ー夏休み編ーそれぞれの道…獣と月
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
トットット…
ガチャン!
「うぃっす、お待たせ。」
少しすると悠が色々と持って戻ってくる。
「残り物で大したもんじゃ無いんだけど…」
「いや…十分大したもんだぜ…」
机の上にシチュー?を並べ赤ワインの瓶を置く
「凄くいい香り…これ、悠が作ったの?」
「あぁ、ハンガリアングーラッシュだ。」
パプリカの甘い香りと鮮やかな赤に食欲がそそられる。
「よっ…と、酒飲めるよな?」
悠は赤ワインをグラスに注ぎ2人を見る。
「飲めるけど、俺あんま強く無いから少なめでいいや。花王のがきっと飲めるし」
「わ、私もあんまり強くは…」
「あ、鈴猫は飲める口か良かった…俺、結構飲むから付き合ってくれよ」
「つ、付き合う?!///」
「(花王落ち着け、酒を飲むのを付き合うんだぞ?)」
紅はオーバーヒート寸前の鈴猫に耳打ちする。
「わ、わわかってるわよ!悠私付き合うよ!」
「…(面白いな…)」
「んじゃ、乾杯。」
「「乾杯」」
コッ!
軽くグラスを当てて皆、ワインを口に運ぶ
「痛っ……はぁ」
「…口ン中切れてるのに酒何かキツくないか?」
「キツいけど、快復のために血を作らないとな…今日は血使いすぎたし…」
「「……」」
紅と鈴猫は同時にチラっと悠を見る。
「…んな顔で見るなよ。アレは俺の喧嘩なんだし紅も鈴猫も悪くないって、にゃはは。」
悠は猫八重歯を見せて笑う。
「…これ、美味いな。初めて食べたよこんな美味いシチュー、何だっけ…その、あ!本格的な味ってやつ?」
紅はシチューを一口食べて同じように笑う
「うん、本当に凄く美味しい。悠料理上手なんだ。」
「はは、料理だけは人並み以上だ。けど、これくらいなら誰でも二時間あれば作れるぞ」
「ん~…俺は作るより食べる側かな。」
「そう言えば悠は1人暮らしなの?」
「ん?あぁ…親父は大抵海外で……後は皆逝っちまったよ。」
「あ…ごめんなさい。」
鈴猫は頭を下げる。
「やめてくれよ。俺にはバロンだって、マリオだって、居るから1人じゃねぇし…ダチもいっぱい居るからな。」
「なっ、悠の話聞かせてくれよ。」
「あ?俺の話?」
「そ、面白いやつ頼むぜ。」
紅はクィっ…とグラスを悠に向ける
「……あんまり昔話は好きじゃ無いから…転校した時からな……俺は…」
悠は珍しく自分の話をはじめる。
………
ー都内某所展望台レストランホールー
金剛、柏、夏喜空、マリアンの4人以外は誰も居ないレストランで話合いは続いていた。
「…殺法か…成る程そりゃまた、悠の奴は成長しやがったな。」
柏はトントンとテーブルを叩きながら、にゃりと笑う。
「…せやけど、聞く限り…悠はんは瀕死ちゃいますか?少なくとも入院は確実ですやろ?」
「夏喜、甘い、甘過ぎだ…。むしろ彼奴は…悠は化けるしかもこの3日以内にな…」
ミシシ…
柏の拳に力がこもりテーブルが軋む…
「…で、ミスター柏、帰って来たって事はやるのね?」
ずっと黙っていたマリアンが急に口を開く。
「あぁ…やるさ。」
「何の事だ?」
金剛だけが話についていけない。
「…金剛良く聞け…今から3日後に………」
「……な、何!」
「そして…………」
「…本気か柏?」
「もちろん本気だ…お前はどうする?」
「………俺は……」
…………
ガチャン!
「うぃっす、お待たせ。」
少しすると悠が色々と持って戻ってくる。
「残り物で大したもんじゃ無いんだけど…」
「いや…十分大したもんだぜ…」
机の上にシチュー?を並べ赤ワインの瓶を置く
「凄くいい香り…これ、悠が作ったの?」
「あぁ、ハンガリアングーラッシュだ。」
パプリカの甘い香りと鮮やかな赤に食欲がそそられる。
「よっ…と、酒飲めるよな?」
悠は赤ワインをグラスに注ぎ2人を見る。
「飲めるけど、俺あんま強く無いから少なめでいいや。花王のがきっと飲めるし」
「わ、私もあんまり強くは…」
「あ、鈴猫は飲める口か良かった…俺、結構飲むから付き合ってくれよ」
「つ、付き合う?!///」
「(花王落ち着け、酒を飲むのを付き合うんだぞ?)」
紅はオーバーヒート寸前の鈴猫に耳打ちする。
「わ、わわかってるわよ!悠私付き合うよ!」
「…(面白いな…)」
「んじゃ、乾杯。」
「「乾杯」」
コッ!
軽くグラスを当てて皆、ワインを口に運ぶ
「痛っ……はぁ」
「…口ン中切れてるのに酒何かキツくないか?」
「キツいけど、快復のために血を作らないとな…今日は血使いすぎたし…」
「「……」」
紅と鈴猫は同時にチラっと悠を見る。
「…んな顔で見るなよ。アレは俺の喧嘩なんだし紅も鈴猫も悪くないって、にゃはは。」
悠は猫八重歯を見せて笑う。
「…これ、美味いな。初めて食べたよこんな美味いシチュー、何だっけ…その、あ!本格的な味ってやつ?」
紅はシチューを一口食べて同じように笑う
「うん、本当に凄く美味しい。悠料理上手なんだ。」
「はは、料理だけは人並み以上だ。けど、これくらいなら誰でも二時間あれば作れるぞ」
「ん~…俺は作るより食べる側かな。」
「そう言えば悠は1人暮らしなの?」
「ん?あぁ…親父は大抵海外で……後は皆逝っちまったよ。」
「あ…ごめんなさい。」
鈴猫は頭を下げる。
「やめてくれよ。俺にはバロンだって、マリオだって、居るから1人じゃねぇし…ダチもいっぱい居るからな。」
「なっ、悠の話聞かせてくれよ。」
「あ?俺の話?」
「そ、面白いやつ頼むぜ。」
紅はクィっ…とグラスを悠に向ける
「……あんまり昔話は好きじゃ無いから…転校した時からな……俺は…」
悠は珍しく自分の話をはじめる。
………
ー都内某所展望台レストランホールー
金剛、柏、夏喜空、マリアンの4人以外は誰も居ないレストランで話合いは続いていた。
「…殺法か…成る程そりゃまた、悠の奴は成長しやがったな。」
柏はトントンとテーブルを叩きながら、にゃりと笑う。
「…せやけど、聞く限り…悠はんは瀕死ちゃいますか?少なくとも入院は確実ですやろ?」
「夏喜、甘い、甘過ぎだ…。むしろ彼奴は…悠は化けるしかもこの3日以内にな…」
ミシシ…
柏の拳に力がこもりテーブルが軋む…
「…で、ミスター柏、帰って来たって事はやるのね?」
ずっと黙っていたマリアンが急に口を開く。
「あぁ…やるさ。」
「何の事だ?」
金剛だけが話についていけない。
「…金剛良く聞け…今から3日後に………」
「……な、何!」
「そして…………」
「…本気か柏?」
「もちろん本気だ…お前はどうする?」
「………俺は……」
…………