ー夏休み編ー悪と邪鬼
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ーファミレスー
ざわざわ…がやがや…
昼時+夏休みということで店の中は、かなりごったがえしている。
「…もっと静かな店がよかったか?」
俺はハンバーグを切り分けながら卯天をみる。
「いえ、平気ですよ。」
卯天はハンバーグとエビフライのランチセット、豆腐サラダ、若鳥の唐揚げ、ポタージュスープを食べている。
……予想以上の食欲に正直俺は驚いてる。
「それで…岡崎さん、何か話があるんですよね?」
卯天は箸を止めずに話す。
「なんだ、バレてたか」
「何となくですけどね。」
「……なら単刀直入に、さっき何をした?」
俺は食べ終え空いた食器を横にずらして卯天をみる。
「心意六合拳です。」
「しんいりくごうけん?」
「はい、中国拳法の1つです。知ってますか?」
「いや、全然。」
俺は首を横に振る。
「むぐむぐ…ふぅ。ご馳走さまです。」
あれだけあった料理を綺麗に食べ終え。
卯天は手を合わせる。
「心意六合拳はですね。ちょっと荒削りな武術ですが…実践においてはかなり魅力的な武術なんですよ。」
「…それは独学で覚えたのか?」
「いえ、悠さんと摩耶さんに習いました。」
「あの2人か…」
超一流の先生に習ったわけか…
「けど、実際は悠さんが2、摩耶さんが8ですね。」
卯天はそこで話を切り、烏龍茶を飲む。
「…ここまで来たら全部話してくれないか?」
「……タダで手の内を曝すのは馬鹿だぜ。」
「え?」
「悠さんの真似です。似てましたか?くすくす」
「……」
う~む…卯天の性格が摩耶君と悠を足して割った様な感じになってきてるな…
「冗談は置いといて…話してもいいです。けど、勿論岡崎さんの方もそれなりの対価をお願いしますよ?」
「俺は釣り合う様な知識も経験もないぞ?
「大丈夫です。質問に答えてくれるだけでいいので。」
「なら、いいけど1つだけ約束してくれ…」
俺は指を1本立てる。
「「悠(さん)には内緒」」
「あ?」
「あはは。そこは僕も同じですよ。鬼札(ジョーカー)は手の内に納めときたいですから。」
「……成程、OK。なら公平に互いに質問していこう。いいかい?」
「はい。じゃあ僕からききます。さっき言っていた打拳はどういった技なんですか?」
「技っていう程のものじゃ無いよ。まだ、理想論だか……」
俺は、羅漢館長と話した事を説明した。
「一撃必殺の打拳ですか…凄く興味深いですね。」
「けど、色々問題があって何とも言えない状況だ。」
「難しいですね。(聞く限りでは、威力・溜め・速さの3つの確立がポイント…か。)」
「それより心意六合拳ってのを聞かせてくれないか?」
「あ、はい。心意六合拳は17世紀に姫際可(きさいか)に創始された武術です。」
「女が創った武術なのか?」
「はい。姫際可、ご存知無いですか?」
「悪いが全く知らん。」
例えこれが空手の話だったとしても、俺は創始も開祖も答えられないけどな…
「槍の達人だった姫なんですけどね。槍術の動作を元に心意六合拳を創始したんです。」
ざわざわ…がやがや…
昼時+夏休みということで店の中は、かなりごったがえしている。
「…もっと静かな店がよかったか?」
俺はハンバーグを切り分けながら卯天をみる。
「いえ、平気ですよ。」
卯天はハンバーグとエビフライのランチセット、豆腐サラダ、若鳥の唐揚げ、ポタージュスープを食べている。
……予想以上の食欲に正直俺は驚いてる。
「それで…岡崎さん、何か話があるんですよね?」
卯天は箸を止めずに話す。
「なんだ、バレてたか」
「何となくですけどね。」
「……なら単刀直入に、さっき何をした?」
俺は食べ終え空いた食器を横にずらして卯天をみる。
「心意六合拳です。」
「しんいりくごうけん?」
「はい、中国拳法の1つです。知ってますか?」
「いや、全然。」
俺は首を横に振る。
「むぐむぐ…ふぅ。ご馳走さまです。」
あれだけあった料理を綺麗に食べ終え。
卯天は手を合わせる。
「心意六合拳はですね。ちょっと荒削りな武術ですが…実践においてはかなり魅力的な武術なんですよ。」
「…それは独学で覚えたのか?」
「いえ、悠さんと摩耶さんに習いました。」
「あの2人か…」
超一流の先生に習ったわけか…
「けど、実際は悠さんが2、摩耶さんが8ですね。」
卯天はそこで話を切り、烏龍茶を飲む。
「…ここまで来たら全部話してくれないか?」
「……タダで手の内を曝すのは馬鹿だぜ。」
「え?」
「悠さんの真似です。似てましたか?くすくす」
「……」
う~む…卯天の性格が摩耶君と悠を足して割った様な感じになってきてるな…
「冗談は置いといて…話してもいいです。けど、勿論岡崎さんの方もそれなりの対価をお願いしますよ?」
「俺は釣り合う様な知識も経験もないぞ?
「大丈夫です。質問に答えてくれるだけでいいので。」
「なら、いいけど1つだけ約束してくれ…」
俺は指を1本立てる。
「「悠(さん)には内緒」」
「あ?」
「あはは。そこは僕も同じですよ。鬼札(ジョーカー)は手の内に納めときたいですから。」
「……成程、OK。なら公平に互いに質問していこう。いいかい?」
「はい。じゃあ僕からききます。さっき言っていた打拳はどういった技なんですか?」
「技っていう程のものじゃ無いよ。まだ、理想論だか……」
俺は、羅漢館長と話した事を説明した。
「一撃必殺の打拳ですか…凄く興味深いですね。」
「けど、色々問題があって何とも言えない状況だ。」
「難しいですね。(聞く限りでは、威力・溜め・速さの3つの確立がポイント…か。)」
「それより心意六合拳ってのを聞かせてくれないか?」
「あ、はい。心意六合拳は17世紀に姫際可(きさいか)に創始された武術です。」
「女が創った武術なのか?」
「はい。姫際可、ご存知無いですか?」
「悪いが全く知らん。」
例えこれが空手の話だったとしても、俺は創始も開祖も答えられないけどな…
「槍の達人だった姫なんですけどね。槍術の動作を元に心意六合拳を創始したんです。」