ー夏休み編ー悪と邪鬼
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「千夜様、左足に此をお巻キナサイ。」
ヒュン、パシッ…
「こりゃ…」
デイジーから投げ渡された物はパワーアンクル…
「ルールを言うわ。何度も言わないからよく聞きなさい。一撃。一撃ヒットするたびに右腕、足。左腕、足の何処か一ヶ所に1キロの重りを着けていく。勿論、貴方が私に当てたら1つ外す事ができるわ。」
朝露が選択したのは確か左足
「…成る程そういう事かよ。」
つまり、相手の攻撃をガード(または避け)出来なけりゃ、どんどん重りが加算される。
逆に此方が攻撃当てりゃぁ重りを取り除ける。
パチ…
俺は左足首にパワーアンクルを巻き付ける。
「貴方の蹴りは威力が強い反面、速さは無い。あと3キロも追加すれば、私を捉えられなくなります。」
「テメェこそ、そのヒラヒラ服で動けんのかよ。」
俺は爪先をコッコッと地面に当てて重りの加減を確かめる。
「ご心配無く。メイド服は一心同体。むしろ、これが私の戦闘服で有り、私服なので。」
朝露はスカートの両端を軽く指でつまみ、一礼する。
「はっ…そーかよ。」
「では、いきますね。」
ッタン…
話終わると同時に朝露はベストな間合いに切り込んでくる。
「はぁ!」
左足を軸にして、一度、太ももから右足を引き。
押し出す様な蹴りを打ってきた。
「ふっ…(速ぇ…)」
バシッ!タンッ!
俺は右膝を曲げて蹴りを受けながら後ろに跳んだ。
ビリッ、ミシシ…
筋肉に電流の様な痺れが走り、骨が軋む。
「……(受けて衝撃を相殺したのに、この威力か。)」
やりにくい。
真っ正面からの蹴り合いなら力押しで勝てる気でいた。
けど、この女(朝露)…
見た目に反した強靭な脚力に加えてアイツ(悠)に似た間合い詰め。
何より、読みにくい厄介な変則的な動き。
正直、全部がウゼェ…
「考え事とは余裕ですね。」
左斜め上から右斜め下に振り下ろす様な蹴りが来る。
「……(腕で受けて、横腹に蹴り込む。)」
ビュ…クンッ!
「な?!」
予定通り、左腕で首の辺りをガードしていたが、突然蹴りの軌道が波打つ様に変わり。
がら空きの横腹に襲いかかる。
「くっ…(足で受け…!?)」
ずし…
左足に重み…
たった1キロの重りが隙を生んだ。
ドゴッ!ミシシ…
「ごっ…ほ…!」
クリーンヒット。
肋と腹の間にブーツの先が突き刺さり、俺は激痛に身を屈めた。
ひゅ…タンッ!
朝露は足を引き、一歩後ろに下がり。
「あのまま頭に決めれば終わりですが、左腕を選択します。」
朝露はニコリッと微笑み。
俺の前にパワーリストを投げ落とす。
「……(このアマ…手加減しやがった……殺れるのに殺らなかった…)」
「何をボーッとしてるのです?」
「次…手…ろ…」
パチン…
パワーリストを巻き付ける。
「はい?」
「次、手加減してみろ…ブチ殺すぞ…」
ダァンッ!ヒュバッッッン!
右足で力いっぱい踏み込み。
左足を振り上げた。
「!!」
この時、千夜の放った蹴りは…
左腕+足の重りが生む力は遠心力となり、本来、千夜が持ちうる最大スピードを凌駕していた。
ズバン!ビリリッ!
朝露は咄嗟にバックステップで避け身体には当たらなかったがスカートの一部が裂け千切れる。
「っち…避けられたか。」
「…どうやら、ただのゴロツキでは無いようね。仕方ないわ。真面目にやってあげる。サバット中心でいくから動きを覚えなさい。」
「……ふん」
ったく…
あの女(デイジー)に、この女(朝露)、紅、炎銃、宮塚、虎琥狗崇…
なんで、外には厄介な奴が多いんだ…
まぁ、上等だ…
まずはこの女を蹴り飛ばして…
悠の野郎に見せつけてやる。
俺のマジをな…
ったく、らしくねぇぜ。
ヒュン、パシッ…
「こりゃ…」
デイジーから投げ渡された物はパワーアンクル…
「ルールを言うわ。何度も言わないからよく聞きなさい。一撃。一撃ヒットするたびに右腕、足。左腕、足の何処か一ヶ所に1キロの重りを着けていく。勿論、貴方が私に当てたら1つ外す事ができるわ。」
朝露が選択したのは確か左足
「…成る程そういう事かよ。」
つまり、相手の攻撃をガード(または避け)出来なけりゃ、どんどん重りが加算される。
逆に此方が攻撃当てりゃぁ重りを取り除ける。
パチ…
俺は左足首にパワーアンクルを巻き付ける。
「貴方の蹴りは威力が強い反面、速さは無い。あと3キロも追加すれば、私を捉えられなくなります。」
「テメェこそ、そのヒラヒラ服で動けんのかよ。」
俺は爪先をコッコッと地面に当てて重りの加減を確かめる。
「ご心配無く。メイド服は一心同体。むしろ、これが私の戦闘服で有り、私服なので。」
朝露はスカートの両端を軽く指でつまみ、一礼する。
「はっ…そーかよ。」
「では、いきますね。」
ッタン…
話終わると同時に朝露はベストな間合いに切り込んでくる。
「はぁ!」
左足を軸にして、一度、太ももから右足を引き。
押し出す様な蹴りを打ってきた。
「ふっ…(速ぇ…)」
バシッ!タンッ!
俺は右膝を曲げて蹴りを受けながら後ろに跳んだ。
ビリッ、ミシシ…
筋肉に電流の様な痺れが走り、骨が軋む。
「……(受けて衝撃を相殺したのに、この威力か。)」
やりにくい。
真っ正面からの蹴り合いなら力押しで勝てる気でいた。
けど、この女(朝露)…
見た目に反した強靭な脚力に加えてアイツ(悠)に似た間合い詰め。
何より、読みにくい厄介な変則的な動き。
正直、全部がウゼェ…
「考え事とは余裕ですね。」
左斜め上から右斜め下に振り下ろす様な蹴りが来る。
「……(腕で受けて、横腹に蹴り込む。)」
ビュ…クンッ!
「な?!」
予定通り、左腕で首の辺りをガードしていたが、突然蹴りの軌道が波打つ様に変わり。
がら空きの横腹に襲いかかる。
「くっ…(足で受け…!?)」
ずし…
左足に重み…
たった1キロの重りが隙を生んだ。
ドゴッ!ミシシ…
「ごっ…ほ…!」
クリーンヒット。
肋と腹の間にブーツの先が突き刺さり、俺は激痛に身を屈めた。
ひゅ…タンッ!
朝露は足を引き、一歩後ろに下がり。
「あのまま頭に決めれば終わりですが、左腕を選択します。」
朝露はニコリッと微笑み。
俺の前にパワーリストを投げ落とす。
「……(このアマ…手加減しやがった……殺れるのに殺らなかった…)」
「何をボーッとしてるのです?」
「次…手…ろ…」
パチン…
パワーリストを巻き付ける。
「はい?」
「次、手加減してみろ…ブチ殺すぞ…」
ダァンッ!ヒュバッッッン!
右足で力いっぱい踏み込み。
左足を振り上げた。
「!!」
この時、千夜の放った蹴りは…
左腕+足の重りが生む力は遠心力となり、本来、千夜が持ちうる最大スピードを凌駕していた。
ズバン!ビリリッ!
朝露は咄嗟にバックステップで避け身体には当たらなかったがスカートの一部が裂け千切れる。
「っち…避けられたか。」
「…どうやら、ただのゴロツキでは無いようね。仕方ないわ。真面目にやってあげる。サバット中心でいくから動きを覚えなさい。」
「……ふん」
ったく…
あの女(デイジー)に、この女(朝露)、紅、炎銃、宮塚、虎琥狗崇…
なんで、外には厄介な奴が多いんだ…
まぁ、上等だ…
まずはこの女を蹴り飛ばして…
悠の野郎に見せつけてやる。
俺のマジをな…
ったく、らしくねぇぜ。