ー夏休み編ー悪と邪鬼
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「ゆうひぃ~…」
俺は予想外の裏切り者に落胆する。
「まぁ…帽子を責めるな…なの。役を頼んだのは…真桜なの。」
「別に責めてはねぇけど…なぁ」
やはり騙された事には釈然としない。
「まぁまぁ。そうムクれるなよ。秋宵月の嬢ちゃんも月見里の子猫ちゃんも悠のためにやったんだからよ。勿論、俺もな。」
紅が笑いながら肩を組んでくる。
「う~む…」
「ったく、煮え切らない男……なの。むしろ、感謝しろ…なの。お前の中に溜まりに溜まった勁を発散してやったんだからな…なの。」
「そういや…」
何十何百何千と鍛練しても撃てなかった勁が出来た。しかも、勁砲…
「お前は…栓が詰まり掛けた水道みたいなタイプ…なの。…其を吐き出すには自分で開発するか……ナニかの後押しが必要だったが…余程心配したか?なの」
「当たり前だろ!」
「ほう…それは真桜の事か?紅か?それとも…優日かぁ?…なの」
真桜はニタァァっと大きく口を開いて笑う。
「なぁっ」「えっ?」
「も、勿論全員しんぱ…うぉ?!」
「ちょっと!なんで…私には何にも伝えられてないのよ!」
鈴猫が俺を引っ張り叫ぶ。
「ちょ!待て…俺に言うなって、俺も騙された側だろ!」
「あ!…そかごめん。」
「はぁ…伝えるも何もお前は勝手に買い物に着いてっただろ…なの。」
「うぐっ…(うぅ~失敗だったぁ~…)」
鈴猫は頭を押さえてしゃがみこむ。
ニタァァ~っと真桜が大きく口を開いて笑って鈴猫に近づく。
「(あ、まおが悪人顔だ)」
「(嬢ちゃん悪人面だ)」
「(秋宵月ちゃん、意地悪顔だ。)」
「鈴猫…。」
「え?」
「ボソボソ…(ばーか…なの。)」
真桜は更に鈴猫に追い討ちを仕掛けた。
「だ、誰がバカよー!」
「お前…なの」
「だぁ!止めろ二人とも!」
取っ組み合いを始める二人。
「若いなぁ。のぅ、天馬の?」
「本当にな。しかも、弥一に負けず劣らず歪みひねくれている。」
「ふん。秋宵月のそろそろ良いだろ。」
九頭竜が野太い声で真桜を呼んだ。
「そうだな…なの。猫、帽子、二人は帰れ…なの。」
「「え?」」
「悠は…今から本格的に鍛練を始める…居ると邪魔…なの。」
「ちょ、邪魔って何よ!」
「ま、まぁまぁ鈴猫さん落ち着いて。邪魔になっちゃ悪いし帰ろ?ね?」
「うぅ~…優日ちゃんは素直すぎるよぉ~…はぁ、わかったわ。帰る。」
「じゃ、またね。悠に皆。」
「悠に頑張ってね。」
優日と鈴猫(渋々)は道場から出ていった。
「さて、じゃ始めるかの、小鳥遊悠君。」
春野琥珀がにこやかに手を伸ばしてくる。
「あ、どうも…よろしくお願いします。」
ぎゅ…
俺は握手して丁寧に頭を下げた。
「ダメじゃな。」
「へっ?うわっ?!」
グッ…グリッスベン!
握った手を捲き込む様に引っ張られ、俺は身体だけを倒されひれ伏してしまった。
俺は予想外の裏切り者に落胆する。
「まぁ…帽子を責めるな…なの。役を頼んだのは…真桜なの。」
「別に責めてはねぇけど…なぁ」
やはり騙された事には釈然としない。
「まぁまぁ。そうムクれるなよ。秋宵月の嬢ちゃんも月見里の子猫ちゃんも悠のためにやったんだからよ。勿論、俺もな。」
紅が笑いながら肩を組んでくる。
「う~む…」
「ったく、煮え切らない男……なの。むしろ、感謝しろ…なの。お前の中に溜まりに溜まった勁を発散してやったんだからな…なの。」
「そういや…」
何十何百何千と鍛練しても撃てなかった勁が出来た。しかも、勁砲…
「お前は…栓が詰まり掛けた水道みたいなタイプ…なの。…其を吐き出すには自分で開発するか……ナニかの後押しが必要だったが…余程心配したか?なの」
「当たり前だろ!」
「ほう…それは真桜の事か?紅か?それとも…優日かぁ?…なの」
真桜はニタァァっと大きく口を開いて笑う。
「なぁっ」「えっ?」
「も、勿論全員しんぱ…うぉ?!」
「ちょっと!なんで…私には何にも伝えられてないのよ!」
鈴猫が俺を引っ張り叫ぶ。
「ちょ!待て…俺に言うなって、俺も騙された側だろ!」
「あ!…そかごめん。」
「はぁ…伝えるも何もお前は勝手に買い物に着いてっただろ…なの。」
「うぐっ…(うぅ~失敗だったぁ~…)」
鈴猫は頭を押さえてしゃがみこむ。
ニタァァ~っと真桜が大きく口を開いて笑って鈴猫に近づく。
「(あ、まおが悪人顔だ)」
「(嬢ちゃん悪人面だ)」
「(秋宵月ちゃん、意地悪顔だ。)」
「鈴猫…。」
「え?」
「ボソボソ…(ばーか…なの。)」
真桜は更に鈴猫に追い討ちを仕掛けた。
「だ、誰がバカよー!」
「お前…なの」
「だぁ!止めろ二人とも!」
取っ組み合いを始める二人。
「若いなぁ。のぅ、天馬の?」
「本当にな。しかも、弥一に負けず劣らず歪みひねくれている。」
「ふん。秋宵月のそろそろ良いだろ。」
九頭竜が野太い声で真桜を呼んだ。
「そうだな…なの。猫、帽子、二人は帰れ…なの。」
「「え?」」
「悠は…今から本格的に鍛練を始める…居ると邪魔…なの。」
「ちょ、邪魔って何よ!」
「ま、まぁまぁ鈴猫さん落ち着いて。邪魔になっちゃ悪いし帰ろ?ね?」
「うぅ~…優日ちゃんは素直すぎるよぉ~…はぁ、わかったわ。帰る。」
「じゃ、またね。悠に皆。」
「悠に頑張ってね。」
優日と鈴猫(渋々)は道場から出ていった。
「さて、じゃ始めるかの、小鳥遊悠君。」
春野琥珀がにこやかに手を伸ばしてくる。
「あ、どうも…よろしくお願いします。」
ぎゅ…
俺は握手して丁寧に頭を下げた。
「ダメじゃな。」
「へっ?うわっ?!」
グッ…グリッスベン!
握った手を捲き込む様に引っ張られ、俺は身体だけを倒されひれ伏してしまった。