ー夏休み編ー悪と邪鬼
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「…誰だよアンタ?」
「誰って…え、何、俺の事わかんねぇの?」
謎のおっさんは目を丸くして自分を指差す。
「紅、知り合いか?」
「いや、知らないな。」
おっさんから目を離さずに聞いてみたが紅は首を振る。
「おいおい…本当にわからんか?小鳥遊悠」
「なんで俺の名前を…?」
「マジかよ…あーじゃーラヴリークラッシュったらわかるか?」
「ラヴリークラッシュ……」
ふと…靄がかった記憶の片隅が鮮明になる。
(『お前、なんか暗い奴だな。あん?俺か?俺はラヴリークラッシュの…』)
「もしかして……瓦谷拳二(かわらやけんじ)か?」
「そうだ!やーっと思い出したか!コノヤロー!」
「うげ!やめろ!むさ&暑苦しい~!」
拳二はヘッドロックを決めてくる。
「久し振りだな!ホント、この憎まれ口はかわんねぇな。」
「でぇぃ!離せ、加齢臭がうつる!っか何で居るんだよ!」
「それは俺から話してやる。」
木枯らしが吹いた様に温度の低い声がした。
「崇さん。」
「崇?」
振り返ると、この暑さでスーツ姿なのに汗をかいてない王様がいた。
「瓦谷の組とうちの組は同盟関係で、少し前に知り合った。」
「そうだ。それで崇から色々聞いてたらお前の話が出たんだよ。悠。」
崇、拳二とが矢継ぎ早に話す。
「ちょ、ちょっと待て。はしょり過ぎて意味がわかんねぇ。1個づつ質問させろ。まず、拳二は……ヤクザなのか?」
「おぅ。高校出てブラブラしてたら、今の組長に声かけられてな。今から3年辛抱したらポケットに何時でも百万の小遣いが入る様にしてやるって」
拳二は煙草を三本ほどくわえて火を着ける。
「…(ドヘヴィスモーカーめ)景気いいんだな。それで今じゃポケットに金がつまってんだ。」
俺はほぼ(100%)の嫌みをぶつけた。
「アホ。こっちはもう看板しょってんだ。金なんぞその気になりゃすぐに…」
拳二は言葉の最後を濁したまぁ、つまり金は無いんだ。
「ちなみに何処の組だ?」
「す~~……はぁ~。ああ、一ノ瀬組だ。」
拳二が吸っていた煙草は一瞬で灰に変わっていき。盛大な煙を吐き出しながら答える。
「一ノ瀬…」
一ノ瀬組は池袋に何十あるかわからない暴力団のトップスリーから滑り落ちたことがない。
ヤクザのメジャーリーグ。
「名前くらいはしってんだろ?」
拳二は再び煙草に火を着ける。
「まぁ…少しはな。」
「遠慮した言い方だな。」
遠慮するのも当たり前だ。
一ノ瀬組と言えば金貸しは勿論だが。
他には大声で言えない様な仕事がメインな噂もある。
「一ノ瀬の組はうちとは「また別」の生業が収入だからな。」
俺の心を見透かした様に崇が呟く。
「がっはっは。たしかにな。おい、悠。お前女居ないならソープでも行くか?いい店案内してやるぞ。」
そう、一ノ瀬組の収入にはソープやヘルス、最近ではオナクラなど風俗関係の物がある。
「遠慮する。…っで、二大ヤクザが何してんだ?」
俺は下品な笑顔を向けてる拳二を無視して崇を見る。
「誰って…え、何、俺の事わかんねぇの?」
謎のおっさんは目を丸くして自分を指差す。
「紅、知り合いか?」
「いや、知らないな。」
おっさんから目を離さずに聞いてみたが紅は首を振る。
「おいおい…本当にわからんか?小鳥遊悠」
「なんで俺の名前を…?」
「マジかよ…あーじゃーラヴリークラッシュったらわかるか?」
「ラヴリークラッシュ……」
ふと…靄がかった記憶の片隅が鮮明になる。
(『お前、なんか暗い奴だな。あん?俺か?俺はラヴリークラッシュの…』)
「もしかして……瓦谷拳二(かわらやけんじ)か?」
「そうだ!やーっと思い出したか!コノヤロー!」
「うげ!やめろ!むさ&暑苦しい~!」
拳二はヘッドロックを決めてくる。
「久し振りだな!ホント、この憎まれ口はかわんねぇな。」
「でぇぃ!離せ、加齢臭がうつる!っか何で居るんだよ!」
「それは俺から話してやる。」
木枯らしが吹いた様に温度の低い声がした。
「崇さん。」
「崇?」
振り返ると、この暑さでスーツ姿なのに汗をかいてない王様がいた。
「瓦谷の組とうちの組は同盟関係で、少し前に知り合った。」
「そうだ。それで崇から色々聞いてたらお前の話が出たんだよ。悠。」
崇、拳二とが矢継ぎ早に話す。
「ちょ、ちょっと待て。はしょり過ぎて意味がわかんねぇ。1個づつ質問させろ。まず、拳二は……ヤクザなのか?」
「おぅ。高校出てブラブラしてたら、今の組長に声かけられてな。今から3年辛抱したらポケットに何時でも百万の小遣いが入る様にしてやるって」
拳二は煙草を三本ほどくわえて火を着ける。
「…(ドヘヴィスモーカーめ)景気いいんだな。それで今じゃポケットに金がつまってんだ。」
俺はほぼ(100%)の嫌みをぶつけた。
「アホ。こっちはもう看板しょってんだ。金なんぞその気になりゃすぐに…」
拳二は言葉の最後を濁したまぁ、つまり金は無いんだ。
「ちなみに何処の組だ?」
「す~~……はぁ~。ああ、一ノ瀬組だ。」
拳二が吸っていた煙草は一瞬で灰に変わっていき。盛大な煙を吐き出しながら答える。
「一ノ瀬…」
一ノ瀬組は池袋に何十あるかわからない暴力団のトップスリーから滑り落ちたことがない。
ヤクザのメジャーリーグ。
「名前くらいはしってんだろ?」
拳二は再び煙草に火を着ける。
「まぁ…少しはな。」
「遠慮した言い方だな。」
遠慮するのも当たり前だ。
一ノ瀬組と言えば金貸しは勿論だが。
他には大声で言えない様な仕事がメインな噂もある。
「一ノ瀬の組はうちとは「また別」の生業が収入だからな。」
俺の心を見透かした様に崇が呟く。
「がっはっは。たしかにな。おい、悠。お前女居ないならソープでも行くか?いい店案内してやるぞ。」
そう、一ノ瀬組の収入にはソープやヘルス、最近ではオナクラなど風俗関係の物がある。
「遠慮する。…っで、二大ヤクザが何してんだ?」
俺は下品な笑顔を向けてる拳二を無視して崇を見る。