ー夏休み編ー悪と邪鬼
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「……っ…はっ?!」
バっ…
キョロキョロ…
どうやら俺は落ちてた(気絶してた)らしく身体を起こしてあたりを見回す。
「っぅ…体中痛ぇ……っか何してたっけ………」
ズンワリと身体が重く、頭がぼーっとする。
「確か…家に帰って……」
「九頭竜さんにやられたんです。」
「そうだ…って!?」
「見事に襤褸切れみたいになっちまったねぇ。」
女の子の声がして後ろに振り向くと、駒狸水仙のばあさんがくわえ煙草で笑っていた。
「……チェンジで」
「デリヘルか!」
ザグッ!
目に水仙の指がささった。
「ぎゃああぁぁぁぁぁぁ!!目がぁぁ!!」
ゴロゴロゴロ!!
両目を押さえてのたうちながら辺りじゅうを転がる。
「雷果。コイツを頼んださね。」
「えっ、あっ、はい。」
「ったく、何がチェンジだい…ブッブッ…」
水仙はタバコ片手にブッブッ言いながら出ていく。
「目がいてえ…いてえよぉ…。」
「あ、あの…濡れタオルですけど良かったら当ててください。」
「あ?悪い…助かるよ。」
ゴシゴシ…
あぁ冷たくて気持ちいい…
「ふぅ、助かったよ。」
「いえ。」
タオルを髪が長すぎて顔が全く見えない少女に返す。
「あの婆さん無茶しやがって……他の奴らは?」
道場には俺とこの娘しか居ない。
「小鳥遊さんが起きるまで休憩で出て行きました。」
「っち(あの剄撃一発で落ちたのか。)」
「……」「……」
「…えーっと誰?」
俺は改めて貞子もとい、髪の長い少女に質問した。
「え?あの…駒狸雷果です。」
そういえばさっき自己紹介されたような気がする。
「あ~ごめん。さっきいたよな。」
「はい。」
「仙ばぁの孫さん?」
「はい。小鳥遊さんとは従妹ですね。」
「そだな。っかなんか固いな、同じくらいだろ?悠でいいから。」
「あ、はい…」
そう、駒狸水仙さんは俺のばあちゃん。
紅葉(母さん)の親。
赤ん坊の頃はよく世話になったらしいけど(記憶は全く無し)、それ以降はぱったりだった。
最後に会ったのは……爺の葬儀の時だったかな?
「っか…駒狸家が武家だなんて初めてしったんだけど。」
「名称は武家ですが、うちは武では無くて、癒です。」
「なんだそれ?」
「ご存じないですか?十神将にはそれぞれ突飛した力や技術をもった連合家なんです。」
「全然。知ってたのはギリギリ四季家と親類の駒狸家だけだ。まぁ知らない以前にあんま興味無い…」
俺は首を横に振るとコマリの声のトーンが落ちた。
「そう…ですか。」
「って言いたいとこだが、全員がバケモンクラスなら話は別だ。知ってる限りの事を教えてくれないか?でないと、一発も殴り返せねぇし。」
バチン!!
俺は拳と拳をぶつける。
「殴り返すって…九頭竜さんをですか?」
「勿論だ。やられたらやり返す!」
俺は腕を組んでフンっと鼻息を荒げる。
「ぷっ…あははは。(子供だ。)」
「なぜ笑う!!」
「あ、いえ…ごめんなさい。私が知ってることなら教えますよ。」
バっ…
キョロキョロ…
どうやら俺は落ちてた(気絶してた)らしく身体を起こしてあたりを見回す。
「っぅ…体中痛ぇ……っか何してたっけ………」
ズンワリと身体が重く、頭がぼーっとする。
「確か…家に帰って……」
「九頭竜さんにやられたんです。」
「そうだ…って!?」
「見事に襤褸切れみたいになっちまったねぇ。」
女の子の声がして後ろに振り向くと、駒狸水仙のばあさんがくわえ煙草で笑っていた。
「……チェンジで」
「デリヘルか!」
ザグッ!
目に水仙の指がささった。
「ぎゃああぁぁぁぁぁぁ!!目がぁぁ!!」
ゴロゴロゴロ!!
両目を押さえてのたうちながら辺りじゅうを転がる。
「雷果。コイツを頼んださね。」
「えっ、あっ、はい。」
「ったく、何がチェンジだい…ブッブッ…」
水仙はタバコ片手にブッブッ言いながら出ていく。
「目がいてえ…いてえよぉ…。」
「あ、あの…濡れタオルですけど良かったら当ててください。」
「あ?悪い…助かるよ。」
ゴシゴシ…
あぁ冷たくて気持ちいい…
「ふぅ、助かったよ。」
「いえ。」
タオルを髪が長すぎて顔が全く見えない少女に返す。
「あの婆さん無茶しやがって……他の奴らは?」
道場には俺とこの娘しか居ない。
「小鳥遊さんが起きるまで休憩で出て行きました。」
「っち(あの剄撃一発で落ちたのか。)」
「……」「……」
「…えーっと誰?」
俺は改めて貞子もとい、髪の長い少女に質問した。
「え?あの…駒狸雷果です。」
そういえばさっき自己紹介されたような気がする。
「あ~ごめん。さっきいたよな。」
「はい。」
「仙ばぁの孫さん?」
「はい。小鳥遊さんとは従妹ですね。」
「そだな。っかなんか固いな、同じくらいだろ?悠でいいから。」
「あ、はい…」
そう、駒狸水仙さんは俺のばあちゃん。
紅葉(母さん)の親。
赤ん坊の頃はよく世話になったらしいけど(記憶は全く無し)、それ以降はぱったりだった。
最後に会ったのは……爺の葬儀の時だったかな?
「っか…駒狸家が武家だなんて初めてしったんだけど。」
「名称は武家ですが、うちは武では無くて、癒です。」
「なんだそれ?」
「ご存じないですか?十神将にはそれぞれ突飛した力や技術をもった連合家なんです。」
「全然。知ってたのはギリギリ四季家と親類の駒狸家だけだ。まぁ知らない以前にあんま興味無い…」
俺は首を横に振るとコマリの声のトーンが落ちた。
「そう…ですか。」
「って言いたいとこだが、全員がバケモンクラスなら話は別だ。知ってる限りの事を教えてくれないか?でないと、一発も殴り返せねぇし。」
バチン!!
俺は拳と拳をぶつける。
「殴り返すって…九頭竜さんをですか?」
「勿論だ。やられたらやり返す!」
俺は腕を組んでフンっと鼻息を荒げる。
「ぷっ…あははは。(子供だ。)」
「なぜ笑う!!」
「あ、いえ…ごめんなさい。私が知ってることなら教えますよ。」