ー夏休み編ーそれぞれの道…獣と月
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ー中央広場(入り口近く)ー
タッタッタッ…タッタッタッ…
ダダダダ…ダダダダ…
「はぁ…はぁ…くそ!待て!」
数メートル先に揺れる二本の触角…
もとい二本の金髪に千夜は怒鳴りつける。
「待て!と言われて待つ人はいマせんわよ?」
デイジーは決して振り返らずに返答する。
そしてスピードを落とさずに走り続ける。
タッタッタッタッタッタッ…
「はぁ…はぁ…(この女どんな体力してやがんだよ…)」
全力で追いかける千夜だがさっきから距離が縮む処か…
段々と引き離されている…
「はぁ~…っ!」
脚には自信がある千夜のトップスピードに差し掛かろうとした…が
ダダダダ…ガッ!ビュン!?
タイルの一部が割れていたらしく破片を勢いつけて蹴り飛ばし…
デイジー目掛け飛んでいく。
「おっ…!」
ピタ!
千夜は叫ぼうとしたが声が届く前にデイジーは立ち止まり。
「はっ!」
パァン!
振り返ると同時に破片を払う様に打ち返し。
「なっ…っ!」
ぴっ…カラン…
千夜の顔スレスレに通り過ぎ、地面に落ちる。
「…思ったヨリ。卑怯デスワね。石を投げるなんて。」
デイジーは走るのを止め、ツカツカと近づき目を細めて千夜を見る。
「あ?勘違いするんなよ?偶々脚に当たっただけだ。」
「あら…ソウデスの?」
「あ、あぁ…俺は卑怯な真似はしねぇ。」
「…それは失礼シマシタワ。」
デイジーは意外にも素直に非を認め頭を下げる。
「って…んな事は、どうでもいい!お前等…何者だ?」
「私達はタカナシ悠に用が在る者デスワ…と言うか…貴方達こそダレデスの?」
「その、悠の友人だ、西口とは関係ねぇのか?」
「ニシグチ…誰デスの?」
デイジーは本気で解らない顔をして首を傾げる。
「名前じゃねぇよ!…(西口じゃねぇとしたら一体…?)」
「それより…貴方もう一人はドウシタんデスか?」
「あ?(考えても仕方ねぇとりあえず取っ捕まえるか)…あぁ…ローガンったか?あの黒人と闘(や)ってる。」
「アララ、ソレなら早めに戻って差し上げマセンと…死にマスワよ?」
デイジーは首を切るジェッチャーをする。
「はっ…なら、テメェを潰してから行くさ!」
…………
ー中央広場(噴水近く)ー
ビュ!ズゴッん!
勢い良く風を切る音が鳴り次に鈍く重い打撲音がなる…
「がっ…」
犬塚の腹部にローガンの拳が突き刺さり。
原を押さえながら数歩後ずさる…
『何度来ても無駄だ日本人。』
「ゲフッ…ゴボッ…はぁ…なに…言ってんのか……ぜんぜっん…わかん…はぁ…無い…ぞっと…」
犬塚は殴られ過ぎて顔は痣だらけで右の瞼は腫れて瘤になっている。
また、口の中も切れているらしく、喋る度に飛ぶ唾液は血で薄紅く染まっている…
「くのっ!」
ドッ!
其処までボロボロになりながらも踏み込み。
ビュバ!
全力で右拳を放つ。
『ふっ…』
タン…
スカっ!
ローガンは小さく息を吐き出しステップを刻み、身を反らし拳を避けると同時…
『はぁっ!』
ドッゴッ!
「おっ…がっ……」
がら空きの腹に右のストレートを打ち込まれ…
『どうした?終わりかっ!』
ズバッン!
「ぶぇ…」
前屈みで乗り出しだ顔に左ジャブが当たり…
ダァン……
犬塚は仰向けに倒れる…
タッタッタッ…タッタッタッ…
ダダダダ…ダダダダ…
「はぁ…はぁ…くそ!待て!」
数メートル先に揺れる二本の触角…
もとい二本の金髪に千夜は怒鳴りつける。
「待て!と言われて待つ人はいマせんわよ?」
デイジーは決して振り返らずに返答する。
そしてスピードを落とさずに走り続ける。
タッタッタッタッタッタッ…
「はぁ…はぁ…(この女どんな体力してやがんだよ…)」
全力で追いかける千夜だがさっきから距離が縮む処か…
段々と引き離されている…
「はぁ~…っ!」
脚には自信がある千夜のトップスピードに差し掛かろうとした…が
ダダダダ…ガッ!ビュン!?
タイルの一部が割れていたらしく破片を勢いつけて蹴り飛ばし…
デイジー目掛け飛んでいく。
「おっ…!」
ピタ!
千夜は叫ぼうとしたが声が届く前にデイジーは立ち止まり。
「はっ!」
パァン!
振り返ると同時に破片を払う様に打ち返し。
「なっ…っ!」
ぴっ…カラン…
千夜の顔スレスレに通り過ぎ、地面に落ちる。
「…思ったヨリ。卑怯デスワね。石を投げるなんて。」
デイジーは走るのを止め、ツカツカと近づき目を細めて千夜を見る。
「あ?勘違いするんなよ?偶々脚に当たっただけだ。」
「あら…ソウデスの?」
「あ、あぁ…俺は卑怯な真似はしねぇ。」
「…それは失礼シマシタワ。」
デイジーは意外にも素直に非を認め頭を下げる。
「って…んな事は、どうでもいい!お前等…何者だ?」
「私達はタカナシ悠に用が在る者デスワ…と言うか…貴方達こそダレデスの?」
「その、悠の友人だ、西口とは関係ねぇのか?」
「ニシグチ…誰デスの?」
デイジーは本気で解らない顔をして首を傾げる。
「名前じゃねぇよ!…(西口じゃねぇとしたら一体…?)」
「それより…貴方もう一人はドウシタんデスか?」
「あ?(考えても仕方ねぇとりあえず取っ捕まえるか)…あぁ…ローガンったか?あの黒人と闘(や)ってる。」
「アララ、ソレなら早めに戻って差し上げマセンと…死にマスワよ?」
デイジーは首を切るジェッチャーをする。
「はっ…なら、テメェを潰してから行くさ!」
…………
ー中央広場(噴水近く)ー
ビュ!ズゴッん!
勢い良く風を切る音が鳴り次に鈍く重い打撲音がなる…
「がっ…」
犬塚の腹部にローガンの拳が突き刺さり。
原を押さえながら数歩後ずさる…
『何度来ても無駄だ日本人。』
「ゲフッ…ゴボッ…はぁ…なに…言ってんのか……ぜんぜっん…わかん…はぁ…無い…ぞっと…」
犬塚は殴られ過ぎて顔は痣だらけで右の瞼は腫れて瘤になっている。
また、口の中も切れているらしく、喋る度に飛ぶ唾液は血で薄紅く染まっている…
「くのっ!」
ドッ!
其処までボロボロになりながらも踏み込み。
ビュバ!
全力で右拳を放つ。
『ふっ…』
タン…
スカっ!
ローガンは小さく息を吐き出しステップを刻み、身を反らし拳を避けると同時…
『はぁっ!』
ドッゴッ!
「おっ…がっ……」
がら空きの腹に右のストレートを打ち込まれ…
『どうした?終わりかっ!』
ズバッン!
「ぶぇ…」
前屈みで乗り出しだ顔に左ジャブが当たり…
ダァン……
犬塚は仰向けに倒れる…