ー夏休み編ーそれぞれの道…獣と月
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ガシッ!…
千夜の手は胸ぐら寸前で停止する…
「あん?」
『お前が勝手になにしてる?』
金髪触角娘の後ろから伸びた獣の様に黒い大きな手ががっつりと千夜の手首を掴んでいる。
「テメェ…」
ググ……
振り払うつもりでいたがビクともしない…
ギリリ…
「っ…」
それどころか…万力で絞められているような圧力に小さく嗚咽が漏れる…
『さっきまでの威勢はどうした?』
ピシッ…
半笑い気味に挑発するドレッド頭の黒人。
その一言が火種となった。
「だぁっ!」
ビュバッ!
掴まれ動かない腕に力を込め身体を引寄せ、その反動を利用しつつ。
鎌を斜め下に振り下ろしたと錯覚する様な脚撃が炸裂した。
『あら…』
ヒラ…
金髪触角娘は巻き込まれ無いようにヒラリとターンを描き黒人の後ろに周り込み。
『ぬ!?』
ガッ!!
黒人は掴んでいた右手を離し、顔の横で曲げ蹴りを受け止めた。
「デカブツが…喰らえ!」
千夜は足先を受けられた手に引っ掛けると同時に左足で地面を蹴り上げ…
ドゴッッ!メシシッ!
右脚の膝を黒人の顔面に打ち込んだ!
『がっ…?!』
「閻魔の槌(えんまのつち)!」
【閻魔の槌】
上段蹴りを放ち、足先を首に引っ掛けると同時に飛び右膝を曲げて顔面を潰す。
千夜の脚技。
「うわ…痛そうだぞっと…」
横で見ていた戌塚は身長差はあれど飛び膝蹴りを顔面直撃…
倒れない訳は無いと思っていた。
『っのぉ、日本人がっ…』
「「!?」」
黒人はのけ反りはしたものの踏みとどまり、倒れずに体勢を戻し。
右手で顔を押さえながら、左腕を振り上げたが…
『お待ちなさい!』
ビタッ…
後ろに隠れていた、金髪触角娘が叫ぶと黒人は動きを止める。
「…ふむ、なかなかヤりますわネ…イイですわ。」
「…何だ?」
「私の名前はデイジー・クロケッティ。ソシテこっちはボディーガードのロイ=ガルシア。ローガンとイイマスわ。」
ディジーは自分と黒人のローガンの自己紹介をする。
「……今さら何んのつもりだ?あ?」
「貴方ハ先ほど、「悠#」を狙っていルノか?とお聞きになりましたわね?」
「悠#を知ってるのかだぞと?」
「知っていると言うのには少しゴヘイがアリますが…私たちもその悠#様に会いたいんデスの…」
デイジーは自分に酔っているような、少し芝居かかったようなしゃべり方をする。
「何が言いたい?」
「互いの利害は一致していマスの一緒に探しませんこと?」
「あぁ?」
「さっきからソコに浮いてる雑魚が目に余りマスノ、私たちが悠#様を探してあげますわ。」
うんうん、何て完璧な提案だろうとデイジーは自画自賛して頷いている。
「…阿呆か?」
「なっ?!」
「俺よりバカっぽいぞと…」
「ななっ!!?」
『お嬢…正直、俺もフォローできねぇよ』
「ロロ、ローガンまで!!」
多分ローガンも馬鹿にしたらしくデイジーは顔を真っ赤にしてギャーギャーと怒鳴り付け始める。
「…(千夜どうするんだぞと…)」
「…(この三人妙だが悠#のことを探している…無視しとく訳にはいかねぇ…それにあの黒人…)」
「…(3人?……2人しかいないぞと?)」
「あぁ?」
戌塚に言われてよく見てみると…
まだ怒鳴り続けているデイジー。
ふだんから良くあることなのか適当に聞き流してるローガン…
「おい!!あのチビは何処だ!」
「…ガミガミガミ!!…あら?そういえば…」
デイジーも言われてから気がついたらしくあたりをキョロキョロと見まわす。
『あぁ…さっき騒いでる間に浮いてる奴を1人連れて奥に行ったぜ…』
ローガンは右ほほをあげて笑い。
千夜を挑発するように見る。
「なっ…テメッ!!」
↑千夜は英語をある程度理解
「なんて言ってるんだぞっと?」
↑戌塚はまったく理解していない
『ローガン!!何で早く言いませんの!!』
『…お嬢気づいてなかったのか?』
ローガンは呆れた顔でデイジーを見る…
「!!も、もちろん気がついてマシタわよ!!」
「嘘つけ…」
「絶対嘘だぞっと…」
「うるさい!うるさい!うるさーーーい!デスわ!!…私も後を追いますからローガンはソコのうるさいのを片づけてあきなサイ!!」
デイジーは一頻り叫び終わると金色の軌道を描くようなスピードで千夜と戌塚の間を走り抜けていく。
「「!?」」
そのスピードに千夜も戌塚も反応できなかった。
『(お嬢が一番うるせえよ…)了解しました。さぁて…蹴りの礼をするか…』
パキッ…ポキッ…
ローガンは手の骨を鳴らしつつゆっくりと近づいていく。
「っち…さっさと、おわ…あん?」
千夜も戦闘態勢に入ろうとしたが戌塚がそれを遮り…
「ここは俺の番だぞと。千夜はあの女を追うんだぞと。」
「戌塚…格好つけてんじゃねぇぞ…っと言いたいがテメぇにくれてやる。」
どっ…!!
「痛!!」
千夜は戌塚のけつを軽く(?)蹴り走っていく。
『な!?こら!!どこに行く!』
「何いってんのか、わらねぇがお前の相手はおれだそっと!!!」
………
千夜の手は胸ぐら寸前で停止する…
「あん?」
『お前が勝手になにしてる?』
金髪触角娘の後ろから伸びた獣の様に黒い大きな手ががっつりと千夜の手首を掴んでいる。
「テメェ…」
ググ……
振り払うつもりでいたがビクともしない…
ギリリ…
「っ…」
それどころか…万力で絞められているような圧力に小さく嗚咽が漏れる…
『さっきまでの威勢はどうした?』
ピシッ…
半笑い気味に挑発するドレッド頭の黒人。
その一言が火種となった。
「だぁっ!」
ビュバッ!
掴まれ動かない腕に力を込め身体を引寄せ、その反動を利用しつつ。
鎌を斜め下に振り下ろしたと錯覚する様な脚撃が炸裂した。
『あら…』
ヒラ…
金髪触角娘は巻き込まれ無いようにヒラリとターンを描き黒人の後ろに周り込み。
『ぬ!?』
ガッ!!
黒人は掴んでいた右手を離し、顔の横で曲げ蹴りを受け止めた。
「デカブツが…喰らえ!」
千夜は足先を受けられた手に引っ掛けると同時に左足で地面を蹴り上げ…
ドゴッッ!メシシッ!
右脚の膝を黒人の顔面に打ち込んだ!
『がっ…?!』
「閻魔の槌(えんまのつち)!」
【閻魔の槌】
上段蹴りを放ち、足先を首に引っ掛けると同時に飛び右膝を曲げて顔面を潰す。
千夜の脚技。
「うわ…痛そうだぞっと…」
横で見ていた戌塚は身長差はあれど飛び膝蹴りを顔面直撃…
倒れない訳は無いと思っていた。
『っのぉ、日本人がっ…』
「「!?」」
黒人はのけ反りはしたものの踏みとどまり、倒れずに体勢を戻し。
右手で顔を押さえながら、左腕を振り上げたが…
『お待ちなさい!』
ビタッ…
後ろに隠れていた、金髪触角娘が叫ぶと黒人は動きを止める。
「…ふむ、なかなかヤりますわネ…イイですわ。」
「…何だ?」
「私の名前はデイジー・クロケッティ。ソシテこっちはボディーガードのロイ=ガルシア。ローガンとイイマスわ。」
ディジーは自分と黒人のローガンの自己紹介をする。
「……今さら何んのつもりだ?あ?」
「貴方ハ先ほど、「悠#」を狙っていルノか?とお聞きになりましたわね?」
「悠#を知ってるのかだぞと?」
「知っていると言うのには少しゴヘイがアリますが…私たちもその悠#様に会いたいんデスの…」
デイジーは自分に酔っているような、少し芝居かかったようなしゃべり方をする。
「何が言いたい?」
「互いの利害は一致していマスの一緒に探しませんこと?」
「あぁ?」
「さっきからソコに浮いてる雑魚が目に余りマスノ、私たちが悠#様を探してあげますわ。」
うんうん、何て完璧な提案だろうとデイジーは自画自賛して頷いている。
「…阿呆か?」
「なっ?!」
「俺よりバカっぽいぞと…」
「ななっ!!?」
『お嬢…正直、俺もフォローできねぇよ』
「ロロ、ローガンまで!!」
多分ローガンも馬鹿にしたらしくデイジーは顔を真っ赤にしてギャーギャーと怒鳴り付け始める。
「…(千夜どうするんだぞと…)」
「…(この三人妙だが悠#のことを探している…無視しとく訳にはいかねぇ…それにあの黒人…)」
「…(3人?……2人しかいないぞと?)」
「あぁ?」
戌塚に言われてよく見てみると…
まだ怒鳴り続けているデイジー。
ふだんから良くあることなのか適当に聞き流してるローガン…
「おい!!あのチビは何処だ!」
「…ガミガミガミ!!…あら?そういえば…」
デイジーも言われてから気がついたらしくあたりをキョロキョロと見まわす。
『あぁ…さっき騒いでる間に浮いてる奴を1人連れて奥に行ったぜ…』
ローガンは右ほほをあげて笑い。
千夜を挑発するように見る。
「なっ…テメッ!!」
↑千夜は英語をある程度理解
「なんて言ってるんだぞっと?」
↑戌塚はまったく理解していない
『ローガン!!何で早く言いませんの!!』
『…お嬢気づいてなかったのか?』
ローガンは呆れた顔でデイジーを見る…
「!!も、もちろん気がついてマシタわよ!!」
「嘘つけ…」
「絶対嘘だぞっと…」
「うるさい!うるさい!うるさーーーい!デスわ!!…私も後を追いますからローガンはソコのうるさいのを片づけてあきなサイ!!」
デイジーは一頻り叫び終わると金色の軌道を描くようなスピードで千夜と戌塚の間を走り抜けていく。
「「!?」」
そのスピードに千夜も戌塚も反応できなかった。
『(お嬢が一番うるせえよ…)了解しました。さぁて…蹴りの礼をするか…』
パキッ…ポキッ…
ローガンは手の骨を鳴らしつつゆっくりと近づいていく。
「っち…さっさと、おわ…あん?」
千夜も戦闘態勢に入ろうとしたが戌塚がそれを遮り…
「ここは俺の番だぞと。千夜はあの女を追うんだぞと。」
「戌塚…格好つけてんじゃねぇぞ…っと言いたいがテメぇにくれてやる。」
どっ…!!
「痛!!」
千夜は戌塚のけつを軽く(?)蹴り走っていく。
『な!?こら!!どこに行く!』
「何いってんのか、わらねぇがお前の相手はおれだそっと!!!」
………