ー夏休み編ーそれぞれの道…獣と月
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ーファミレスー
「はい…はい…わかり…ました…では。」
ピッ…
禅は携帯を切り、フーッと安堵のため息を吐く
「どう?」
「はい…どうやら…一応解決した…ようです…」
「そう…らしいですわよ?」
稲葉は隣のテーブルに居る虎琥狗崇に話しかける。
「…そうか。」
崇は一言だけ呟く。
「あら、それだけ?」
「何が言いたい?」
氷で出来た言葉を稲葉に突き立てる。
「稲葉…さん?」
「ふふ、悪魔で私の推理だけど…崇さん、貴方わざと動いたでしょ?」
「……」
崇は続けろと視線だけで稲葉に伝える。
「だってもし本気で止めるつもりなら真っ先に炎銃さんの処に行くはず、それなのに特に関係無い他の部隊を止めて、足である本郷さんや後処理の宮塚さんも後に回した……つまり、秋葉と西口でイザコザが起こる前に好戦的な部隊を悠にぶつけて処理させた…違います?」
「……ふ、中々の推理だが俺は残念ながら頭を使うのは苦手でな。」
崇は珍しく笑いながら立ち上がり店から出ていく…
「…ふぅ、尻尾見せないわね」
「勘弁…して…ください…よ…聞…いてる…此方が…ヒヤヒヤ…しまし…たよ」
「ふふ、ごめんなさい、どおしても気になってね…けど、結局真実は闇の中ね。」
「崇さんに…あれだけ…話させ…たら…十二分…ですよ…」
「じゃ、禅君、映像あとで提供してね?」
「…何の…こと…ですか?」
「クス…貴方の部隊が計10人構成なのは全部隊に1名づつ監視を潜ましてるからでしょ?だから、貴方は公式で無い映像を持ってるのは隊長級に常に1人づつ着けているから…でしょ?」
「…いつ…気づい…た…ん…です…か?」
「ふふ、実は今のはカマをかけたのよ。」
「え…?」
「クスクス」
稲葉は愉快そうに笑う
…………
ー都内某地下トレーニングルームー
シャコーン
無機質な自動ドアにカードを通し、金剛は中に入る。
「すまない、夏喜さん今かえ…」
「おかえり…」
トレーニングルームのど真ん中で椅子に掛け笑顔で手を振る柏…
「か、か、かしわ…帰ってき」
「はは…逝け」
ガシッ!ぶぉん!
側にあった、400㎏のプレスを片手で振り上げ金剛目掛け投げ飛ばす。
「!!」
ズゴォォン!
「ちょ、待て!鍛練サボった訳を…」
金剛はそのプレスを片手で弾き飛ばし、壁が盛大に崩れる中待ったと右手を伸ばす。
「ほー…訳ねぇ…大方悠がらみだろ?」
鉄アレイを握りながら金剛を見る。
「うっ…」
「……まぁ良い。それなりに身体能力は上がった様だしな。」
鉄アレイを置いて、金剛の元に行き…
「悠の野郎はどうしてる?」
「あ…今日妙な奴に結構ダメージ与えられて多分二、三日は身体が動かないと思う…」
「妙な奴?…鍛練の事はチャラにしてやる。何があったか詳しく聞かせろ。」
「あぁ…わかった。」
「じゃ、とりあえず…休憩ルームに行くぞ夏喜にも聞かせろデータになるかもしれないしぃ!」
自動ドアを開ける振りをしながら上段回し蹴りを放つ。
「おっと…」
ガッ!
踝の辺りに手を当てて確りと防ぐ金剛。
「ほー…」
「どうだ?」
「ま、30点だな。」
「30って…!」
良く見れば…足の影から右拳が顔面を狙っていて、いつの間にか左手には瓦礫を握り腹部を狙っている。
「奇襲は防いで当たり前、近づいたら油断しないのは合格だが防いだら直ぐに動け間を開けるな。」
「わかったよ。」
「ふん…ま、今のお前には足を上げ状態の打撃もこんな瓦礫の破片じゃ傷1つつけれねぇけどな…」
柏はドアを開ける。
「…(俺は強くなってるのか?あの悠に勝てるのか…?)」
「…おら!」
ゴン!
手に持っていた瓦礫を金剛の頭にぶつける。
「痛!」
「下らねぇ事考えるな。テメェは強い。黙って俺に着いてくりゃいんだよボケ。」
「あ、あぁ…」
「ふん、何度も言わせるなボケ。行くぞ…お前に話しとく事もあるしな。」
………
「はい…はい…わかり…ました…では。」
ピッ…
禅は携帯を切り、フーッと安堵のため息を吐く
「どう?」
「はい…どうやら…一応解決した…ようです…」
「そう…らしいですわよ?」
稲葉は隣のテーブルに居る虎琥狗崇に話しかける。
「…そうか。」
崇は一言だけ呟く。
「あら、それだけ?」
「何が言いたい?」
氷で出来た言葉を稲葉に突き立てる。
「稲葉…さん?」
「ふふ、悪魔で私の推理だけど…崇さん、貴方わざと動いたでしょ?」
「……」
崇は続けろと視線だけで稲葉に伝える。
「だってもし本気で止めるつもりなら真っ先に炎銃さんの処に行くはず、それなのに特に関係無い他の部隊を止めて、足である本郷さんや後処理の宮塚さんも後に回した……つまり、秋葉と西口でイザコザが起こる前に好戦的な部隊を悠にぶつけて処理させた…違います?」
「……ふ、中々の推理だが俺は残念ながら頭を使うのは苦手でな。」
崇は珍しく笑いながら立ち上がり店から出ていく…
「…ふぅ、尻尾見せないわね」
「勘弁…して…ください…よ…聞…いてる…此方が…ヒヤヒヤ…しまし…たよ」
「ふふ、ごめんなさい、どおしても気になってね…けど、結局真実は闇の中ね。」
「崇さんに…あれだけ…話させ…たら…十二分…ですよ…」
「じゃ、禅君、映像あとで提供してね?」
「…何の…こと…ですか?」
「クス…貴方の部隊が計10人構成なのは全部隊に1名づつ監視を潜ましてるからでしょ?だから、貴方は公式で無い映像を持ってるのは隊長級に常に1人づつ着けているから…でしょ?」
「…いつ…気づい…た…ん…です…か?」
「ふふ、実は今のはカマをかけたのよ。」
「え…?」
「クスクス」
稲葉は愉快そうに笑う
…………
ー都内某地下トレーニングルームー
シャコーン
無機質な自動ドアにカードを通し、金剛は中に入る。
「すまない、夏喜さん今かえ…」
「おかえり…」
トレーニングルームのど真ん中で椅子に掛け笑顔で手を振る柏…
「か、か、かしわ…帰ってき」
「はは…逝け」
ガシッ!ぶぉん!
側にあった、400㎏のプレスを片手で振り上げ金剛目掛け投げ飛ばす。
「!!」
ズゴォォン!
「ちょ、待て!鍛練サボった訳を…」
金剛はそのプレスを片手で弾き飛ばし、壁が盛大に崩れる中待ったと右手を伸ばす。
「ほー…訳ねぇ…大方悠がらみだろ?」
鉄アレイを握りながら金剛を見る。
「うっ…」
「……まぁ良い。それなりに身体能力は上がった様だしな。」
鉄アレイを置いて、金剛の元に行き…
「悠の野郎はどうしてる?」
「あ…今日妙な奴に結構ダメージ与えられて多分二、三日は身体が動かないと思う…」
「妙な奴?…鍛練の事はチャラにしてやる。何があったか詳しく聞かせろ。」
「あぁ…わかった。」
「じゃ、とりあえず…休憩ルームに行くぞ夏喜にも聞かせろデータになるかもしれないしぃ!」
自動ドアを開ける振りをしながら上段回し蹴りを放つ。
「おっと…」
ガッ!
踝の辺りに手を当てて確りと防ぐ金剛。
「ほー…」
「どうだ?」
「ま、30点だな。」
「30って…!」
良く見れば…足の影から右拳が顔面を狙っていて、いつの間にか左手には瓦礫を握り腹部を狙っている。
「奇襲は防いで当たり前、近づいたら油断しないのは合格だが防いだら直ぐに動け間を開けるな。」
「わかったよ。」
「ふん…ま、今のお前には足を上げ状態の打撃もこんな瓦礫の破片じゃ傷1つつけれねぇけどな…」
柏はドアを開ける。
「…(俺は強くなってるのか?あの悠に勝てるのか…?)」
「…おら!」
ゴン!
手に持っていた瓦礫を金剛の頭にぶつける。
「痛!」
「下らねぇ事考えるな。テメェは強い。黙って俺に着いてくりゃいんだよボケ。」
「あ、あぁ…」
「ふん、何度も言わせるなボケ。行くぞ…お前に話しとく事もあるしな。」
………