ー夏休み編ーそれぞれの道…獣と月
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…~♪
「っ…」
炎銃の額から汗が流れ落ち…
ピチャン…
「何で…」
~♪~♪
「何で当たらないんだよおぉぉ!」
炎銃の背後で悠がピタリと張りつき、蹴りと銃弾のコンボを避けていた。
「~♪~♪、止めな今の俺に攻撃は当たらない…さっさと海達を解放しろ。」
「っ…訳のわかんねぇ事を……このぉ!」
クリッ…
両手の銃を器用に回して脇から後ろに乱射する。
バスッ!バスッ!
バスッ!バスッ!
「~♪~♪」
ザッ!ザッ!タァン!
二発の初弾を下がりながら避け…
次弾は回転するように避ける。
「くっそ!」
距離が開き今度こそと炎銃も振り替えるが…
しゅ…
がっ!がっ!
一瞬で悠は空いた距離を詰めて銃を掴む。
「くっ?!」
「~♪…決着だ……」
「あ?ヌかせ!俺はまだ、やられてねぇ!」
ビュバ!
両手を開き再び前蹴りを放つ…
しかし、悠は確りと銃を掴んだまま同じように手を開き、蹴りもスウェイで避ける…
「~♪…当たらねぜ?」
「は!潰れろ!」
グィィ…ビュバ!
「!」
炎銃は手を力一杯引くと同時に足を振り下ろし、踵落としを決めてくる。
「ッオ?!」
悠は踵落としをタタンっとダンスでも踊る様にステップターンで炎銃の後ろに回り込む。
「はぁ…はぁ…お前強いな…正直ここまで本気の回避続けたのは…初めてだ。」
「く……おい、小鳥遊…お前何でさっ…」
互いに背中合わせのまま炎銃が何かを言おうとしたが……
ガチャーーン!!
「「!!」」
封鎖されていた出入口のガラスが派手に割れる。
どうやら外から何か硬い物を投げつけたらしく…
悠と炎銃の足元に何かが転がってくる…
コロコロ…カラン…
「「紅い…バット…」」
ガシャん!ガシャん!ガシャん!
紅いバットを見ていると更に残っていたガラスを割り落とし……
「ふぅ、やっと着いた…」
「あーもー…ガラス割らなくても入れたのに…」
トレードマークの三つ編みに汗が滴っている紅…
ガラス片を踏まないようにして入ってくる鈴猫…
「紅に花王…」
「紅に鈴猫…」
背中合わせのまま炎銃と悠は侵入してきた2人を見る。
「!!!悠?!え、なに?何で?祭ちゃんと?え?え?」
鈴猫は悠の顔を見て混乱する…
「悠…だいぶ遅くなった、本当に悪い」
その横で悠の身体を見て…真剣に頭を下げる紅…
「えーと…今一状況が呑み込め無いんだけどさ…この一件に紅は噛んでるのか?」
掴んでいた銃を離し、イヤホンを外しながら悠は炎銃から距離を空け、紅を見る。
「いや、俺も正直完全には状況が判ってない…とりあえず、俺をダシに炎銃…お前勝手な事したな?」
「……」
炎銃はバツが悪い顔をする。
「悠とのタイマン…正直…油断もあった…けど、負けた。」
「「「……」」」
悠も炎銃も鈴音も辺りにいる者も全員が紅の話を黙って聞く。
「無念が無いって嘘になるし、俺だってこのまま済ますつもりも無い。けど…これは俺と悠の喧嘩だ。秋葉も西も東も関係無い。ましてや…外野が勝手に踏み込むのは…お前らいや、例え崇さんだったとしても許さねえ。」
会って数日…
けど、どんな時も笑顔しか見せなかった紅が初めて怒りの表情を見せる…
「っ…」
炎銃の額から汗が流れ落ち…
ピチャン…
「何で…」
~♪~♪
「何で当たらないんだよおぉぉ!」
炎銃の背後で悠がピタリと張りつき、蹴りと銃弾のコンボを避けていた。
「~♪~♪、止めな今の俺に攻撃は当たらない…さっさと海達を解放しろ。」
「っ…訳のわかんねぇ事を……このぉ!」
クリッ…
両手の銃を器用に回して脇から後ろに乱射する。
バスッ!バスッ!
バスッ!バスッ!
「~♪~♪」
ザッ!ザッ!タァン!
二発の初弾を下がりながら避け…
次弾は回転するように避ける。
「くっそ!」
距離が開き今度こそと炎銃も振り替えるが…
しゅ…
がっ!がっ!
一瞬で悠は空いた距離を詰めて銃を掴む。
「くっ?!」
「~♪…決着だ……」
「あ?ヌかせ!俺はまだ、やられてねぇ!」
ビュバ!
両手を開き再び前蹴りを放つ…
しかし、悠は確りと銃を掴んだまま同じように手を開き、蹴りもスウェイで避ける…
「~♪…当たらねぜ?」
「は!潰れろ!」
グィィ…ビュバ!
「!」
炎銃は手を力一杯引くと同時に足を振り下ろし、踵落としを決めてくる。
「ッオ?!」
悠は踵落としをタタンっとダンスでも踊る様にステップターンで炎銃の後ろに回り込む。
「はぁ…はぁ…お前強いな…正直ここまで本気の回避続けたのは…初めてだ。」
「く……おい、小鳥遊…お前何でさっ…」
互いに背中合わせのまま炎銃が何かを言おうとしたが……
ガチャーーン!!
「「!!」」
封鎖されていた出入口のガラスが派手に割れる。
どうやら外から何か硬い物を投げつけたらしく…
悠と炎銃の足元に何かが転がってくる…
コロコロ…カラン…
「「紅い…バット…」」
ガシャん!ガシャん!ガシャん!
紅いバットを見ていると更に残っていたガラスを割り落とし……
「ふぅ、やっと着いた…」
「あーもー…ガラス割らなくても入れたのに…」
トレードマークの三つ編みに汗が滴っている紅…
ガラス片を踏まないようにして入ってくる鈴猫…
「紅に花王…」
「紅に鈴猫…」
背中合わせのまま炎銃と悠は侵入してきた2人を見る。
「!!!悠?!え、なに?何で?祭ちゃんと?え?え?」
鈴猫は悠の顔を見て混乱する…
「悠…だいぶ遅くなった、本当に悪い」
その横で悠の身体を見て…真剣に頭を下げる紅…
「えーと…今一状況が呑み込め無いんだけどさ…この一件に紅は噛んでるのか?」
掴んでいた銃を離し、イヤホンを外しながら悠は炎銃から距離を空け、紅を見る。
「いや、俺も正直完全には状況が判ってない…とりあえず、俺をダシに炎銃…お前勝手な事したな?」
「……」
炎銃はバツが悪い顔をする。
「悠とのタイマン…正直…油断もあった…けど、負けた。」
「「「……」」」
悠も炎銃も鈴音も辺りにいる者も全員が紅の話を黙って聞く。
「無念が無いって嘘になるし、俺だってこのまま済ますつもりも無い。けど…これは俺と悠の喧嘩だ。秋葉も西も東も関係無い。ましてや…外野が勝手に踏み込むのは…お前らいや、例え崇さんだったとしても許さねえ。」
会って数日…
けど、どんな時も笑顔しか見せなかった紅が初めて怒りの表情を見せる…