ー夏休み編ー悪と邪鬼
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「さっき言っただろ。拳二が悠に会いたがってたから同行させた。それに用が有るのはお前だろ。」
「ん、あぁ…禅から預かったファイルな。」
忘れてた。
俺は崇に分厚いファイルを差し出す。
「……」
「どした?」
何故か崇はファイルを受け取らずにいる。
「ふっ。」
サッ…
わざわざ、後ろに止まってたBMWから崇の右腕(?)の本郷が降りてきてファイルを受けとる。
「…自分でとれよ。」
「悠、時間あるか?」
王さまは俺の話を無視する。
「……長くなるな無い。」
「すぐ済む。乗れ。」
王さまは淡々と単語で話して車に乗り込む。
「はぁ…」
俺はため息をついて王さまの後に続いた。
ー車内ー
車に乗り込んだのは俺と王さまだけで、拳二と紅は意気投合でもしたのか外で談笑していて。
本郷も外で待機している。
「っで、何だ?」
「さて、何からはなすかな。」
王さまは少し考えて口を開いた。
「柏とやるらしいな」
「何で知ってる?」
「お前が好き勝手連れ回してる奴らはチームの団員だと理解してるか?」
「……」
何で一言、○○から聞いたって言えないんだろうか…
「わざわざ海にまでいくらしいな。」
「なんだ、一緒に行きたいのか?」
「……紅、鈴猫、炎銃が同行するらしいが…」
はい、また無視。
もう少しくらい反応してくれてもいいだろに。
「これは貸しにしといてやる。」
「あ?ちょっと待て!何で貸しになる!」
「いいか?よく聞け。お前の不用意な発言でうちの主要メンバーが常に抜けている。その差分を貸し1つで済ましてやるんだ。有り難く思え。」
王さまの持つ迫力と氷刃の様な言葉が俺にプレッシャーをかけてくる。
「ぐ…け、けど、勝手についてきてんだぞ?」
「二度と同じ事を言わせるな。」
「っ……あーもー、わかったよ!貸し1つな!」
俺は貸しを承諾した。
だって解るだろ?
こんな奴に二人っきりで凄まれたら抗っても無駄だって。
「ふっ、お前は素直で助かる。」
「知ってるか?お前には大体の人間が素直になるって。」
「それは違うなこんな口約束でもお前は素直に必ず守る。だから俺もなにもしない。大抵のクソ共は簡単に反故する。」
王さまの言葉に少し熱がこもる。
それが愉快からなのか怒りからなのかは解らないが…
「お前相手に反故する奴なんか居るのか?」
「居たさ。」
「……」
「居る」では無く「居た」という言い方が俺は怖かった。
「話しは終わりだ。メンバーは夏の間は自由に使わせてやる。」
「気前がいいな。」
「お前に貸しが出来るなら安いものだ。」
何処までもこの王さまは油断できない。
「話が終わったなら帰るぞ。あ…そだ。」
俺はドアに手を掛けたが1つ気になることがあったので質問した。
「氷室さんと祭が仲悪い理由知ってるか?」
「知らん。」
「そか…」
双方ともと付き合いが長い崇なら何か知ってるかと思ったが…他人の事には興味が無いようだ。
「ん、あぁ…禅から預かったファイルな。」
忘れてた。
俺は崇に分厚いファイルを差し出す。
「……」
「どした?」
何故か崇はファイルを受け取らずにいる。
「ふっ。」
サッ…
わざわざ、後ろに止まってたBMWから崇の右腕(?)の本郷が降りてきてファイルを受けとる。
「…自分でとれよ。」
「悠、時間あるか?」
王さまは俺の話を無視する。
「……長くなるな無い。」
「すぐ済む。乗れ。」
王さまは淡々と単語で話して車に乗り込む。
「はぁ…」
俺はため息をついて王さまの後に続いた。
ー車内ー
車に乗り込んだのは俺と王さまだけで、拳二と紅は意気投合でもしたのか外で談笑していて。
本郷も外で待機している。
「っで、何だ?」
「さて、何からはなすかな。」
王さまは少し考えて口を開いた。
「柏とやるらしいな」
「何で知ってる?」
「お前が好き勝手連れ回してる奴らはチームの団員だと理解してるか?」
「……」
何で一言、○○から聞いたって言えないんだろうか…
「わざわざ海にまでいくらしいな。」
「なんだ、一緒に行きたいのか?」
「……紅、鈴猫、炎銃が同行するらしいが…」
はい、また無視。
もう少しくらい反応してくれてもいいだろに。
「これは貸しにしといてやる。」
「あ?ちょっと待て!何で貸しになる!」
「いいか?よく聞け。お前の不用意な発言でうちの主要メンバーが常に抜けている。その差分を貸し1つで済ましてやるんだ。有り難く思え。」
王さまの持つ迫力と氷刃の様な言葉が俺にプレッシャーをかけてくる。
「ぐ…け、けど、勝手についてきてんだぞ?」
「二度と同じ事を言わせるな。」
「っ……あーもー、わかったよ!貸し1つな!」
俺は貸しを承諾した。
だって解るだろ?
こんな奴に二人っきりで凄まれたら抗っても無駄だって。
「ふっ、お前は素直で助かる。」
「知ってるか?お前には大体の人間が素直になるって。」
「それは違うなこんな口約束でもお前は素直に必ず守る。だから俺もなにもしない。大抵のクソ共は簡単に反故する。」
王さまの言葉に少し熱がこもる。
それが愉快からなのか怒りからなのかは解らないが…
「お前相手に反故する奴なんか居るのか?」
「居たさ。」
「……」
「居る」では無く「居た」という言い方が俺は怖かった。
「話しは終わりだ。メンバーは夏の間は自由に使わせてやる。」
「気前がいいな。」
「お前に貸しが出来るなら安いものだ。」
何処までもこの王さまは油断できない。
「話が終わったなら帰るぞ。あ…そだ。」
俺はドアに手を掛けたが1つ気になることがあったので質問した。
「氷室さんと祭が仲悪い理由知ってるか?」
「知らん。」
「そか…」
双方ともと付き合いが長い崇なら何か知ってるかと思ったが…他人の事には興味が無いようだ。