ー夏休み編ー悪と邪鬼
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ピカピカのシンクに、うちのより大きな冷蔵庫。
包丁も調理器具も一通り良いものばかりで驚いた。
「なんだ、これ下手な店より揃いがいいじゃん。」
俺はおさげを解いて、後ろにまとめて縛り。
手を洗いながら紅を見た。
「お袋が通販で買うんだよ。俺等には使い方がわからないから意味ないけど。」
紅の母親は料理好きらしい。引きこもりだけど…
「とりあえず…冷蔵庫の中見ていいか?」
「自由に使ってくれ。多分冷食しかないと思うけど。」
言われて冷蔵庫を開けてみると、何が冷食しかないだ。
野菜、肉、卵、なんでも入っていた。
一応冷凍庫の方も見てみたら確かに冷食がところ狭しと詰め込まれている。
これは俺の推理だが、母親は全部使うが紅たちは冷凍庫しか開けないんだろう。
でなければこんなに大きな冷蔵庫は必要ない。
「紅」
「ん?」
「何食べたい?」
紅は満面の笑顔でこう言った。
「悠の手料理ならなんでもOK♪」
うーむ、その台詞は出来ればキサキかミカドから聞きたかったな。
「んじゃ、久々に洋食作るかな。」
冷蔵庫から野菜を取り出しながら俺は笑った。
アンタは今。
洋食出来るのかって思ったか?
俺が中華しか作れないって思ってるなら心外だな。
わりとなんでも作れるんだぜ。
ただ、普段は面倒だからしないだけだ。
今はまおもいるしな。
………約一時間半後
「お待たせしました。」
アスパラとベーコンとタマネギのスープスパ
モッツァレラチーズとトマトの冷製
海鮮パエリア
小玉スイカの簡易フルーツポンチ風
俺と紅は料理を並べていくとすぐにテーブルの上はいっぱいになった。
「凄…」
「いただきまーす。」
唖然としたままのキサキにすでに食べ始めるミカド。
「な、悠は料理得意なんだよ。」
「いや、全部簡単なやつだしな。」
俺は縛ってた髪をといて、白ワインの栓を抜きながら答えた。
「普通に驚いたわ。私も料理覚えないとね。」
「大丈夫っすよ。ちょっと、頑張れば誰でも作れますから。…それよりも味大丈夫っすか?」
「えぇ、美味しいわ。特にこの…」
「悠くん、注いで注いで。」
ミカドがワイングラスを掲げる。
俺はの頭を抱えるキサキに苦笑いを向けてワインを注いだ。
「キサキさんはどうですか?」
「私はお酒ダメなのよ。うちで飲めるのはミカドと父だけだから。」
「あれ、紅は?」
「皇は未成年よ。」
俺は自分のグラスにワインを注ぐのを止めた。
飲んだらきっと怒られる。
「お姉はかたいよね~」
「私は常識を言ってるだけよ。」
「ぶ~……あ。お姉、お姉。」
「なに…っ?!」
ミカドはキサキの顔もとで息をはぁ~っとする。
キサキはフラフラっとなり、パタンッと倒れた。
「うぉ?!」
「あははは~。」
それを見てミカドは大笑いする。
「え、なに…もしかして匂いで…酔ったのか?」
「姉貴はうちの家系いち酒が弱いんだよ。」
「だからって弱すぎ……」
いや、小雪も一口でベロベロになってたし、弱い人間はこんなもんなのかも。
包丁も調理器具も一通り良いものばかりで驚いた。
「なんだ、これ下手な店より揃いがいいじゃん。」
俺はおさげを解いて、後ろにまとめて縛り。
手を洗いながら紅を見た。
「お袋が通販で買うんだよ。俺等には使い方がわからないから意味ないけど。」
紅の母親は料理好きらしい。引きこもりだけど…
「とりあえず…冷蔵庫の中見ていいか?」
「自由に使ってくれ。多分冷食しかないと思うけど。」
言われて冷蔵庫を開けてみると、何が冷食しかないだ。
野菜、肉、卵、なんでも入っていた。
一応冷凍庫の方も見てみたら確かに冷食がところ狭しと詰め込まれている。
これは俺の推理だが、母親は全部使うが紅たちは冷凍庫しか開けないんだろう。
でなければこんなに大きな冷蔵庫は必要ない。
「紅」
「ん?」
「何食べたい?」
紅は満面の笑顔でこう言った。
「悠の手料理ならなんでもOK♪」
うーむ、その台詞は出来ればキサキかミカドから聞きたかったな。
「んじゃ、久々に洋食作るかな。」
冷蔵庫から野菜を取り出しながら俺は笑った。
アンタは今。
洋食出来るのかって思ったか?
俺が中華しか作れないって思ってるなら心外だな。
わりとなんでも作れるんだぜ。
ただ、普段は面倒だからしないだけだ。
今はまおもいるしな。
………約一時間半後
「お待たせしました。」
アスパラとベーコンとタマネギのスープスパ
モッツァレラチーズとトマトの冷製
海鮮パエリア
小玉スイカの簡易フルーツポンチ風
俺と紅は料理を並べていくとすぐにテーブルの上はいっぱいになった。
「凄…」
「いただきまーす。」
唖然としたままのキサキにすでに食べ始めるミカド。
「な、悠は料理得意なんだよ。」
「いや、全部簡単なやつだしな。」
俺は縛ってた髪をといて、白ワインの栓を抜きながら答えた。
「普通に驚いたわ。私も料理覚えないとね。」
「大丈夫っすよ。ちょっと、頑張れば誰でも作れますから。…それよりも味大丈夫っすか?」
「えぇ、美味しいわ。特にこの…」
「悠くん、注いで注いで。」
ミカドがワイングラスを掲げる。
俺はの頭を抱えるキサキに苦笑いを向けてワインを注いだ。
「キサキさんはどうですか?」
「私はお酒ダメなのよ。うちで飲めるのはミカドと父だけだから。」
「あれ、紅は?」
「皇は未成年よ。」
俺は自分のグラスにワインを注ぐのを止めた。
飲んだらきっと怒られる。
「お姉はかたいよね~」
「私は常識を言ってるだけよ。」
「ぶ~……あ。お姉、お姉。」
「なに…っ?!」
ミカドはキサキの顔もとで息をはぁ~っとする。
キサキはフラフラっとなり、パタンッと倒れた。
「うぉ?!」
「あははは~。」
それを見てミカドは大笑いする。
「え、なに…もしかして匂いで…酔ったのか?」
「姉貴はうちの家系いち酒が弱いんだよ。」
「だからって弱すぎ……」
いや、小雪も一口でベロベロになってたし、弱い人間はこんなもんなのかも。