ー夏休み編ー悪と邪鬼
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「お腹すいたって、姉貴食ってないのか?」
紅がチャンスとばかりにキサキから視線を外してミカドと話す。
「うん。食べてない。飲んだ!」
元気よく答えるミカドの笑顔は俺が知るなかでも最高クラスに輝いていた。
「いつか肝臓痛めるわよ。」
「ミカドちゃんの身体は頑丈なのだ。」
胸を張り、ミカドはたからに言い切った。
素面でもこのテンションなんだろうか。
「てか、妃姉は食ってきてんのか。」
「疲れてるのに食べ帰るわけないでしょ。別にレトルトでも適当に何かあると思ったし。」
「え~私なにか手料理食べたいよ。」
ミカドはネクタイをゆるめてシャツのボタンを1、2つ外しながら口を三角にする。
「誰が作るのよ。この中に料理ができる人間いないでしょ。」
あきれと疲れ気味の顔をするキサキ。
俺は紅を見た。
「そうなのか?」
「妃姉は頭は良いけど炊事はまるでダメ。帝の姉貴は仕事の行動力はあるけど家事は論外。だから洗濯や掃除はほとんど俺がやるんだ。けど、俺も料理はダメ。」
なるほど、紅がやたら気が利くのはこういう環境で育ったからだな。
だから女に関してなんの照れもないわけだ。
「じゃあ、普段飯は?」
「昼のあいだにお袋が出てきて作ってくれてたり、外で食ってきたり。あとはレトルト三昧だな。」
「そうか。」
非常に不健康な食生活だ。まぁ、俺もひどい時は人の事言えないが。
「じゃあ出前とろうよ!」
「何時だと思ってるの?デリバリーなんかやってる訳ないじゃない。」
まだ二人の口論は続いてる
俺はついつい余計な事を口走った。
「……あの~」
「「なに?」」
「差し出がましい提案なんですが…良かった俺がなにか作りましょうか?」
「小鳥遊君がですか?」
「簡単なものでよかったらできますよ。」
「そうだ!悠はプロ顔負けの料理人なんだよ。俺も何回か食ったけど最高だぞ。」
褒めてれるのはありがたいけどそれは流石に言いすぎだ。
「しかし、客人に料理をさせるなんて…」
「今日泊まらせていただくし、それのお礼って事ではどうですか?」
キサキは少しの間考えて、少しだけ困ったような笑顔で言った。
「……それじゃあ、お言葉に甘えるわ。私も正直言うとレトルトじゃなく何か別のものが食べたかったの。」
その笑顔に俺はクラっとした。
知的なメガネ美人に俺は弱いのかもしれない。
ついキサキを見てしまった。
「おやおや、悠くんはもしや女体に興味シンシンな年頃ボーイかい?」
それに気がついたのかミカドが割り込んできて、シャツの胸元を少し開いてくる。
ホリの深い谷間にピンクのブラがチラリと見える。
「ぶっ!」
女子大生にセクハラされるとは、なんて素敵な体験だろう。
「はしたない真似しないの!」
「きゃぅ!!」
バコン!!
ミカドの頭に六法全書が落ちた。
なんだかとても親近感のある光景だ。
「悠台所あっちだ。簡単なことなら手伝うぞ。」
「あぁ…」
キサキとミカドを放置して俺はキッチンに向かった。
紅がチャンスとばかりにキサキから視線を外してミカドと話す。
「うん。食べてない。飲んだ!」
元気よく答えるミカドの笑顔は俺が知るなかでも最高クラスに輝いていた。
「いつか肝臓痛めるわよ。」
「ミカドちゃんの身体は頑丈なのだ。」
胸を張り、ミカドはたからに言い切った。
素面でもこのテンションなんだろうか。
「てか、妃姉は食ってきてんのか。」
「疲れてるのに食べ帰るわけないでしょ。別にレトルトでも適当に何かあると思ったし。」
「え~私なにか手料理食べたいよ。」
ミカドはネクタイをゆるめてシャツのボタンを1、2つ外しながら口を三角にする。
「誰が作るのよ。この中に料理ができる人間いないでしょ。」
あきれと疲れ気味の顔をするキサキ。
俺は紅を見た。
「そうなのか?」
「妃姉は頭は良いけど炊事はまるでダメ。帝の姉貴は仕事の行動力はあるけど家事は論外。だから洗濯や掃除はほとんど俺がやるんだ。けど、俺も料理はダメ。」
なるほど、紅がやたら気が利くのはこういう環境で育ったからだな。
だから女に関してなんの照れもないわけだ。
「じゃあ、普段飯は?」
「昼のあいだにお袋が出てきて作ってくれてたり、外で食ってきたり。あとはレトルト三昧だな。」
「そうか。」
非常に不健康な食生活だ。まぁ、俺もひどい時は人の事言えないが。
「じゃあ出前とろうよ!」
「何時だと思ってるの?デリバリーなんかやってる訳ないじゃない。」
まだ二人の口論は続いてる
俺はついつい余計な事を口走った。
「……あの~」
「「なに?」」
「差し出がましい提案なんですが…良かった俺がなにか作りましょうか?」
「小鳥遊君がですか?」
「簡単なものでよかったらできますよ。」
「そうだ!悠はプロ顔負けの料理人なんだよ。俺も何回か食ったけど最高だぞ。」
褒めてれるのはありがたいけどそれは流石に言いすぎだ。
「しかし、客人に料理をさせるなんて…」
「今日泊まらせていただくし、それのお礼って事ではどうですか?」
キサキは少しの間考えて、少しだけ困ったような笑顔で言った。
「……それじゃあ、お言葉に甘えるわ。私も正直言うとレトルトじゃなく何か別のものが食べたかったの。」
その笑顔に俺はクラっとした。
知的なメガネ美人に俺は弱いのかもしれない。
ついキサキを見てしまった。
「おやおや、悠くんはもしや女体に興味シンシンな年頃ボーイかい?」
それに気がついたのかミカドが割り込んできて、シャツの胸元を少し開いてくる。
ホリの深い谷間にピンクのブラがチラリと見える。
「ぶっ!」
女子大生にセクハラされるとは、なんて素敵な体験だろう。
「はしたない真似しないの!」
「きゃぅ!!」
バコン!!
ミカドの頭に六法全書が落ちた。
なんだかとても親近感のある光景だ。
「悠台所あっちだ。簡単なことなら手伝うぞ。」
「あぁ…」
キサキとミカドを放置して俺はキッチンに向かった。