ー夏休み編ー悪と邪鬼
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「ぐっ…ぅ…」
何だ、目の前が霞む、真っ金だ。
身体が焼ける様に熱い…
「千夜!起きろ!ただ殴られただけだぞと!」
誠の声ははっきり聞こえる。
「ぐ…ぁ…(あん?動けねぇ…声もでねぇ…)」
「ワ~ン、ツ~…」
デイジーは俺の側で屈み、目の前でカウントを始める。
「和辰さーん!」
『無理だな。』
「「えっ?」」
『確かにお嬢の一打一打の威力は低い。けど、蹴りを放つ最中の隙。下半身に筋肉を集中するため腹筋、特に横腹の張りは弛む。』
それを三発。
カウンター+弱点×隙=ダメージは増大。
「「……」」
『さらに、さっきのラッシュ、完全に油断状態から打たれた。動きたくても動けねぇ。完封だ。何しろあれは…』
「芋虫頭。だから何言ってるのか全然わかんねぇっぞと。」
『ビキッ…ブッコロス!』
「やるかコラ!だぞと!」
「和辰さーん!起きてー!っか!さっきからお前ら五月蝿い!」
「『す、すまん(だぞと)』」
五月女は、何故か掴み合いになっている誠とローガンを怒鳴り着けた。
「スリ~…ふぉ~…(さぁ、千夜様、起きれマスか?)」
デイジー・クロケティアには、学生時代にある異名が着いていた。
gold sensation(黄金の旋風)
彼女は走る時、風が吹き、同時に美しい長い金髪が靡き黄金の線を描く…
その姿こそが黄金の旋風…
『お嬢の技は全て黄金に関係する。その中でも厄介なのがさっきの黄金の拳だ。あれは…』
「芋虫頭は脳味噌も芋虫か?何言ってるか…ぜ・ん・ぜ・ん!わかんねぇぞっと!!」
『っ…この猿!低能グズのチビ猿があぁぁぁ!』
ドガッ!ボガッ!ガスッ!
遂に、ローガンと誠は取っ組み合いの喧嘩に発展した。
【黄金の拳】
デイジーの拳はボクシングで有りながら、拳法級の連続性を発揮する。
持ち前のスピードとボクシング特有の力を武器にして……
顎の先端
後頭部
首筋の根元の神経節を撃ち運動中枢の自由を奪う。
その時、打たれた相手は頭をぶつけた様。
目前が霞み真っ金(白)になり、意識はあっても身体は動かなくなる。
「っ…あっ…(クソクソ…そうか…そうかよ…そう言う事かよ)」
「エイト~、ナ~イン~、テ…」
「(くっ…ミ゙ヂ…)っ!ハァッ!」
「おぅ♪」
ダン!
俺は勢いよく立ち上がる。
「和辰さん!」
「ぺっ…」
ビチャ…
俺は唾を吐き出す。
「ふふん♪(成る程~口の肉を噛み千切って自由を取り返しマシタか♪)」
デイジーはニコニコと笑う。
「…っち、黄金の旋風か……クソ…よく解った。」
「あら?何がデスの?」
「今の俺じゃぁ…テメェの速さには続けねぇが…追い付く…そうでなきゃ…アイツ(悠)にも氷室さんにも追いつけねぇ…」
「五月女…持ってろ。」
「は、はい!」
俺は上服とブレッドネックを投げ渡す。
「テメェが黄金の旋風なら…俺の師は捕縛の支配者だ。」
スッ…
俺はゆっくり両手をポケットに入れた。
何だ、目の前が霞む、真っ金だ。
身体が焼ける様に熱い…
「千夜!起きろ!ただ殴られただけだぞと!」
誠の声ははっきり聞こえる。
「ぐ…ぁ…(あん?動けねぇ…声もでねぇ…)」
「ワ~ン、ツ~…」
デイジーは俺の側で屈み、目の前でカウントを始める。
「和辰さーん!」
『無理だな。』
「「えっ?」」
『確かにお嬢の一打一打の威力は低い。けど、蹴りを放つ最中の隙。下半身に筋肉を集中するため腹筋、特に横腹の張りは弛む。』
それを三発。
カウンター+弱点×隙=ダメージは増大。
「「……」」
『さらに、さっきのラッシュ、完全に油断状態から打たれた。動きたくても動けねぇ。完封だ。何しろあれは…』
「芋虫頭。だから何言ってるのか全然わかんねぇっぞと。」
『ビキッ…ブッコロス!』
「やるかコラ!だぞと!」
「和辰さーん!起きてー!っか!さっきからお前ら五月蝿い!」
「『す、すまん(だぞと)』」
五月女は、何故か掴み合いになっている誠とローガンを怒鳴り着けた。
「スリ~…ふぉ~…(さぁ、千夜様、起きれマスか?)」
デイジー・クロケティアには、学生時代にある異名が着いていた。
gold sensation(黄金の旋風)
彼女は走る時、風が吹き、同時に美しい長い金髪が靡き黄金の線を描く…
その姿こそが黄金の旋風…
『お嬢の技は全て黄金に関係する。その中でも厄介なのがさっきの黄金の拳だ。あれは…』
「芋虫頭は脳味噌も芋虫か?何言ってるか…ぜ・ん・ぜ・ん!わかんねぇぞっと!!」
『っ…この猿!低能グズのチビ猿があぁぁぁ!』
ドガッ!ボガッ!ガスッ!
遂に、ローガンと誠は取っ組み合いの喧嘩に発展した。
【黄金の拳】
デイジーの拳はボクシングで有りながら、拳法級の連続性を発揮する。
持ち前のスピードとボクシング特有の力を武器にして……
顎の先端
後頭部
首筋の根元の神経節を撃ち運動中枢の自由を奪う。
その時、打たれた相手は頭をぶつけた様。
目前が霞み真っ金(白)になり、意識はあっても身体は動かなくなる。
「っ…あっ…(クソクソ…そうか…そうかよ…そう言う事かよ)」
「エイト~、ナ~イン~、テ…」
「(くっ…ミ゙ヂ…)っ!ハァッ!」
「おぅ♪」
ダン!
俺は勢いよく立ち上がる。
「和辰さん!」
「ぺっ…」
ビチャ…
俺は唾を吐き出す。
「ふふん♪(成る程~口の肉を噛み千切って自由を取り返しマシタか♪)」
デイジーはニコニコと笑う。
「…っち、黄金の旋風か……クソ…よく解った。」
「あら?何がデスの?」
「今の俺じゃぁ…テメェの速さには続けねぇが…追い付く…そうでなきゃ…アイツ(悠)にも氷室さんにも追いつけねぇ…」
「五月女…持ってろ。」
「は、はい!」
俺は上服とブレッドネックを投げ渡す。
「テメェが黄金の旋風なら…俺の師は捕縛の支配者だ。」
スッ…
俺はゆっくり両手をポケットに入れた。