ー夏休み編ー悪と邪鬼
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ー道場ー
「どぉれ、先ずは俺からいくか。」
やる気満々なドウメキが腕を回しながら近づいてくる。
「あたしの狸掌(りしょう)っはバカと水虫以外は治せる。雷果もいるからガンガン殴られてきな。」
「ウッス!いくぞモヒカン!」
「来いや!小僧!」
俺はドウメキに向かって飛び掛かっていった。
「………」
「道玄、どう思う?」
九頭竜がジッと悠を見つめていると夜見が話しかける。
「…防を使わんお主には解らんかもしれんが…。龍剄は簡単に防ぐ事は出来ん。」
「そのくらいは解っている。だが…あの、坊主はやったな。どういうカラクリだ?」
「あの…手を見る限り、挟み潰した…のだろう。」
「ほぅ?」
弾針勁は空気の衝撃波。
つまり悠は…
衝撃波
↓↓↓
弾針勁→悠
↑↑↑
衝撃波
この様に向かってくる衝撃波を衝撃波で挟み潰したのだ。
「なんだ、つまるところ、両拳で弾針勁を打ってハンマーの様に空気を叩いて圧縮した…といいたいのか?」
空気を圧縮すれば、その反発力で真空の壁が生み出される。
弾針勁の正体は空気の衝撃波。
つまり、真空の向こうには一切伝わらないのだ。
「勿論、不可能では無い。」
道玄はフンッと腕を組む。
「まぁ、現にやって退けているからな。」
「ただ、代償もデカイ。無茶な撃ち方をするから、手や腕は、摩擦で裂け、焼けている。」
「だが、簡単な事では無いのだろ?」
夜見はフッと笑い、道玄を見る。
「……秋宵月が気に入った理由が解る。あの男なら、龍剄気孔を伝えても良いかも知れんな。」
「ほー、息子とは偉く扱いが違うな。」
「アホを言うな。愚息は才気のみの馬鹿野郎で人として駄目だ。彼奴に九頭竜の名を継がす訳にはいかん。」
「お主。まさか、あの小僧に継がす気なのか?」
「…悪くは無いかもな。あの性悪な根性が気に入った。」
「どうも、素敵な話をしてるようね。」
胸がこぼれそうな胴着の着方をした鳥井も話に加わってくる。
「弟子に恵まれているお前が何を言う?」
「恵まれてるのじゃ無くて、私の教えがいいのよ。それより…若い才が潰えそうよ?」
ピッと指を指す。
「ぬっ?」「何?」
「どした!小僧!」
ドゴッ!ドゴッ!ドゴッ!
ドゴッ!ドゴッ!ドゴッ!
俺は胸、腹、顔と殴り続ける。
「ちょ!な、何!このオッサン!硬い!」
連打に次ぐ連打を浴びせるがビクともしないっか……ドウメキは平気な顔でいる。
「……おい、あの脳筋(脳みそ筋肉)本気でやってないか?」
「マジね。」
「ぐあっははは!どうした?どうした?」
ドゴッ!ドゴッ!ドゴッ!ドゴッ!ドゴッ!ドゴッ!
「こ、このオッサン、ナニで出来てんだ…」
手加減無しの殺る気で殴ってるのに効きやしない。
「力みが足りん!こうだ!」
ズン!ブォッ!ガコッーン!
おもいっきり踏み込み、鳩尾を打ち上げられた。
「ブォッ?!」
ここで、俺の意識は完全に途絶えてしまった。
「どぉれ、先ずは俺からいくか。」
やる気満々なドウメキが腕を回しながら近づいてくる。
「あたしの狸掌(りしょう)っはバカと水虫以外は治せる。雷果もいるからガンガン殴られてきな。」
「ウッス!いくぞモヒカン!」
「来いや!小僧!」
俺はドウメキに向かって飛び掛かっていった。
「………」
「道玄、どう思う?」
九頭竜がジッと悠を見つめていると夜見が話しかける。
「…防を使わんお主には解らんかもしれんが…。龍剄は簡単に防ぐ事は出来ん。」
「そのくらいは解っている。だが…あの、坊主はやったな。どういうカラクリだ?」
「あの…手を見る限り、挟み潰した…のだろう。」
「ほぅ?」
弾針勁は空気の衝撃波。
つまり悠は…
衝撃波
↓↓↓
弾針勁→悠
↑↑↑
衝撃波
この様に向かってくる衝撃波を衝撃波で挟み潰したのだ。
「なんだ、つまるところ、両拳で弾針勁を打ってハンマーの様に空気を叩いて圧縮した…といいたいのか?」
空気を圧縮すれば、その反発力で真空の壁が生み出される。
弾針勁の正体は空気の衝撃波。
つまり、真空の向こうには一切伝わらないのだ。
「勿論、不可能では無い。」
道玄はフンッと腕を組む。
「まぁ、現にやって退けているからな。」
「ただ、代償もデカイ。無茶な撃ち方をするから、手や腕は、摩擦で裂け、焼けている。」
「だが、簡単な事では無いのだろ?」
夜見はフッと笑い、道玄を見る。
「……秋宵月が気に入った理由が解る。あの男なら、龍剄気孔を伝えても良いかも知れんな。」
「ほー、息子とは偉く扱いが違うな。」
「アホを言うな。愚息は才気のみの馬鹿野郎で人として駄目だ。彼奴に九頭竜の名を継がす訳にはいかん。」
「お主。まさか、あの小僧に継がす気なのか?」
「…悪くは無いかもな。あの性悪な根性が気に入った。」
「どうも、素敵な話をしてるようね。」
胸がこぼれそうな胴着の着方をした鳥井も話に加わってくる。
「弟子に恵まれているお前が何を言う?」
「恵まれてるのじゃ無くて、私の教えがいいのよ。それより…若い才が潰えそうよ?」
ピッと指を指す。
「ぬっ?」「何?」
「どした!小僧!」
ドゴッ!ドゴッ!ドゴッ!
ドゴッ!ドゴッ!ドゴッ!
俺は胸、腹、顔と殴り続ける。
「ちょ!な、何!このオッサン!硬い!」
連打に次ぐ連打を浴びせるがビクともしないっか……ドウメキは平気な顔でいる。
「……おい、あの脳筋(脳みそ筋肉)本気でやってないか?」
「マジね。」
「ぐあっははは!どうした?どうした?」
ドゴッ!ドゴッ!ドゴッ!ドゴッ!ドゴッ!ドゴッ!
「こ、このオッサン、ナニで出来てんだ…」
手加減無しの殺る気で殴ってるのに効きやしない。
「力みが足りん!こうだ!」
ズン!ブォッ!ガコッーン!
おもいっきり踏み込み、鳩尾を打ち上げられた。
「ブォッ?!」
ここで、俺の意識は完全に途絶えてしまった。