ー夏休み編ー悪と邪鬼
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廊下で立ち話はなんなのでと言われ、俺たちは移動した。
キッチンと一体化した、最近の造りをしたリビング。
「えーと、自己紹介が遅れました。小鳥遊悠です。紅…えと皇の友人です。」
ボリュームのある黒髪で長さは腰くらい。
前髪の一部を短いおさげを二本結っている方の女が口をひらいた。
「かたなしゆうくんか、あたしは赤木帝(あかぎみかど)。コウくんのお姉さんだ。」
この元気な声は間違えて抱き締めてきた方だ。
胸圧がなかなかあったのできっと着痩せするタイプ。
「姉貴、かなたしじゃなく。小鳥遊だよ。」
紅が二リットルサイズのミネラルウォーターと缶コーヒーをテーブルに置いて俺の隣に座る。
「かなたし?」
「いえ、小鳥遊です。」
「あ、たたかし!」
すげぇ自信もって叫んでるのにどんどん遠くなってる。
「「た・か・な・し」だ!馬鹿!」
左前髪だけ長いショートカットで、それを細いおさげに3本結っている。
眼鏡をかけたスレンダーなスーツ姿の女がミカドの耳をつかみ怒鳴ると俺を見た。
「小鳥遊君、失礼したね。私は一番上の姉で赤木…」
「ミカドちゃんクイーズ!問題です。私は帝。こうくんは皇。ではお姉の名前は何でしょう!」
ミカドが急にクイズを出してきた。
一番上の姉さんは凄いミカドを睨んでいるが俺はその問題に乗ってみた。
「皇、帝……う~ん…姫とか?」
「残念!答えは…はい、お姉!」
「アンタ、うるさい!…私は赤木妃(あかぎきさき)よ。」
「妃、帝、皇…なんか一国を支配しそうな名前ですね。」
「そうね。かなり恥ずかしいわ。」
キサキはため息を吐いておさげを指で弾く。
俺はそれを見て笑ってしまった。
「なにか?」
「あ、いや。よっぽど仲いんですね。くれ…皇もよくおさげいじってるし。」
「ああ、これね。私が最初したら、皆真似したのよ。…子供で困るわ。あと紅でも解るからいいわよ。」
「なんなら、たたなしくんもしらたいいよ。」
ミカドは勝手に俺の前髪を束にし始める。
しかも、「たたなし」で固定されてる。
「…小鳥遊が無理なら、悠でいいですよ。」
「悠くん。髪やわらかいね~。」
あっというまに、右前髪がおさげになった。
それを見てキサキは済まなそうな顔で俺に謝ってくる。
「ごめんなさいね。」
「いえ、大丈夫ですよ。」
「小鳥遊君は落ち着いてるわね。皇も少しは見習いなさい。」
キサキはチラッと目を細めて紅を見る。
「悠、もうこのまま俺の弟にならないか?ほら、こっちもこうして…うん、似合うぞ。」
紅は俺の左前髪も束にしておさげを作り始める。
「話を聞きなさい!」
「ははは。」
キサキの怒鳴りは日常茶飯事なんだろうか、紅は気にした様子がなく笑っている。
「貴方はすぐに笑ってごま…」
「ねぇ~それより。あたしお腹すいた~」
空気を読まないミカドはキサキの話を遮った。
キッチンと一体化した、最近の造りをしたリビング。
「えーと、自己紹介が遅れました。小鳥遊悠です。紅…えと皇の友人です。」
ボリュームのある黒髪で長さは腰くらい。
前髪の一部を短いおさげを二本結っている方の女が口をひらいた。
「かたなしゆうくんか、あたしは赤木帝(あかぎみかど)。コウくんのお姉さんだ。」
この元気な声は間違えて抱き締めてきた方だ。
胸圧がなかなかあったのできっと着痩せするタイプ。
「姉貴、かなたしじゃなく。小鳥遊だよ。」
紅が二リットルサイズのミネラルウォーターと缶コーヒーをテーブルに置いて俺の隣に座る。
「かなたし?」
「いえ、小鳥遊です。」
「あ、たたかし!」
すげぇ自信もって叫んでるのにどんどん遠くなってる。
「「た・か・な・し」だ!馬鹿!」
左前髪だけ長いショートカットで、それを細いおさげに3本結っている。
眼鏡をかけたスレンダーなスーツ姿の女がミカドの耳をつかみ怒鳴ると俺を見た。
「小鳥遊君、失礼したね。私は一番上の姉で赤木…」
「ミカドちゃんクイーズ!問題です。私は帝。こうくんは皇。ではお姉の名前は何でしょう!」
ミカドが急にクイズを出してきた。
一番上の姉さんは凄いミカドを睨んでいるが俺はその問題に乗ってみた。
「皇、帝……う~ん…姫とか?」
「残念!答えは…はい、お姉!」
「アンタ、うるさい!…私は赤木妃(あかぎきさき)よ。」
「妃、帝、皇…なんか一国を支配しそうな名前ですね。」
「そうね。かなり恥ずかしいわ。」
キサキはため息を吐いておさげを指で弾く。
俺はそれを見て笑ってしまった。
「なにか?」
「あ、いや。よっぽど仲いんですね。くれ…皇もよくおさげいじってるし。」
「ああ、これね。私が最初したら、皆真似したのよ。…子供で困るわ。あと紅でも解るからいいわよ。」
「なんなら、たたなしくんもしらたいいよ。」
ミカドは勝手に俺の前髪を束にし始める。
しかも、「たたなし」で固定されてる。
「…小鳥遊が無理なら、悠でいいですよ。」
「悠くん。髪やわらかいね~。」
あっというまに、右前髪がおさげになった。
それを見てキサキは済まなそうな顔で俺に謝ってくる。
「ごめんなさいね。」
「いえ、大丈夫ですよ。」
「小鳥遊君は落ち着いてるわね。皇も少しは見習いなさい。」
キサキはチラッと目を細めて紅を見る。
「悠、もうこのまま俺の弟にならないか?ほら、こっちもこうして…うん、似合うぞ。」
紅は俺の左前髪も束にしておさげを作り始める。
「話を聞きなさい!」
「ははは。」
キサキの怒鳴りは日常茶飯事なんだろうか、紅は気にした様子がなく笑っている。
「貴方はすぐに笑ってごま…」
「ねぇ~それより。あたしお腹すいた~」
空気を読まないミカドはキサキの話を遮った。