ー夏休み編ー悪と邪鬼
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バキッ…ボロロ…
二度めの強大な勁撃に道場の壁は無惨に崩れていく。
「そんなっ…」
コマリはペタンと座り込む。
「……九頭竜の」
ずっと無言だった、冬花夜見が九頭竜に近づき、肩に手を乗せる。
「ふん、所詮口先だけだな。」
「…油断するな。」
フッ…夜見は消えるように九頭竜から離れる。
「何?」
バオッ!ドッゴッ!
「ぬっぅ?!!」
九頭竜は飛んできた勁弾を握りつぶした。
「勁砲じゃなく、龍剄気孔・弾針勁ったか?」
ザリッ…
俺は右腕を伸ばして中指を立ててやった。
「貴様…」
「へへっ…理解出来ない物を怖がるか…その通りだよ。まず理解しなきゃな…はぁ…はぁ…」
無傷…とはいかなかった。弾針勁を受け止めたがおもいっきり壁にぶつかり、左腕はまだ痺れている。
「良く防いだな。」
「ふっ、正体みたり枯れ尾花…ってな。」
「……(たった1度で理解したのか)」
「オッサン、反撃返しするぜ?」
キュパ…
間合いを詰め、九頭竜に殴り掛かった。
ビュッ!ぴッ?
「っ?!」
「待てまて。止まれや、双方。」
俺と九頭竜の間に入り。
全力の一撃を簡単に捕まれドウメキに止められた。
「……(力道操作…じゃねぇな。純粋な力で止めやがったのか?)」
「九頭竜、十分だろ。」
「…そうだな。」
九頭竜は振り上げていた手を下げる。
「皆もどうだ?まだ、見定めが必要か?」
………
百目鬼の呼び掛けに誰からも異論の声は出ない。
「OKだな。どれ、小僧。これより、鍛練を開始する。が…その前に手をどうにかしろ。」
「手?」
ぽたっ…ぽたたっ…
右拳と左手のひらから血が滴る。
「うぉっ?!」
いつの間にか手の皮がズリ剥けたり裂けたりしている。
「おい、仙バァ。」
「わかってるよ。……雷果見ておやり。」
「え、あっ……は、はい!悠君。見せてください。」
「え、あー、いいよ。こんぐらい嘗めときゃ治る。」
「駄目です!ほら、手を出して!」
「あ、あぁ…」
言われるままに傷を見せる。
「いきます。」
「うぉ?!」
いったい何処にしまっていたのか包帯やガーゼ、消毒液等を出して俺の傷の治療を始める。
しかも丁寧で早い。
「ふぅ……終了です。」
治療完了までものの五分もかかってない。
「すげぇ…超速治療だな。」
「まぁ、このくらいは出来て当たり前さね。本来、駒狸の力はここからさ。」
ぽぅっ…
水仙が手を包む様に握ると残ってた痺れや痛みが消える。
「此がほんとうの駒狸家の治療さね。」
「勁力で他人の傷を回復させれるのか…」
「そんな大袈裟な事じゃないさ。ただ、細胞を活性化させてるだけさね。ほれ、これで十分だろっ!」
水仙はパァンっと背中を叩いてくる。
…………
二度めの強大な勁撃に道場の壁は無惨に崩れていく。
「そんなっ…」
コマリはペタンと座り込む。
「……九頭竜の」
ずっと無言だった、冬花夜見が九頭竜に近づき、肩に手を乗せる。
「ふん、所詮口先だけだな。」
「…油断するな。」
フッ…夜見は消えるように九頭竜から離れる。
「何?」
バオッ!ドッゴッ!
「ぬっぅ?!!」
九頭竜は飛んできた勁弾を握りつぶした。
「勁砲じゃなく、龍剄気孔・弾針勁ったか?」
ザリッ…
俺は右腕を伸ばして中指を立ててやった。
「貴様…」
「へへっ…理解出来ない物を怖がるか…その通りだよ。まず理解しなきゃな…はぁ…はぁ…」
無傷…とはいかなかった。弾針勁を受け止めたがおもいっきり壁にぶつかり、左腕はまだ痺れている。
「良く防いだな。」
「ふっ、正体みたり枯れ尾花…ってな。」
「……(たった1度で理解したのか)」
「オッサン、反撃返しするぜ?」
キュパ…
間合いを詰め、九頭竜に殴り掛かった。
ビュッ!ぴッ?
「っ?!」
「待てまて。止まれや、双方。」
俺と九頭竜の間に入り。
全力の一撃を簡単に捕まれドウメキに止められた。
「……(力道操作…じゃねぇな。純粋な力で止めやがったのか?)」
「九頭竜、十分だろ。」
「…そうだな。」
九頭竜は振り上げていた手を下げる。
「皆もどうだ?まだ、見定めが必要か?」
………
百目鬼の呼び掛けに誰からも異論の声は出ない。
「OKだな。どれ、小僧。これより、鍛練を開始する。が…その前に手をどうにかしろ。」
「手?」
ぽたっ…ぽたたっ…
右拳と左手のひらから血が滴る。
「うぉっ?!」
いつの間にか手の皮がズリ剥けたり裂けたりしている。
「おい、仙バァ。」
「わかってるよ。……雷果見ておやり。」
「え、あっ……は、はい!悠君。見せてください。」
「え、あー、いいよ。こんぐらい嘗めときゃ治る。」
「駄目です!ほら、手を出して!」
「あ、あぁ…」
言われるままに傷を見せる。
「いきます。」
「うぉ?!」
いったい何処にしまっていたのか包帯やガーゼ、消毒液等を出して俺の傷の治療を始める。
しかも丁寧で早い。
「ふぅ……終了です。」
治療完了までものの五分もかかってない。
「すげぇ…超速治療だな。」
「まぁ、このくらいは出来て当たり前さね。本来、駒狸の力はここからさ。」
ぽぅっ…
水仙が手を包む様に握ると残ってた痺れや痛みが消える。
「此がほんとうの駒狸家の治療さね。」
「勁力で他人の傷を回復させれるのか…」
「そんな大袈裟な事じゃないさ。ただ、細胞を活性化させてるだけさね。ほれ、これで十分だろっ!」
水仙はパァンっと背中を叩いてくる。
…………