た。
………
ー廊下ー
シンとしたまだ薄暗い廊下は早朝だけあってヒンヤリとしている。
俺は出来るだけ音をたてないように忍び足で歩く。
なんだか泥棒にでもなった気分。
むぎゅ…
角を曲がると何かにぶつかった。
この柔らかさは…ミカドの胸だ。
「お?悠くん。トイレ?」
胸に顔を突っ込んでるのにミカドは払い除けもせず後頭部をワシワシと撫でてくる。
「ぷは…おはようございます。」
「あい。おはよう。ミカドさんの胸はどうかな?」
「朝から至福でした。」
「あっはは。悠くんは素直だね。それでなにしてるの?」
パジャマの上だけしか着てないミカドは腰に手を当てて笑う。
チラチラと下着が見える。
「いや、ちょっとトレーニングを兼ねて走って帰ろうかと。」
「トレーニング?いや~朝から若さ爆発ね。」
どういう意味かは不明だけど多分誉められたのだろう。
「ミカドさんは何を?」
「あたしは今からシャワータイムでもうひと眠りなのさ。」
この人は素面でもテンションが高いタイプなんだな。
「そうっすか。じゃ、お邪魔しました。」
「うむ、またきなよ。」
「うぃっす!失礼します。」
俺は一礼して紅の家を後にした。
…………
ー悠の家ー
「はぁはぁ…」
全速力で走ると6時前には帰れた。
「あー汗だくだ…」
今からシャワーを浴びて、朝飯食えばちょうどいい時間になるはずだ。
けど、先に何かのみたいと冷蔵庫に向かった。
ー台所ー
味噌汁にご飯の炊けるいいかおりが広がっている。
「まお。もう起きてるのか?」
エプロン姿で真桜は鍋をかき混ぜている。
ちらりと俺を見て口をひらいた。
「朝帰り…か。なの」
「すっげぇ誤解されそうな言い方止めてくれ。」
「ふーん…」
真桜は目を細めて近づいてくる。
「な、なんだよ。うぉ!」
無言で抱きつかれた。
「……女の匂いがするなの。」
「何でわかる!お前怖いよ!」
「冗談…なの。」
「うっ…」
はめられた。
あまりにリアルすぎて自白ってしまった。
「その様子…だと。本当に…女といたのかなの。」
「一緒に居たけど紅の姉さんだよ。」
「それで朝まで…シッポリか…なの。」
「そうそう。ってヤルか!」
「ムキになるな…冗談なの。お前に…そんな甲斐ない…なの。」
甲斐無しとはえらい言われようだ。
俺だってその気になれば……いや、なんでもない。
「ったく。シャワー浴びるから着替え用意しといてくれ。」
「あ、悠…。」
「なんだ?」
「一緒に入って…やろうか…なの。」
「や・め・れ。」
これ以上からかわれたらたまらない。
俺は早々に退散した。
「ん~……はぁ…」
俺は早めにセットした携帯の目覚ましを止めてベッドから起き上がった。
上からは紅の寝息が聞こえてくる。
起こさないようにそっと部屋を出た。
………
ー廊下ー
シンとしたまだ薄暗い廊下は早朝だけあってヒンヤリとしている。
俺は出来るだけ音をたてないように忍び足で歩く。
なんだか泥棒にでもなった気分。
むぎゅ…
角を曲がると何かにぶつかった。
この柔らかさは…ミカドの胸だ。
「お?悠くん。トイレ?」
胸に顔を突っ込んでるのにミカドは払い除けもせず後頭部をワシワシと撫でてくる。
「ぷは…おはようございます。」
「あい。おはよう。ミカドさんの胸はどうかな?」
「朝から至福でした。」
「あっはは。悠くんは素直だね。それでなにしてるの?」
パジャマの上だけしか着てないミカドは腰に手を当てて笑う。
チラチラと下着が見える。
「いや、ちょっとトレーニングを兼ねて走って帰ろうかと。」
「トレーニング?いや~朝から若さ爆発ね。」
どういう意味かは不明だけど多分誉められたのだろう。
「ミカドさんは何を?」
「あたしは今からシャワータイムでもうひと眠りなのさ。」
この人は素面でもテンションが高いタイプなんだな。
「そうっすか。じゃ、お邪魔しました。」
「うむ、またきなよ。」
「うぃっす!失礼します。」
俺は一礼して紅の家を後にした。
…………
ー悠の家ー
「はぁはぁ…」
全速力で走ると6時前には帰れた。
「あー汗だくだ…」
今からシャワーを浴びて、朝飯食えばちょうどいい時間になるはずだ。
けど、先に何かのみたいと冷蔵庫に向かった。
ー台所ー
味噌汁にご飯の炊けるいいかおりが広がっている。
「まお。もう起きてるのか?」
エプロン姿で真桜は鍋をかき混ぜている。
ちらりと俺を見て口をひらいた。
「朝帰り…か。なの」
「すっげぇ誤解されそうな言い方止めてくれ。」
「ふーん…」
真桜は目を細めて近づいてくる。
「な、なんだよ。うぉ!」
無言で抱きつかれた。
「……女の匂いがするなの。」
「何でわかる!お前怖いよ!」
「冗談…なの。」
「うっ…」
はめられた。
あまりにリアルすぎて自白ってしまった。
「その様子…だと。本当に…女といたのかなの。」
「一緒に居たけど紅の姉さんだよ。」
「それで朝まで…シッポリか…なの。」
「そうそう。ってヤルか!」
「ムキになるな…冗談なの。お前に…そんな甲斐ない…なの。」
甲斐無しとはえらい言われようだ。
俺だってその気になれば……いや、なんでもない。
「ったく。シャワー浴びるから着替え用意しといてくれ。」
「あ、悠…。」
「なんだ?」
「一緒に入って…やろうか…なの。」
「や・め・れ。」
これ以上からかわれたらたまらない。
俺は早々に退散した。