ー教室（放課後）ー

「さーて、帰るかな～」

１日が終わり俺は帰る準備をする。

「悠、今日は一緒に帰れるよね？」

「昨日結局息抜きに行かなかったから今日こそ行こうと思ってね」

こなた達が聞いてくる。

「おう、大丈夫だぞ」

「わーい！」

こなたが飛び付いてくる。
「おっと」

こなたが顔を胸に埋めてくる。

「全くオーバーな奴だな。」

すると

「ゆうー」

後ろからも誰かが飛び付いてくる。

「うぉっと！みさお後ろから飛び付くな」

「なんだよぉ、ちびっこだってやってるじゃんかよー。」

「兎に角二人とも離れろ暑苦しい。」

俺は二人を引き剥がす。

「っで？何の用だ？」

俺はみさおに用件を聞く。
「ふふふ、ゆうを祝いに来たのだー」

みさおは自信満々に言うが
「意味が分からん。あやの説明してくれ」

みさおを無視してあやのに説明を頼む。

「あのね、ゆう君テストの順位１位だったでしょ？そしたらみさちゃんがゆう君を誘って遊びに行こうって言い出したの」

「なるほど」

あやのに説明されて話が繋がる。

「だぁから行こうぜゆう～」

みさおが左手を引っ張る。

「ちょっと待ったー！」

こなたが止める。

「みさきち悪いけど先約はこっちだよ」

「いつも一緒何だし変われよーちびっこ～」

こなたとみさおがもめだす。

「はぁかがみこなたを止めて、あやのはみさおを止めてくれ。」

俺は各々を止めさせていると。

「失礼するっす」

「悠は居マスカ？」

「んっ？パティにひよりそれにゆたかにみなみまでどうした？」

一年のメンツが入って来る
「昨日はどうも・・・」

「あの、何か取り込んでますか？」

ゆたかがこなた達を見る。
「あー・・・いや取り敢えずあれは無視してくれ何か用事か？」

触らぬ神に祟りなしという事であそこら辺は触れない用にする。

「ハーイ悠をお誘いに来マシタ」

ピタリっと背後が静かになり俺は嫌な予感がする。

「誘っいにとはつまり？」
「はい、悠先輩には色々お世話になってますしテスト１位だったんですよね？それで皆でお祝いしようと思って。」

世話をした覚えはないし
一年生にまで成績の話が広まっているとは・・・

「悠～」
「ゆう～」

こなたとみさおが近づいてくる。

「あーもーちょっと落ち着け。」

俺は頭が痛くなる。

そんな中かがみが

「みゆき、何かいい案無い？」

「そうですね、いっその事皆さんで悠さんをお祝いすると言うのはどうですか？」

「「それだ」」

こなたとみさおが声を揃える。

「いや、俺、別に祝って貰わなくてもいいんだけど・・・」

「あの、迷惑・・・でしたか？」

ゆたかが聞いてくる。

「あ、いや・・・」

「「じーー！」」

皆の視線が俺に集まる。

「～～、迷惑じゃないよ」
無言の圧力に負ける。そうこう言う場合男は弱いのさ・・・ コラそこ誰がヘタレだ。


「けど、この人数入れるお店あるかな？」

つかさが尋ねる。

「「あっ」」

合計11人

「考えて無かったのかよ」
「「あははは」」

「いいよ、ちょっと待て。」

そう言って俺は携帯をかけだす。

「あっもしもし？」
「・・・」
「あのさ、11人くらい」
「・・・」
「そう、今から平気？」
「・・・」
「ありがと、じゃ」

電話を切る。

「OKだぞ。」

「おおー流石悠顔も広いね～」

「馬鹿言って無いで行くぞ。」

俺は皆を連れて彼処に行く。