ー夏休み編ー悪と邪鬼
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「いや~仲が悪いってよりは…皆けっこうバラバラでな、一番上の姉貴は弁護士でいつ帰ってるか不明。二番目は大学生だけど朝帰り多々。親父はド級の放浪癖があるから一度出たらしばらく出たっきり。お袋は引きこもり。」
「……すまん、どっから突っ込んだら、いいかわかんないんだけど。」
俺1人ではさばき切れそうに無い。
とくに後半が…
「ま~とりあえず。俺の家族は気にしないでくれ。」
俺はうなずいた。
次はツッコミ役を連れてきてから再挑戦しよう。
「悠今日はもう泊まってくよな?」
「はぐっ…はぐっ……邪魔じゃないなら。お世話になりたいです。」
俺はオニギリを二口で片付けて答えた。
帰る途中またぶっ倒れて動けなくなるのは怖いし。
「邪魔な訳ないだろ。」
「そりゃよかった。……なぁ、お前とリリって付き合ってないのか?」
俺は素朴な疑問を聞いた。
「また唐突だな。そんなに付き合ってる風に見えたのか。」
「だって、リリはお前のこと好きだろ。」
「そうか?意識したことないけどな。と言うよりなんで断言してる?」
紅はおさげを弾いて首を傾げた動揺しないのは本気で興味がないのだろうか。
「冗談はおいといて、かなり親しいみたいだな。」
「中学の時からずっと同じクラスなんだよ。……まぁ、親しいっぅかほっとけないんだよな。」
紅の声がピンとはりつめる。
「なんだ、急に真剣な声だして。」
「……そうだ!悠ってさ優秀な探偵だよな。」
俺は即否定した。
「探偵になった覚えはない。」
「そう否定するなよ。ストーカーの一件や闘路荒し、他にも諸々。Sウルフの中じゃもう知らない奴は居ないんだぞ?」
「それは、崇がふいてるからだろ。」
「違うって。お前の腕を皆が認めだしだんだよ。崇さんも言ってたぞ。悠は切り札だって。」
「崇が人をそこまでべた褒めするのが怖い。だいたいそんな言葉で俺が喜ぶわけないなだろ。それで…聞いて欲しいのは何の話だ?」
え?単純?…あぁ、そうだよ。
俺だって普通に誉められたりしたら嬉しいよ。
だからいつも調子に乗って余計な事に巻き込まれるのもわかってますよ。
「聞いてくれるんだな。」
「聞くだけな。」
「実はなリリは普段からあんな感じなんだけど。時々スイッチでも切れたように暗くなるときがあるんだよ。」
「誰でもそうだろ。」
普段元気な奴ほど静かだと体調が悪いと思うもんだ。
「いや、そんな感じじゃなくて…怯えてるような、何かに恐れてるみたいになるんだよ。」
「……軽度の鬱病の気があるとは?担任とかから何か言われて無いか?」
紅は首を横に振った。
「全然。言われてない。鬱とかには詳しく無いけどそういうのとは違うと思う。」
「じゃぁ……俺があと、考えられるのは2つだな。いじめられてる。」
「無い。俺が居るしな。」
紅は断言した。
これは、俺も無いと思ってた。こいつは基本的に善人みたいな奴だし、荒事になっても余裕でどうにか出来るタイプだしな。
「……すまん、どっから突っ込んだら、いいかわかんないんだけど。」
俺1人ではさばき切れそうに無い。
とくに後半が…
「ま~とりあえず。俺の家族は気にしないでくれ。」
俺はうなずいた。
次はツッコミ役を連れてきてから再挑戦しよう。
「悠今日はもう泊まってくよな?」
「はぐっ…はぐっ……邪魔じゃないなら。お世話になりたいです。」
俺はオニギリを二口で片付けて答えた。
帰る途中またぶっ倒れて動けなくなるのは怖いし。
「邪魔な訳ないだろ。」
「そりゃよかった。……なぁ、お前とリリって付き合ってないのか?」
俺は素朴な疑問を聞いた。
「また唐突だな。そんなに付き合ってる風に見えたのか。」
「だって、リリはお前のこと好きだろ。」
「そうか?意識したことないけどな。と言うよりなんで断言してる?」
紅はおさげを弾いて首を傾げた動揺しないのは本気で興味がないのだろうか。
「冗談はおいといて、かなり親しいみたいだな。」
「中学の時からずっと同じクラスなんだよ。……まぁ、親しいっぅかほっとけないんだよな。」
紅の声がピンとはりつめる。
「なんだ、急に真剣な声だして。」
「……そうだ!悠ってさ優秀な探偵だよな。」
俺は即否定した。
「探偵になった覚えはない。」
「そう否定するなよ。ストーカーの一件や闘路荒し、他にも諸々。Sウルフの中じゃもう知らない奴は居ないんだぞ?」
「それは、崇がふいてるからだろ。」
「違うって。お前の腕を皆が認めだしだんだよ。崇さんも言ってたぞ。悠は切り札だって。」
「崇が人をそこまでべた褒めするのが怖い。だいたいそんな言葉で俺が喜ぶわけないなだろ。それで…聞いて欲しいのは何の話だ?」
え?単純?…あぁ、そうだよ。
俺だって普通に誉められたりしたら嬉しいよ。
だからいつも調子に乗って余計な事に巻き込まれるのもわかってますよ。
「聞いてくれるんだな。」
「聞くだけな。」
「実はなリリは普段からあんな感じなんだけど。時々スイッチでも切れたように暗くなるときがあるんだよ。」
「誰でもそうだろ。」
普段元気な奴ほど静かだと体調が悪いと思うもんだ。
「いや、そんな感じじゃなくて…怯えてるような、何かに恐れてるみたいになるんだよ。」
「……軽度の鬱病の気があるとは?担任とかから何か言われて無いか?」
紅は首を横に振った。
「全然。言われてない。鬱とかには詳しく無いけどそういうのとは違うと思う。」
「じゃぁ……俺があと、考えられるのは2つだな。いじめられてる。」
「無い。俺が居るしな。」
紅は断言した。
これは、俺も無いと思ってた。こいつは基本的に善人みたいな奴だし、荒事になっても余裕でどうにか出来るタイプだしな。