ー夏休み編ー悪と邪鬼
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ー店の裏(車庫代理)ー
ゴミ出しを終えて。
俺は愛車のハーレーVRSCAWに跨がり。
鍵を挿しエンジンを掛けようとすると…
ブーン…ブーン…
携帯電話が震える。
「……誰だ?」
[デイジーデスワ。グッモーニン。千夜様。]
「……」
受話器からはお袋に負けず劣らずなテンションの高い声が聞こえた。
[あら?モシモーシ?聞こえてます?モシモーシ?]
「(ウゼ)…聞こえてる。」
俺は眉間にシワを寄せて答える。
[あら、元気が無いようデスがどうかなさいまして?]
「(テメェのテンションがウゼんだよ。)……低血圧なだけだ。」
[それはいけませんわ!Spinach(ほうれん草)Lever(レバー)等を取った方がよろしい…]
「いいから要件言え!」
これだから女はウゼぇ…
タラタラと長話しやがって。
[あら失礼。わたくしとしたことが話がずれてしまいまシタワ。]
[『お嬢の場合余計な話の方が多い気が』]
[ローガン!お黙りなさい!]
ギャーギャー!
ガァーガァー!
「イライライラ」
受話器の向こうでは騒がしく口論している。
[……コホン、失礼。要件に移りまスワ。本日より、この!このわたくしが鍛えて差し上げマスワ。]
「……あぁ。どうも。」
俺はローテンションで返事をした。
[歓喜のあまり声が出てませんワネ。けど、畏まる必要は無いデスワよ?わたくしは寛大デスから]
「……(切りてえ…今すぐ電話切りてぇ。)」
[それで少し話がシタイのでお迎えにあがろうと思ってるのデスが]
「あ゛?迎え?いらねぇよ。場所さえ言えばこっちから行…」
ピピ!ピピ!
キャッチが入る。
「ちょっと待て、キャッチが入った。…誰だ?」
俺はデイジーを保留して電話に出る。
[おはよー千夜!俺だそっと!]
電話の主は戌塚誠…
しかも、また朝からハイテンションな挨拶が耳に突き刺さる。
「っ…死ね!」
[ちょ!いきなり死ねって酷いぞっと!]
「るせぇ…今取り込んでんだ…用事ねぇなら…」
[うちのランカーが何か揉めてるぞっと]
「あん?」
[俺も今来た所で事態は知らないが…どーも不穏な感じだぞと。]
「………っち。わかった。今から行く。誠、お前はどうにかしてろ。」
[了解だそっと。]
ぶっ…
戌塚の電話は切れた。
「(面倒くせぇ)おい、聞こえるか?」
[レディは待たせる物じゃ御座いませんワよ?待ってる間に紅茶が…]
デイジーはまた、長々と話を始める。
「急用が出来たから闘路に行く。後で連絡する。」
ブッ!
俺は面倒くさくなり。
要件を早口に伝えて電話を切った。
「ったく、イライラするぜ……(けど…)」
俺は鍵を回す。
「(氷室さんが帰って来るまで絶対に東口のトラブルは俺が処理します。)」
ブロン!
ブロロ!
ブロロロ!
ハーレーのエンジンを掛け、俺は闘路に向けて走り出した。
ゴミ出しを終えて。
俺は愛車のハーレーVRSCAWに跨がり。
鍵を挿しエンジンを掛けようとすると…
ブーン…ブーン…
携帯電話が震える。
「……誰だ?」
[デイジーデスワ。グッモーニン。千夜様。]
「……」
受話器からはお袋に負けず劣らずなテンションの高い声が聞こえた。
[あら?モシモーシ?聞こえてます?モシモーシ?]
「(ウゼ)…聞こえてる。」
俺は眉間にシワを寄せて答える。
[あら、元気が無いようデスがどうかなさいまして?]
「(テメェのテンションがウゼんだよ。)……低血圧なだけだ。」
[それはいけませんわ!Spinach(ほうれん草)Lever(レバー)等を取った方がよろしい…]
「いいから要件言え!」
これだから女はウゼぇ…
タラタラと長話しやがって。
[あら失礼。わたくしとしたことが話がずれてしまいまシタワ。]
[『お嬢の場合余計な話の方が多い気が』]
[ローガン!お黙りなさい!]
ギャーギャー!
ガァーガァー!
「イライライラ」
受話器の向こうでは騒がしく口論している。
[……コホン、失礼。要件に移りまスワ。本日より、この!このわたくしが鍛えて差し上げマスワ。]
「……あぁ。どうも。」
俺はローテンションで返事をした。
[歓喜のあまり声が出てませんワネ。けど、畏まる必要は無いデスワよ?わたくしは寛大デスから]
「……(切りてえ…今すぐ電話切りてぇ。)」
[それで少し話がシタイのでお迎えにあがろうと思ってるのデスが]
「あ゛?迎え?いらねぇよ。場所さえ言えばこっちから行…」
ピピ!ピピ!
キャッチが入る。
「ちょっと待て、キャッチが入った。…誰だ?」
俺はデイジーを保留して電話に出る。
[おはよー千夜!俺だそっと!]
電話の主は戌塚誠…
しかも、また朝からハイテンションな挨拶が耳に突き刺さる。
「っ…死ね!」
[ちょ!いきなり死ねって酷いぞっと!]
「るせぇ…今取り込んでんだ…用事ねぇなら…」
[うちのランカーが何か揉めてるぞっと]
「あん?」
[俺も今来た所で事態は知らないが…どーも不穏な感じだぞと。]
「………っち。わかった。今から行く。誠、お前はどうにかしてろ。」
[了解だそっと。]
ぶっ…
戌塚の電話は切れた。
「(面倒くせぇ)おい、聞こえるか?」
[レディは待たせる物じゃ御座いませんワよ?待ってる間に紅茶が…]
デイジーはまた、長々と話を始める。
「急用が出来たから闘路に行く。後で連絡する。」
ブッ!
俺は面倒くさくなり。
要件を早口に伝えて電話を切った。
「ったく、イライラするぜ……(けど…)」
俺は鍵を回す。
「(氷室さんが帰って来るまで絶対に東口のトラブルは俺が処理します。)」
ブロン!
ブロロ!
ブロロロ!
ハーレーのエンジンを掛け、俺は闘路に向けて走り出した。