ー夏休み編ーそれぞれの道…獣と月
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ー悠の部屋ー
「ってまぁこんな所だな…」
何だかんだ話してるうちに既に夜中の一時過ぎ…
赤ワインの瓶も6・7本転がっている…
「悠は…あれだな…」
弱いと言っていた紅だが顔色1つ変えずに居る。
「ん?」
「悠は…今日…猿猴促月て言われたよな…」
「ああ。事実だ…結局俺の拳は月に届かなかった…」
「……水を菊すれば月は手に在り、花を弄すれば香は衣に満つ…」
ふわりと窓から風が吹き紅の御下げを揺らす…
「悠は…掬月…だ…よ…」
「紅?」
「すー…すー…」
紅は笑顔でソファーに掛けたまま眠っている…
「……」
悠はそっと薄いタオルケットを紅に掛ける。
「皇君はお酒飲んだら寝ちゃうのよ。」
「酔ってたんだな…」
「ねぇ、悠、掬月って?」
「決して取れるはずもない宇の月、しかし水を掬えば掌の水には月が映っているという…」
悠は水を掬う様にジェッチャーをして…
「それを掬月と言う…無論それは儚い掌中の月に過ぎない……手の届くはずもない月取ろうとする行為は「不可能」「困難」「至難」しかし、ほんの一瞬でも不可能は可能に…月を掴む事ができる…」
「ドキッ…//」
悠はワイングラスを揺らして…
中身を飲み干し…
「はは、称え過ぎだよな…俺は獣なのに。」
「そんな事…無いよ。」
「え?っお?!」
ガタタ!
急に鈴猫が悠の胸に飛び込んでくる。
「す、す、すす、鈴猫さん?」
覆い被さられ動けなくなる。
サラ…
2人の顔の距離は拳1つ分も無く鈴猫の柔らかい黒髪が悠の頬を撫でる。
「悠は…立派だよ…今日初めてあってこんにゃ事言うのも変にゃけど…」
「?!(にゃ?も、もしかして…かなり酔ってるんじゃ…)」
注・現時点の酒消費量
悠、ワイン3.5本(酔い0%)
紅、ワイン0.5本(酔い80%熟睡)
鈴音、ワイン4本(酔い2本めで既に100%…)
「す、鈴猫さん大丈夫っすか?…(ヤベェ…注いだら飲むから強いと思って飲まし過ぎたのか?)」
「にゃんにゃん大丈夫ですにゃ!」
顔色変わってないのに目が座っててヤバい…
「全然大丈夫に見えませんよ!」
「大丈夫ですにゃ!悠は格好いいですにゃ!」
むにゅ…
「!?」
多分酔いすぎてて気づいて無いのだろう…鈴猫のやわらかい胸が悠の身体に押し当てられる。
ズキン!
「っ…(き、傷に圧が掛かって痛い…)」
幸せと地獄の狭間に…
「聞いてにゃすか?ゆうー」
グッ!
鈴猫の顔が更に近づき…
もう指先程度の距離しかない…
「き、聞いてます…っか、近いです…よ?」
女性特有の甘い香りにドキドキする…
「ゆうーいいますよー…私ーゆうーにー、一目惚れしましたにゃー」
「は?はい?」
「ゆうー…すきだにゃー…」
鈴猫は悠の顔に顔を合わせ…
「っ……」
こぉん!
「痛?!」
「すー…すー…」
鈴音は悠のデコにデコをぶつけた形で寝てしまう。
「……はぁ~…惜しかったのか…よかったのか…」
起こさない様に肩を持ち上げる悠。
「むにゅ…ん~…」
カクンッ…チュ…
「あ…」
首が倒れ悠の頬に唇が当たる…
「///」
バっ!バッ!と首を振り悠は鈴猫をベッドに寝かし…
「はぁ…俺も寝よ。」
ベッドの足に持たれて眠りについた…
………
「ってまぁこんな所だな…」
何だかんだ話してるうちに既に夜中の一時過ぎ…
赤ワインの瓶も6・7本転がっている…
「悠は…あれだな…」
弱いと言っていた紅だが顔色1つ変えずに居る。
「ん?」
「悠は…今日…猿猴促月て言われたよな…」
「ああ。事実だ…結局俺の拳は月に届かなかった…」
「……水を菊すれば月は手に在り、花を弄すれば香は衣に満つ…」
ふわりと窓から風が吹き紅の御下げを揺らす…
「悠は…掬月…だ…よ…」
「紅?」
「すー…すー…」
紅は笑顔でソファーに掛けたまま眠っている…
「……」
悠はそっと薄いタオルケットを紅に掛ける。
「皇君はお酒飲んだら寝ちゃうのよ。」
「酔ってたんだな…」
「ねぇ、悠、掬月って?」
「決して取れるはずもない宇の月、しかし水を掬えば掌の水には月が映っているという…」
悠は水を掬う様にジェッチャーをして…
「それを掬月と言う…無論それは儚い掌中の月に過ぎない……手の届くはずもない月取ろうとする行為は「不可能」「困難」「至難」しかし、ほんの一瞬でも不可能は可能に…月を掴む事ができる…」
「ドキッ…//」
悠はワイングラスを揺らして…
中身を飲み干し…
「はは、称え過ぎだよな…俺は獣なのに。」
「そんな事…無いよ。」
「え?っお?!」
ガタタ!
急に鈴猫が悠の胸に飛び込んでくる。
「す、す、すす、鈴猫さん?」
覆い被さられ動けなくなる。
サラ…
2人の顔の距離は拳1つ分も無く鈴猫の柔らかい黒髪が悠の頬を撫でる。
「悠は…立派だよ…今日初めてあってこんにゃ事言うのも変にゃけど…」
「?!(にゃ?も、もしかして…かなり酔ってるんじゃ…)」
注・現時点の酒消費量
悠、ワイン3.5本(酔い0%)
紅、ワイン0.5本(酔い80%熟睡)
鈴音、ワイン4本(酔い2本めで既に100%…)
「す、鈴猫さん大丈夫っすか?…(ヤベェ…注いだら飲むから強いと思って飲まし過ぎたのか?)」
「にゃんにゃん大丈夫ですにゃ!」
顔色変わってないのに目が座っててヤバい…
「全然大丈夫に見えませんよ!」
「大丈夫ですにゃ!悠は格好いいですにゃ!」
むにゅ…
「!?」
多分酔いすぎてて気づいて無いのだろう…鈴猫のやわらかい胸が悠の身体に押し当てられる。
ズキン!
「っ…(き、傷に圧が掛かって痛い…)」
幸せと地獄の狭間に…
「聞いてにゃすか?ゆうー」
グッ!
鈴猫の顔が更に近づき…
もう指先程度の距離しかない…
「き、聞いてます…っか、近いです…よ?」
女性特有の甘い香りにドキドキする…
「ゆうーいいますよー…私ーゆうーにー、一目惚れしましたにゃー」
「は?はい?」
「ゆうー…すきだにゃー…」
鈴猫は悠の顔に顔を合わせ…
「っ……」
こぉん!
「痛?!」
「すー…すー…」
鈴音は悠のデコにデコをぶつけた形で寝てしまう。
「……はぁ~…惜しかったのか…よかったのか…」
起こさない様に肩を持ち上げる悠。
「むにゅ…ん~…」
カクンッ…チュ…
「あ…」
首が倒れ悠の頬に唇が当たる…
「///」
バっ!バッ!と首を振り悠は鈴猫をベッドに寝かし…
「はぁ…俺も寝よ。」
ベッドの足に持たれて眠りについた…
………