ー夏休み編ー悪と邪鬼
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紅達のところに戻ると案の定、千夜に遅いと怒られた。
更にそこから30分くらい話して亮と千夜は解散した。
時間は十時過ぎ、紅と俺はまだ夜の街を彷徨いていた。
「ん~…楽しかったなぁ!」
街は夜になっても熱気が冷めやらない感じがした。
明るく騒がしい中にいるだけで生きてるって気がする。
「そうだな。悠といるのはやっぱり面白い。」
紅が歩くたびにゆらり、ゆらりとオサゲが揺れる。
「はは、なんだそれ。」
「いやさ、俺。悠と居ると思うんだよ。」
「何を?」
「悠と同じ学校てか昔から一緒に居れたんならなーって。」
「はぁ?」
「はは、気持ち悪いか?」
「気持ち悪いっうより意味がわからん。」
「だってさ、お前と居ると楽しいんだよな。」
「あのさ…それは告白と受け止めたらいいのか?」
俺はへらへら笑って聞いた。
「はは。そう思ってくれてもいいぜ。俺はお前が大好きだ。」
紅はニュッと俺の首に腕をまわして来る。
引っ張ってくる。
「おま、バカ!みょんな事を大声で言うな!っか暑苦しい!」
「はは、照れるなよ。」
紅は子供の様に無邪気な顔で笑っている。
「誰が照れるか!アホ!」
俺はジタバタしたりケツを蹴ってやったりした。
まぁ、本気で嫌がってる訳じゃないじゃれ合い程度にだ。
俺たちはバカみたいに、そのテンションのまま歩いていた。
道行く通行人は迷惑そうな顔で見たりしていたがそんな事はどーでも良かった。
だって楽しかったからな。
「っか、離せよ!」
「まーまー、このままうち行こうぜ。近いから寄ってけよ。」
押しきられるままに連れて行かれてると日焼けしたガキが話しかけてきた。
「おい、そこのホモカップル。きめぇんだよ。」
「ホテル代おいてけ。」
「クスクス」「へへっ」
前には日焼けしたガキと趣味の悪いじゃらじゃらしたネックレスを着けたガキが2匹。
後ろには牛にでもなりたいのか鼻にピアスを着けた金髪のガキとアバタ顔のガキが俺たちを囲む様に立っている。
「…一応聞くけどコイツらSウルフの連中か?」
にやにやと笑ってるガキ連中が息のかかった奴かどうか聞いてみた。
「いやぁ、こんなアホは見たこと無いな。」
紅は首を横に振る。
「あ゛?誰がアホだ?」
日焼けしたガキは変な顔をしている。
多分睨んでるようだ。
「あのさ、俺らはホモでもなけりゃゲイでも無いから。退いてくれないか?今日は疲れてるしあんまり暴力的な事は嫌いなんだよ。」
俺は丁重かつ平和的な提案を出した。
けれど何が気にくわなかったのか日焼けのガキは大声で吠えた。
「ざっけんな!黙って金おいてけや!」
「おい、お前らテッチャン。ナメてっと痛い目あうぞ!」
「はぁ、無茶苦茶だな…」
俺はため息を吐きながら腰を少し落として右の拳を握った。
「お、やんのか?」
「ラストスペル…じゃなくて最終警告だ。退いてくれたら何もしない。」
「死ねや!」
日焼けのガキが殴りかかって来る。
更にそこから30分くらい話して亮と千夜は解散した。
時間は十時過ぎ、紅と俺はまだ夜の街を彷徨いていた。
「ん~…楽しかったなぁ!」
街は夜になっても熱気が冷めやらない感じがした。
明るく騒がしい中にいるだけで生きてるって気がする。
「そうだな。悠といるのはやっぱり面白い。」
紅が歩くたびにゆらり、ゆらりとオサゲが揺れる。
「はは、なんだそれ。」
「いやさ、俺。悠と居ると思うんだよ。」
「何を?」
「悠と同じ学校てか昔から一緒に居れたんならなーって。」
「はぁ?」
「はは、気持ち悪いか?」
「気持ち悪いっうより意味がわからん。」
「だってさ、お前と居ると楽しいんだよな。」
「あのさ…それは告白と受け止めたらいいのか?」
俺はへらへら笑って聞いた。
「はは。そう思ってくれてもいいぜ。俺はお前が大好きだ。」
紅はニュッと俺の首に腕をまわして来る。
引っ張ってくる。
「おま、バカ!みょんな事を大声で言うな!っか暑苦しい!」
「はは、照れるなよ。」
紅は子供の様に無邪気な顔で笑っている。
「誰が照れるか!アホ!」
俺はジタバタしたりケツを蹴ってやったりした。
まぁ、本気で嫌がってる訳じゃないじゃれ合い程度にだ。
俺たちはバカみたいに、そのテンションのまま歩いていた。
道行く通行人は迷惑そうな顔で見たりしていたがそんな事はどーでも良かった。
だって楽しかったからな。
「っか、離せよ!」
「まーまー、このままうち行こうぜ。近いから寄ってけよ。」
押しきられるままに連れて行かれてると日焼けしたガキが話しかけてきた。
「おい、そこのホモカップル。きめぇんだよ。」
「ホテル代おいてけ。」
「クスクス」「へへっ」
前には日焼けしたガキと趣味の悪いじゃらじゃらしたネックレスを着けたガキが2匹。
後ろには牛にでもなりたいのか鼻にピアスを着けた金髪のガキとアバタ顔のガキが俺たちを囲む様に立っている。
「…一応聞くけどコイツらSウルフの連中か?」
にやにやと笑ってるガキ連中が息のかかった奴かどうか聞いてみた。
「いやぁ、こんなアホは見たこと無いな。」
紅は首を横に振る。
「あ゛?誰がアホだ?」
日焼けしたガキは変な顔をしている。
多分睨んでるようだ。
「あのさ、俺らはホモでもなけりゃゲイでも無いから。退いてくれないか?今日は疲れてるしあんまり暴力的な事は嫌いなんだよ。」
俺は丁重かつ平和的な提案を出した。
けれど何が気にくわなかったのか日焼けのガキは大声で吠えた。
「ざっけんな!黙って金おいてけや!」
「おい、お前らテッチャン。ナメてっと痛い目あうぞ!」
「はぁ、無茶苦茶だな…」
俺はため息を吐きながら腰を少し落として右の拳を握った。
「お、やんのか?」
「ラストスペル…じゃなくて最終警告だ。退いてくれたら何もしない。」
「死ねや!」
日焼けのガキが殴りかかって来る。