ー教室ー

「あっ！ゆうくん」
つかさが俺を見ると話しかけてくる。

「よっす」

「じゃ、無理はするなよ」

亮が小さく呟いて自分の教室に向かう。

「おう、ありがと」

「ゆうくん何処いってたの？皆寂しがってたよ」

「ちょーっと、昼寝だよ」
俺はつかさの頭にポンと手を置いて話し席につく。

「悠～どこ行ってたの～」

「悪い、少し寝てたんだよ」

「お昼も食べずに？」

「眠気のが強かったんだよ」

「ふぅん？」

こなたがイマイチ納得出来ない顔をしている。

「さぁて残りのテストさっさと終わらかな～。」

俺はあえてシラを切る。

暫くしているとチャイムが鳴りテストが始まる。



ー教室(放課後)ー

「おわったー！」

こなたが叫ぶ。

「終わったね、もうくたくただよ～」

「確かに疲れましたね。」
「今日これから息抜き行かない？」

「おお、かがみんナイスアイディア。」

「かがみん言うな」

四人が集まり話している。

「ふぅ」

俺は帰り支度を終えて席から立ち上がる。


「悠帰るのか？」
「よっ、今から帰る所だ」
「そうか、体は平気か？」
「ああ妖怪のお陰でな。」
「妖怪？」

「こっちの話だ気にするな」

亮と話しながら教室を出ようとすると

「おーい、悠～」
こなたが俺を呼ぶ。

「んっなんだ？」

扉を開けつつ後を向く

「今から皆で息抜きに行こうよ～」

「ん～悪い辞めとくわ」

「ええ～！」

こなたが嫌そうに声を出す。

「何かご予定が有るのですか？」

みゆきが聞いてくる。

「ん～予定って言うか何と言うか・・・」

「はっきりしないわね」

「まぁ何にしろ今日は先約が居るから今日は無理だ。」

俺は説明を省いて誤魔化す。

「悠～最近付き合い悪いよ」

こなたがむくれる。

「そう言うなよ、春休みになったらこの埋め合わせわするから、今日は許してくれ。なっ」

俺はこなたに目線を合わして話す。

「わ、わかったよ//その代わり約束は忘れないでよ///」

こなたが目線をそらしながら言う。

「ありがと、皆もごめんなじゃあ」

俺は皆にも一言いい、亮と教室を出る。



ー帰路ー

「じゃあな、亮」

「ああ、また」

俺と亮は別れて各々の家に向かう。